一ノ倉岳へ
ノゾキを過ぎると一ノ倉岳への急登が始まる。
低木帯の林をひたすら登り上げると、林が無くなり見晴らしの良い場所に出る。
谷川岳が左の群馬側と右の新潟側が、相反するように、急峻となだらかである。
ここは、私の好きな場所だが、足元を見るとぞっとしそうで真下を見られません。
やがて少し緩やかな坂を登れば、たちまち一ノ倉岳である。
ノゾキ 8:17
ノゾキの柱は、だいぶ傾いていました。
恐る恐る一ノ倉沢を見下ろすと、雪渓がたっぷり残っています。
まだ時間が早いので、岩登りの人は見えない。
湯檜曽川対岸の笠ヶ岳-白毛門山が見え、馬蹄形縦走に掻き立てられます。
万太郎谷の向こうに、万太郎山、奥には仙ノ倉山が少し霞んで見えました。こちらも先週登ったばかりなので、親しみが湧きますね。
奥の院 7:53
オキノ耳から次に目指すは、奥の院だ。
まだまだ花は続き、ハクサンコザクラ・ハクサンチドリ・チングルマ・ミヤマダイコンソウ・ヨツバシオガマ・ナエバキスミレ・ムシトリスミレ・ベニサラサドウダン・ホソバヒナウスユキソウ・コケモモ等々数々の種類が足元に見て取れ、撮影には事欠かない。
この辺で、前橋から来た方は引き返しました。
茂倉岳山頂 9:08
茂倉岳山頂は、誰もいなかったが左周りの馬蹄形縦走者が登って来ました。
しばらく話をして様子を聞くと、団体さんが右回りで行ったそうです。
自分も縦走に駆り立てられるが、ペースの遅い分焦りも大きいので不安ばかり大きくなります。
武能岳を見ると、3人立っているのが判りました。
そしてその先の七ッ小屋山は、とても遠く感じられました。
一ノ倉岳・谷川岳を振り返る
振り返ると歩いてきた残雪の先に、一ノ倉岳、右側にオキノ耳・トマの耳が並んでいる。
この間は、花が沢山咲いていて、足が止まってばかりでなかなか進まなかった。
一ノ倉岳−茂倉岳間は、非常に近く20分のコースタイムを30分近く掛かってしまった。
さあ目指す茂倉岳は直ぐそこだ。道脇のミヤマキンポウゲは満開である。
雪解けに咲く花
雪解け直後に、ショウジョウバカマ・ハクサンコザクラガ咲くようだ。
その後イワイチョウ・ハクサンチドリも咲き出す。
オキノ耳へ
トマノ耳-オキノ耳間は花が多い、シラネアオイ・コバイケイソウ・ハクサンイチゲ・ハクサンコザクラ・チングルマ・ミヤマダイコンソウ・ホソバヒナウスユキソウ・ツガザクラ、タカネバラ等々。
馬蹄形 2
一ノ倉岳山頂 8:39
小さな避難小屋の建つ一ノ倉岳山頂は、笹原の続く広い大地状である。
あおちゅうさんと6月 7日に中芝新道から登った時は、ガスで真っ白けだったけな。
(中芝新道は、上級者向きです。間違って降りないように!)
周り一面笹原で見晴らしが悪く、パノラマ写真は頂上の西端で撮りました。
茂倉岳
茂倉岳
オキノ耳山頂 7:41
オキノ耳手前に、高山植物の写真を撮っているカメラマンが2人いただけで頂上にはだれも居ない。
私も登山道脇からトマノ耳を写し、なるほどきれいな場所である。
曇りだが、有る程度見えるのでパノラマ写真を撮る。
花が沢山咲いているおかげで、ペースが速まらない、これで馬蹄形が出来るのだろうか。
馬蹄形 2