雪壁を登りきり一息
白毛門 -笠ヶ岳山歩き-1  H22 05-03
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白毛門-笠ヶ岳山歩き 2

白毛門登山道

 入口のブナの林の急坂は、落葉が積もり滑りやすいのだが、ステップが掘って有り登りやすくなっていました。
朝なのでイワウチワの花は、大きく開いていなくても沢山の花が、顔を覗かせ咲き始めました。
 二又の2人は若いねと石に書いてる木は邪魔になるのか、以前片方切られてしまった。
こんな落書きは、微笑ましいのだがね。

笠ヶ岳山腹から谷川岳

白毛門山 標高1,720m  
(単独行)
天気:晴れ

山頂気温:15.3℃   22.0℃

笠ヶ岳山頂から谷川岳

白毛門山頂

 さすがにゴールデンウイークである。
こんなに雪があっても後から登って来る人が続々だ。
団体さんもやってきた。馬蹄形縦走をすると言うのだが、お年の方もいるようなので大丈夫だろうか?

 山頂気温は、15.3℃この時期では暖かい方だ。
私は少し休んで景色を眺め、食べ物を口にする。
天気はこれから良くなるようで、谷川岳山頂や一ノ倉岳も良く見え、山が誘っているようだ。
この時期登ってみたいなー。

松ノ木沢の頭  7:42

 単独の女性と松ノ木沢の頭に到着。
やはり白毛門山に登るには、危険が伴いそうである。這うように登って行く登山者を見たら彼女も諦めがついたようだ。
写真を撮ってもらい、別れ私は雪山に取り付く事にした。

一ノ倉沢
雪庇の名残
雪面の急登
谷川岳を横目に
雪の斜面と谷川岳
松ノ木沢ノ頭より白毛門山
松ノ木沢ノ頭
笠ヶ岳 標高1,852.1m
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:13.7℃

笠ヶ岳山頂  9:56

 笠ヶ岳山頂からは、谷川山系が良く見える。
湯檜曽川を見下ろし、一ノ倉沢、幽ノ沢、芝倉沢を順に見ていく。
苗場山には、雪がタップリ残っている。
白毛門で誘った人も先に着いて、来て良かったと喜んでいた。
今日は、SLが走りこれから水上駅に戻るので先には行けない。

白毛門山頂  8:40

 山頂は、雪原になっていました。
1人休憩中で30分ここに居ると言う。
笠ヶ岳まで誘うと、行ってみようと言って先に歩き出していった。
私は少し休んで景色を眺め、食べ物を口にする。

白毛門山への急登

 本日一番の急斜面を直登する。
ピッケルを突き刺し、足場の安定を保ちながら少しずつ登る。

急斜面
松ノ木沢ノ頭より白毛門山へ

白毛門登山道

 いったい何度この道を登ったのだろう。谷川岳の次に多いかもしれない。
谷川岳の荒々しさが私を引き付けるのだろうか。
Sさんは、谷川岳が自分の山だと言う。私は白毛門の虜になってしまったようである。
土合橋の登山口から一気に登り上げる急登、一息入れる間もまもなく松ノ木沢の頭まで樹林帯を真北に進む。
こんな険しい所が、なぜ好きになったのだろう。

 東を向くと雪解けに水量を増した滝が見える。
西側の木の間から谷川岳が時折覗く。
マチガ沢には、スキーの跡が残っていた。雪崩の心配は無いのだろうか。

ハナゲノ滝?
朝日の当たる谷川岳
日の出
2人は若いね
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
土合登山口-1時間6分-ヒノキのウロ-55分-松ノ木沢の頭休憩17分-41分-白毛門山頂
食事休憩33分-53分-
笠ヶ岳山頂休憩24分-34分-白毛門山頂休憩27分
-36分-松ノ木沢の頭-34分-ヒノキのウロ-48分-土合登山口
全歩行工程 7時間38分
(休憩含1時間41分含む)
松ノ木沢の頭より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。

笠ヶ岳山頂へ

 雪の急斜面を休み休み登って行く。
上の方は笹原が、むき出しになり山頂が近い事を窺がえる。
 アイゼンが要らなくなってしまっても外すのが面倒であり、歩き難いがこのまま登る。

笠ヶ岳へ

 白毛門から先は雪原が続く。
昨年は、ブッシュの中に足を落とす事も度々有ったが、今年は雪が多いので歩きやすい。
 先を眺めると小ピークを右に巻けそうなので最短距離をとることが出来そうだ。
踏み込むことを心配しなくても良いので雪原歩きは楽しい。
ずっと谷川岳を左に見ながら歩く事が出来、今回の山歩きで最も気分が良い。
白毛門に比べこちらは、足跡が少ないな。

オキノ耳
一ノ倉岳
白毛門山より笠ヶ岳へ

ウツボギ沢の雪原

白毛門山へ

 難所を登り切りほっと一息、緩い雪質で踏跡が沢山あっても滑り落ちれば怪我をしてしまう。
ピッケルを突き刺し、足場の安定を保ちながら少しずつ登る。
谷川岳を眺めると、あちらも登りたくなってきてしまう。
明日は、景鶴山に行く予定なので連休最終日の5日に登りたい。
 この先は、雪庇と少々の岩場を歩けば、白毛門頂上だ。

稜線の雪庇
雪壁に取り付く登山者

ヒノキのウロ  6:47

 この辺りから雪が見えて来た。
女性が単独で登っている。
初めてとの事なので、松ノ木沢の頭までにした方が良いとアドバイスをする。
いくら湿った雪でも樹林帯を越えると滑落の危険が伴うのだ。
装備は、6本爪アイゼンだけだったので、ステッキを貸し先導して行くと団体さんも登っている。
なんと馬蹄形縦走するとか、年かさも行っていそうなので、うーん無謀な感じだが。

白毛門大滝
雪を発見

 昨年は、4月19日に残雪の白毛門に登る事が出来たが、今年は4月17日に大雪が降った他、寒い日が多く登るのが遅れてしまった。
ゴールデンウイークで2日から5日まで仕事が休みになり、農作業も季節が遅れているので合間が出来た。
毎年残雪の谷川岳を見たいので、白毛門に来てしまう。
登山口のイワウチワは、咲き出しただろうか?
雪の状態はどうだろうか、ピッケルも用意したので多少は大丈夫だが。

笠ヶ岳より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。

白毛門-笠ヶ岳山歩き 2

白毛門山の地図


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雪原と谷川岳
トマノ耳
急登途中で谷川岳を望む
トマノ耳

日の出

 朝日が差して来た。
青空が広がらないため、オレンジに輝く谷川岳は目に出来なかった。
まだ尾根に雪庇が残り春は遠いようだ。
 足元のイワウチワも薄ピンクの可憐な花が散らばせている。
マンサクも朝日に煌き奇麗だ。

オキノ耳
笠ヶ岳への雪斜面
山頂近くの笹原
イワウチワ
イワウチワ
クロビの根

土合 東黒沢登山口   5:41

 
暖かい日が続いたので駐車場や登山口には、雪が有りません。
連休で馬蹄形縦走に挑戦している人達もいるだろうな。
快晴の天気とは言わないが、晴れてはいるので良しとしよう。

入口のブナ林
土合橋より松ノ木沢ノ頭へ H22 5月 3日

谷川岳
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