霧氷と谷川岳
鎖のある岩場

松ノ木沢ノ頭  8:07

 松ノ木沢ノ頭手前の岩場は雪が無くアイゼンで登るには大変です。
松ノ木沢ノ頭から一ノ倉沢を眺めるのが大好きだ。
此処からシャクナゲと谷川岳の写真が撮りたいな。

白毛門山歩き 1  H.24 05-13(日)

白毛門山 標高1,720m  
(赤城さん同行)
天気:快晴
山頂気温:15.3℃

山歩き行程 (写真を撮りながらなので参考です)
東黒沢登山口-1時間9分-ヒノキのウロ休憩13分-59分-松ノ木沢ノ頭休憩21分-1時間24分-山頂
昼食休憩49分
-
54分-
松ノ木沢の頭休憩19分-1時間2分-ヒノキのウロ-52分-東黒沢登山口  全工程 6時間41分(休憩1時間22分含む)
白毛門山頂
光輝く霧氷
鎖も凍る
無心に撮影する赤城さん

霧氷の競演

 稜線に登り上げると、信じられないような氷の造形が待っていました。
普通の霧氷は、木の枝に凍り付いた雨粒が白く輝きますが、この霧氷は、バケツで水を撒いたように太く、まるでアイスキャンディーのようでした。
 昨日はどんな状況だったか想像も付きません。
もっと早くから登れば良かったかもしれませんが、安全のため時間を遅らせました。
風が吹くとガラガラと崩れて行く。
この光景を二人だけでしっかり見られ撮影できた事は、後々までの語り草になる事でしょう。

霧氷と谷川岳

白毛門山への急坂

 白毛門下の急斜面をどう登るか。
トレースは、新雪で定かではなくなってしまったぞ。
夏道の岩場は、凍り付いて危なそうだ。
右へトラバースして、ピッケルの効く草付きや笹薮へ入り込んで行こう。
赤城さんは、離れて付いてきてくれるので大丈夫だ。
最後の難所は、ピッケルでステップを切りながら雪庇の残骸を越える。
稜線に出たらもう安心。腐った雪ならなんて事はないのだが・・・

松ノ木沢ノ頭へ

 ヒノキノウロから少し登ると雪庇の残骸が現れた。
残雪で夏道が隠れた所でアイゼンを装着。
ブナの潅木が疎らになると雪面は、だいぶ急になって来た。
昨日冷えていたせいだろう。新雪が薄っすら積もった下は、固く凍り付いている。
ピッケル、アイゼンを効かしてゆっくり登って行く。
左に谷川岳が見えて素晴らしい景色である。

 昨日上越は、大荒れでとても寒かったので朝まで谷川岳に雲が掛かっていた。
ずっと前から赤城さんと白毛門に登る予定が、此処まで伸びてしまいました。
天気予報は、曇りだが晴れると予想して5時過ぎに家を出た。
 渋峠は、雪で通行止めだったので何しろ雪が心配です。
アイゼン、ピッケルを用意し、服装はもちろん冬支度。
朝早いのでトレースは期待できない。頂上が無理なら松ノ木沢ノ頭で引き返す積もりで行きました。

白毛門山   9:52

 天気の良い日は、何と言っても白毛門と自分の山のように言い聞かせる。
少し寒いが、ザックを下ろし辺りの写真を撮りまくる。
後続者は、まだずっと下の方にいる。
こうしている間に霧氷は、落ちて行く。
何度来ても同じ光景は、二度と無い。時間よとまれ!

登山口よりヒノキノウロへ H.24  5月13日
土合登山口

東黒沢登山口   5:50

 駐車場の山桜は、散り始めた所だ。
これから登る人達がいたが、冬山のつもりではないようだ。
 東黒沢の橋を渡るとブナの新緑が、目に眩しい。

笠ヶ岳と霧氷
東黒沢に掛かる橋
頂上手前の雪庇
ピッケルと鎖
氷の塊

霧氷の競演

 日に照らされた氷が、ガラス細工のようにキラキラ輝く。
これほどまでに美しい霧氷と言うか樹氷を見たのは、お互い初めてだ。
二人して童心に帰り、がりっと氷に噛り付いてみると、硬くて美味い。
 山頂手前の岩場に吊るされた鎖もしっかり凍り付いていた。
少し危険だが右を巻いて上に行くと、大きな雪庇が待ち構えていた。

 雪庇越しのパノラマ写真は、上州の山々をダイナミックに映し出す。
今日は、空気が澄んでいて富士山を始め周りの山が、全て見て取れる。
八ヶ岳に北アルプスも見える。浅間山の雪は、だいぶ消えてきた。
さあこの上の頂上には、どんな景色が待っているか、赤城さんの顔からは、満面の笑みがこぼれている。自分も嬉しくて仕方がない。
単独で登ったのと違い、この喜びを分かち合える大きな幸せ!!

霧氷と谷川岳
草付の急斜面
四つんばいで登る(赤城さん提供)
雪庇を越える(赤城さん提供)
松ノ木沢の頭より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。
ヒノキノウロより松ノ木沢ノ頭へ
薄っすら雪の付いた谷川岳
雪庇の残骸を登って行く

ヒノキノウロ
ウロのツララ

ヒノキノウロ  6:59

 シャクナゲやイワウチワは、昨日の風にやられて無残な姿に。
でも薄っすら雪の付いた谷川岳を眺めながら登るのは、気分が良い。
 ヒノキノウロでは、中にツララが下がっていました。


雪解けで増水した東黒沢では、ハナゲノ滝が大きな音を立てて流れ落ちていた。

白毛門山の地図

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咲き始めたシャクナゲ
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山域別記録
日付順山行記録
白毛門山 2
松ノ木沢ノ頭より白毛門山頂へ
新緑のブナ林
ハナゲノ滝
白毛門山 2

白毛門山頂
トレース
レリーフのある岩
白毛門山へ

 一人のトレースが雪庇の上に続いている。昨日は大荒れだったので何時のものだろうか?
レリーフのある岩は、普段右を進むが冬場は、左の藪へ入り込む。

霧氷
透明な霧氷
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