岩場を右に巻く
朝日に輝くハクサンイチゲ
シャクナゲと稜線
V字の窪んだ岩場
晴れ間の中にザンゲ岩
岩場

 鞍部を越えると急な岩場を登る。
この辺りの岩には、ホソバヒナウスユキソウとハクサンコザクラが岩の割れ目に根を下ろし、疲れた登山者の心を和ませる。
クモマイカリソウも一株、いつもの場所に咲いていました。
可憐に濡れた花は、いっそう可愛く見えてくる。
光線が無いので、写すのが難しいが沢山シャッターを切ってしまった。
氷河の跡
ザンゲ岩を見下ろす
氷河の跡とザンゲ岩

 滑りやすい氷河の跡を登るとザンゲ岩が見えてきた。
此処を越えれば、傾斜は緩く歩き易くなる。
 笹原から天神平方向は、ガスの中、西に目をやるとオジカ沢ノ頭や万太郎は、雲が切れてきた。
少し登ると雪原が待っていた。
アイゼンを持って来ていないので、慎重に登って行く。
笹原と谷川稜線
山頂へ
谷川岳トマノ耳
谷川岳トマノ耳   6:51

 誰もいない山頂に到着。
後から軽装の方がやって来て、仕事だから直ぐ帰ると言っていた。
散歩感覚で西黒尾根を登るとは、凄いもんだ。
群馬側はガスが湧き、新潟側は晴れている。ずいぶん違う物だな。
トマノ耳からオキノ耳
ミネザクラと谷川山系稜線
青空の谷川稜線
谷川山系主稜線縦走 1  H22 06-12(土)

稜線縦走 2へ

稜線縦走 3へ

オジカ沢ノ頭より俎ーと万太郎山
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
土合橋駐車場-28分-西黒尾根登山口-1時間53分-ラクダの背軽食
休憩12分-1時間19分-谷川岳トマノ耳休憩6分-1時間-
オジカ沢ノ頭軽食休憩10分-40分-大障子避難小屋-23分-大障子ノ頭休憩10分-47分-万太郎山休憩12分-37分-毛渡乗越-1時間-
エビス大黒ノ頭
軽食休憩12分-1時間-仙ノ倉山軽食休憩11分-44分-平標山-1時間42分-渡渉点-49分-つり橋-1時間3分-
土樽駅電車待ち53分18:12=電車10分=18:22)土合駅-11分-土合駐車場
全歩行工程(土合登山口-土樽駅) 14時間21分
(休憩1時間13分含む)
オジカ沢ノ頭
オジカ沢ノ頭へ

 尖った岩場が頂上では無く、左に巻き鎖場を登った向こうが頂上です。
頂上手前は、ハクサンイチゲ咲く草原の向こうに雪原が残り、俎ーがガスに霞む幻想的な景色でした。
岩場のハクサンイチゲ
谷川岳肩ノ小屋   7:02

 肩ノ小屋から谷川稜線縦走が始まる。
前を見据えると、オジカ沢ノ頭から万太郎・仙ノ倉へと続く縦走路が、霞んで見える。
今日の予定は、平標新道を下る大変ハードなコースを予定している。
体調や天気状態により、吾策新道や松手コースも頭に入れておこう。
谷川岳よりオジカ沢ノ頭へ
縦走開始

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稜線縦走 4へ

稜線縦走 花へ

西黒尾根登山口
西黒尾根登山口   3:26

 指導センターでは、待ち合わせをしていて4時から登ると言う人たちがいました。
私も登山届けを出し歩き出す。
 真っ暗な登山口を登る事になる。
水分は、3.5リットル以上背負っていても、暑くなりそうなので、登山口上の水場で飲めるだけの水を喉に流し込んだ。

花咲く岩場
ホソバヒナウスユキソウとハクサンコザクラ
ラクダのコルより谷川岳へ
谷川岳 トマノ耳標高1,963.2m
(単独行)
天気:晴れ

山頂気温:13.9℃
万太郎山 標高 1,954.1m
(単独行)
天気:晴れ

山頂気温:22.0℃
仙ノ倉山 標高2,026.2m
(単独行)
天気:曇り

山頂気温:23.0℃
平標山  標高1,983.7m
(単独行)
天気:曇り

山頂気温:18.3℃
オジカ沢ノ頭  7:56

 頂上は、東方向以外見晴は良く、足元にまでハクサンイチゲが咲いていました。
ザックを下ろし小休止、おにぎりをパクつきタップリ水を飲む。
西を見ると、タップリ雪の残る赤谷本谷を挟み、左に俎ー山塊、右にこれから歩く稜線の先に大きな万太郎山が見える。
ラクダのコルより谷川岳へ H22 6月12日

土合橋駐車場   2:58

 駐車場には、良く判らないが数台の車がいる。
気温は、朝から18.8℃もありムシムシしている。
土合駅を通過する列車の音を聞きながら進むと慰霊碑付近に熊出没注意の立札が目立つ。怖いなー!!


慰霊碑横
雪原と谷川稜線
鎖場

 林を抜け西黒尾根稜線に出た。
2箇所の鎖場は、蒸した空気に包まれている。
咲き始めたばかりのホソバヒナウスユキソウとハクサンコザクラが目に付いた。
谷の方では、鶯の谷渡りが聞こえている。
ラクダの背
ラクダの背   5:19

 辺り一面ガスに煙る。
蒸し暑い中を登って来たので、休まずにはいられない。
食料は、歩きながらでも食べられるようにと、自家製でナッツの入ったパン1斤とコンビニのおにぎり4個を持ってきた。
朝食に、缶コーラとおにぎり1個を頂く。
巌剛新道合流
最初の鎖場
鎖場
岩だらけの登山道
残雪
西黒尾根登山道

 4:10を過ぎると、辺りが明るくなりヘッドランプを消しても大丈夫だ。
ごろごろした岩ばかりの登山道を一歩づつ進む。
雪が残る林はまだ芽吹いたばかりだ。
指導センター
オジカ沢ノ頭へ
オジカ沢ノ頭手前のピーク
鎖場
中ゴー尾根分岐  7:24

 ハクサンイチゲ咲く鞍部の岩場を右に巻き、左に下ると急坂の中ゴー尾根コースです。
これからヤマヒルも出ますし初心者は、行かない方が良いでしょう。
 振り返ると谷川稜線を堺に、群馬側がガスに埋まっています。
こんな光景を自宅から見ると谷川岳は、雲の中なので山行きは諦めているでしょうね。
梅雨時期特有の天気なので、新潟は晴れています。
花も奇麗だし、つくづく縦走を決行して良かったと感じました。
谷川岳を振り返る
中ゴー尾根分岐
山行図

稜線縦走 花へ

稜線縦走 4へ

稜線縦走 3へ

稜線縦走 2へ

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谷川岳の地図


オジカ沢ノ頭へ

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 久しぶりに土日と休みが取れた、もう直ぐ梅雨入りなので一日しっかり歩く事が出来て花がきれいな場所を選びたい。
谷川山系の縦走コースは、過去に東西から2回歩いている。どちらも西黒尾根を通過していないので、本当の縦走とは言えないだろう。
 今回は、松手山を降りず交通の便が良い平標新道を下り土樽駅に下りる長丁場を選びました。
しかし、このコースは松手ルートより3時間弱余計に掛かり、また渡渉点も有り、まだ歩いた事もないので気がかりではある。
コースタイムは、過去の経験から自分なりに15時間と読み、3:00から歩けば18:00に土樽駅に着ける。
先週は、白毛門-蓬峠-土樽を歩き、残雪の程度も確認済み、他に見も稜線2回馬蹄形縦走2回などの経験も持ち合わせているので思い付きだけでは決して歩く事が出来ません。
 飲食物は、水分3.5リットル、オニギリ4個、ナッツの入った自家製パンパン1斤、カレーパン1個
(上越国境の山は、天気が急変するので、無理な計画は禁物です。)
表示板
鉄塔   3:41

 ガスか小雨か判らないほど、湿った空気が漂う。
夜の闇を汗びっしょりになりながら急坂を登る。
一番辛い山歩きである。
このままずっとこんな天気だろうか?
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