白毛門登山道
入口のブナの林の急坂は、落葉が積もり滑りやすいのだが、ステップが掘って有り登りやすくなっていました。
朝なのでイワウチワの花は、大きく開いていなくても沢山の花が、顔を覗かせ咲き始めました。
二又の2人は若いねと石に書いてる木は邪魔になるのか、以前片方切られてしまった。
こんな落書きは、微笑ましいのだがね。
白毛門山 標高1,720m
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:15.3℃ 22.0℃
白毛門山頂
さすがにゴールデンウイークである。
こんなに雪があっても後から登って来る人が続々だ。
団体さんもやってきた。馬蹄形縦走をすると言うのだが、お年の方もいるようなので大丈夫だろうか?
。
山頂気温は、15.3℃この時期では暖かい方だ。
私は少し休んで景色を眺め、食べ物を口にする。
天気はこれから良くなるようで、谷川岳山頂や一ノ倉岳も良く見え、山が誘っているようだ。
この時期登ってみたいなー。
松ノ木沢の頭 7:42
単独の女性と松ノ木沢の頭に到着。
やはり白毛門山に登るには、危険が伴いそうである。這うように登って行く登山者を見たら彼女も諦めがついたようだ。
写真を撮ってもらい、別れ私は雪山に取り付く事にした。
笠ヶ岳山頂 9:56
笠ヶ岳山頂からは、谷川山系が良く見える。
湯檜曽川を見下ろし、一ノ倉沢、幽ノ沢、芝倉沢を順に見ていく。
苗場山には、雪がタップリ残っている。
白毛門で誘った人も先に着いて、来て良かったと喜んでいた。
今日は、SLが走りこれから水上駅に戻るので先には行けない。
白毛門山頂 8:40
山頂は、雪原になっていました。
1人休憩中で30分ここに居ると言う。
笠ヶ岳まで誘うと、行ってみようと言って先に歩き出していった。
私は少し休んで景色を眺め、食べ物を口にする。
白毛門山への急登
本日一番の急斜面を直登する。
ピッケルを突き刺し、足場の安定を保ちながら少しずつ登る。
白毛門登山道
いったい何度この道を登ったのだろう。谷川岳の次に多いかもしれない。
谷川岳の荒々しさが私を引き付けるのだろうか。
Sさんは、谷川岳が自分の山だと言う。私は白毛門の虜になってしまったようである。
土合橋の登山口から一気に登り上げる急登、一息入れる間もまもなく松ノ木沢の頭まで樹林帯を真北に進む。
こんな険しい所が、なぜ好きになったのだろう。
東を向くと雪解けに水量を増した滝が見える。
西側の木の間から谷川岳が時折覗く。
マチガ沢には、スキーの跡が残っていた。雪崩の心配は無いのだろうか。
笠ヶ岳山頂へ
雪の急斜面を休み休み登って行く。
上の方は笹原が、むき出しになり山頂が近い事を窺がえる。
アイゼンが要らなくなってしまっても外すのが面倒であり、歩き難いがこのまま登る。
笠ヶ岳へ
白毛門から先は雪原が続く。
昨年は、ブッシュの中に足を落とす事も度々有ったが、今年は雪が多いので歩きやすい。
先を眺めると小ピークを右に巻けそうなので最短距離をとることが出来そうだ。
踏み込むことを心配しなくても良いので雪原歩きは楽しい。
ずっと谷川岳を左に見ながら歩く事が出来、今回の山歩きで最も気分が良い。
白毛門に比べこちらは、足跡が少ないな。
白毛門山へ
難所を登り切りほっと一息、緩い雪質で踏跡が沢山あっても滑り落ちれば怪我をしてしまう。
ピッケルを突き刺し、足場の安定を保ちながら少しずつ登る。
谷川岳を眺めると、あちらも登りたくなってきてしまう。
明日は、景鶴山に行く予定なので連休最終日の5日に登りたい。
この先は、雪庇と少々の岩場を歩けば、白毛門頂上だ。
ヒノキのウロ 6:47
この辺りから雪が見えて来た。
女性が単独で登っている。
初めてとの事なので、松ノ木沢の頭までにした方が良いとアドバイスをする。
いくら湿った雪でも樹林帯を越えると滑落の危険が伴うのだ。
装備は、6本爪アイゼンだけだったので、ステッキを貸し先導して行くと団体さんも登っている。
なんと馬蹄形縦走するとか、年かさも行っていそうなので、うーん無謀な感じだが。
昨年は、4月19日に残雪の白毛門に登る事が出来たが、今年は4月17日に大雪が降った他、寒い日が多く登るのが遅れてしまった。
ゴールデンウイークで2日から5日まで仕事が休みになり、農作業も季節が遅れているので合間が出来た。
毎年残雪の谷川岳を見たいので、白毛門に来てしまう。
登山口のイワウチワは、咲き出しただろうか?
雪の状態はどうだろうか、ピッケルも用意したので多少は大丈夫だが。
日の出
朝日が差して来た。
青空が広がらないため、オレンジに輝く谷川岳は目に出来なかった。
まだ尾根に雪庇が残り春は遠いようだ。
足元のイワウチワも薄ピンクの可憐な花が散らばせている。
マンサクも朝日に煌き奇麗だ。
土合 東黒沢登山口 5:41
暖かい日が続いたので駐車場や登山口には、雪が有りません。
連休で馬蹄形縦走に挑戦している人達もいるだろうな。
快晴の天気とは言わないが、晴れてはいるので良しとしよう。