谷川岳山頂 7:13
太陽を背にして、前橋の方が後から登って来たので写真を撮ってもらう。
巌剛新道経由で谷川岳に始めて登ったたそうだ。
既にオキノ耳に到達している人や、降る人もいる。
早出の人がけっこう多いのでびっくりしました。
天気は曇っているが、有る程度の眺望が楽しめました。
ガスの多い谷川岳でこの季節では、良いと思わなければね。
気温は下がっていないが、心地よい風が吹いて汗がたちまち引いてしまった。
ラクダの背 5:50
鎖場を登り上げると見晴らしの良いラクダの背に出る。
先行者が2人岩場を登っていた。
早いなー、暗いうちに登り始めたのであろう。
気温は、21.3度ザックを下ろして一休み、おにぎりを頬張り、冷たいコーラをごくりと飲む。
水が1本、凍った水ペットが4本、コーラが2本、ポカリスエット1本、缶コーヒー1本で、水分4.2リットルと十分用意した。
巌剛新道分岐 6:02
ラクダの背を降ると、直ぐに巌剛新道分岐だ。
以前は、西黒沢からガレ沢を登りここに至るコースもあったようで、西黒尾根ガレ沢の頭と書いてある。
ザンゲ岩 6:52
ザンゲ岩手前には、ミヤマキンポウゲの黄色い花が沢山咲いている。
ここを過ぎると傾斜は緩やかになり、頂上はもう直ぐだ。
上からリーダーらしき女性を先頭に、学生さん達が降りてきました。
馬蹄形縦走からの帰りだそうで、「3日掛かった」と言っていたので、「根性無いなこちらは一日で馬蹄形縦走する」と言ったらびっくりしていました。
お陰で諦めていた心に火がつき、本当に縦走しちゃいました。
谷川岳は、いろいろな方と出会えるのが楽しみで、元気の元となる。
西黒尾根登山口 4:00
予定では、あと30分早く登り出すつもりだったのですけど、少しだけ明るい気配が漂ってヘッドランプがいらない今頃の方が写真が撮れて良かったのです。
今日は馬蹄形縦走を目指して、ファイトファイト!
急坂を登りだし、湧き水で喉を潤す。
谷川岳へ
肩ノ広場には、まだ雪田が残って、雪を見ると上りたくなる私は恐る恐る登ってみた。
踏み跡が付いているので、アイゼンは必要なくたちまち地面が現れた。
肩ノ広場の高い道標を、左に見て小屋には寄らず真っ直ぐ頂上を目指す。
谷川岳へ
ザンゲ岩までは、急な岩場が続くが、気を付けて周りを見ながら登ると、ホソバヒナウスユキソウ・ヨツバシオガマ・イブキジャコウソウ・ハクサンコザクラ等の高山植物が生えている場所である。
黄色いペンキを辿って登れば、危険な事はない。
続いてつるつるの岩が連続している氷河の跡を登ることになる。
こちらは、岩が磨かれていて注意が必要である。
濡れている時は、大変だが今日は乾いているので、磨り減った登山靴でなければ大丈夫だ。
なぜ鎖が付いていないのかいつも疑問に思うのだが、雪にやられてしまうのだろう。
谷川岳登山指導センター 3:55
道路標識は暗くても良く映ります。
谷川岳登山指導センター前に学生さん達が集まっていました。
早い時間なので馬蹄形の仲間かなと思って聞いてみたら、西黒尾根を登るほど体力が無いので田尻尾根へ行くとの事で引き返していました。
根性ありませんね。
土合駐車場 3:40
白毛門山登山口の駐車場には、沢山車が止まっているが、暗くて写真で判りません。
この時期に馬蹄形縦走者が集中するので、車の皆さんは今頃清水峠辺りでしょうか。
私もヘッドランプを付け、谷川ロープウェイ方向に歩き出す。
準備運動にもなるので、上に駐車しなくて正解かもね。
西黒尾根登山道
樹林帯を抜け尾根に出ると天神平が、目の前に見える。
ロープウェイを恨めしそうに見ていると、手前にナナカマドとタニウツギの花が満開で咲いていた。
ゴゼンタチバナやハナニガナ等のよくある花もあります。
最初の鎖場を登りラクダの背を目指す。
西黒尾根登山道
イワシモツケの向こうには、シンセン岩峰群が見える。
太陽は高度を上げ、逆光で白毛門山-朝日岳が黒く写る。
鉄塔 4:13
辺りが明るくなりだすと鉄塔に着いた。
ブナのうっそうとした樹林帯は、蒸して暑苦しい。
まだ時間が早いのに、19度と気温も高く歩き始めたばかりなのに汗びっしょり。
この調子で馬蹄形が出来るのかと心配になってきた。
今日は、水の沢山入ったザックを背負っているのでいっそうにきつく感じてくる。
車道歩き
山行図
馬蹄形 1
前回は、平成19年8月24日に左回りで朝日の当たる谷川岳が見たくて白毛門から登った。
真夏で、がむしゃらに馬蹄形縦走をして暑くてだいぶ水を飲んだ事を覚えている。
今回は逆に右回りで谷川岳から登りました。
この時期は日が長く、2日間で蓬ヒュッテか清水峠の白崩避難小屋に泊まり縦走するのが人気のようです。
このため梅雨の晴れ間の土日は、登山者が特に集中するようです。
夕方の清水峠は大混雑、白崩避難小屋は団体さんで満員、周りには沢山のテントの花が咲くそうです。
一日で馬蹄形縦走するには、気力・体力・時期・天候の4つが上手く揃わなければ無利です。
朝4時から夕方7時までの明るいうちが勝負になり、一番暑い時間帯が標高の低い清水峠と重なり、体力の消耗が激しいので水分をたっぷり用意することが重要です。
水場は、朝日岳北側の宝川温泉方向に少し行った場所が近くて利用できます。他の場所が時間が掛かるので日帰り縦走には向きません。
今回は意外と涼しかったので成功しましたが、体調が悪くなった時のためエスケープルートも考えて行動しました。
単独で縦走しましたが、私の予定を聞き、まきまきさんが後ろから天神尾根-茂倉新道コースを追いかけてくれたり、友人のSさんが昼過ぎから白毛門をピストンしてくれました。
近くの知人と携帯で連絡を取りながらなので、1人でも心強かった事をお礼申し上げます。
馬蹄形 1