尾瀬 アヤメ平-三条ノ滝 2   H.23 09-23(金)
HOME
山域別記録

アヤメ平−三条ノ滝 1

見晴を後に

 下田代キャンプ場は、連休の割りにテントが少ない。
テントの中で休んでいる人を横目に八木沢道に分け入って行く。
林の中の道は、沼尻川が近いせいか非常にぬかるんでいる。
気温は、15.5℃と丁度良い。

沼尻川橋
沼尻川
見晴より八木沢道を登る

アヤメ平   標高 1,969m 
(単独行)

天気:曇り
山頂気温:9.3℃

三条ノ滝
(単独行)
天気:曇り
気温:17.2℃


三条ノ滝より段吉新道を経由し温泉小屋

三条ノ滝分岐   12:16

 この雨で流されたような一本橋を渡り、少し進むと分岐路がありました。
正面は三条ノ滝、右が御池へ登る道、もう直ぐ滝に会えると思うとウキウキしてきます。
尾瀬ヶ原から140mも降っているので、帰りは大変だろうな。

平滑ノ滝   11:54

 急な岩場の狭い道を降る。
鉄製階段を降ると平滑ノ滝展望台に出る。岩肌を広がり流れ下る滝は、豪快に滝壺に落ちる滝とは違い優雅な感じです。
この後紅葉時期には、混み合うだろう。
広角で写真を撮るとどうしても真ん中の木が邪魔ですね。

三条ノ滝へ

 平滑ノ滝展望台を後に石畳の階段を降りて行く。
沢を渡り、只見川を高巻いて進む。
悪路をだいぶ歩いたが、なかなか滝の音は聞こえてこない。

沢を渡る
滝への通路
三条ノ滝展望台
温泉小屋より三条ノ滝へ H.23  9月23日

富士見下  17:45

 真っ暗にならずに富士見下に着けました。
朝と違った車が止っている。私の他は、宿泊者でしょう。
 モンベルの新しい靴を履いたので足首が靴ズレしたようだ。
でも靴底が厚く、足は痛くなりませんでした。

赤田代分岐  14:12

 赤田代の湿原歩きをし、東電小屋への分岐へ戻りました。
このまま真っ直ぐ見晴を抜け八木沢道を帰る事にする。
雨が上がっても燧ヶ岳や至仏山は、雲の中です。

下田代
少し色付く草紅葉
見晴の山小屋群
見晴休憩所
木々の隙間より三条ノ滝
分岐路

滝道分岐   11:45

 左は三条ノ滝、右が御池で左に進む。
とたんに道が悪くなり、尾瀬とは思えないほどである。
三条ノ滝からかえってくる人が多く、すれ違うのに苦労します。

ノリウツギ(糊空木)
アヤメ平-尾瀬ヶ原で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)

←元休憩所  16:58
       田代原  17:17→

 日が翳った林道を歩いていると肌寒くなり、気温を見ると7.5℃まで低下した。
一時的な冬型になっているようだ。
戸倉に泊り明日尾瀬に行く、まきまきさんに暖かい仕度をするように連絡。

富士見下ゲート
富士見下駐車場
田代原

富士見小屋を後に  16:26

 夕暮れの富士見小屋を後にする。
正面には、遠く赤城山が雲の彼方に見える。
林道を歩いて左に曲がれば、平らなアヤメ平らを名残惜しめる。
ナナカマドの実は色付き、本格的な秋の訪れはそこまでやって来ています。

アヤメ平を見上げる
元休憩所」
富士見小屋より富士見下へ
富士見小屋正面
遠くに見える赤城山

富士見峠  16:17

 十二曲がりからまたダラダラ南へ登る。
周りの尾根が見えると富士見峠は、近い。
 富士見峠で林道と合流し、右へ向かう。
富士見小屋には、車が残っているので宿泊者がいるようだ。
時間は、だいぶ回って腹が減ったので小屋の前で腰を下ろし、パンを食べる。

富士見峠
富士見小屋

十二曲がり  15:56

 緩やかだった山道もジグザグの登りとなりました。
八木沢道は、尾根の脇を長い距離歩くが、長沢新道のように急登も無いし、階段も木道もなく自然で歩き易い。
眺望が無いのが同じなら、初心者にはこちらを勧めたい。
但し、人に会うのは稀だろう。

昼場
十二曲がり
笹刈りされた道
八木沢橋1
八木沢橋2
ブナの大木
ブナの倒木

沼尻川橋  14:40

 沼尻川橋を渡る。下流の只見川を見たせいか、なんか拍子向け。
橋は、流された跡も無く川が少し荒れた程度に見えました。

ブナ林
荒れた川原

見晴  14:24

 見晴で一休みと考えたが、時間を節約のため弥四郎小屋の前を通過し中を見ると宿泊者は、少なそうだ。
見晴休憩所の前のトイレは、使用休止中で南に仮設トイレが設置してあった。
この先は、八木沢道で尾瀬の賑わいを見るのは今日最後であろう。

下田代

 下田代の湿原を見晴に向かう。
台風が過ぎた後なので、木道の下を水が流れて行く。
何も無い湿原は、少し黄色く色付いて来た。
向こうから女性が1人、何処に向かうのであろう。

下田代キャンプ場
ぬかるんだ道
赤田代

温泉小屋   13:57

 合流点が近くなると刈払いも広くなり歩き易い。
雨で気が急いたのか意外と早く戻れました。
雨が降っているので温泉小屋に近付いても人の数は、極端に少なくなりました。

急坂を登る

 三条ノ滝分岐から兎田代手前まで、時間にすれば10分程度だが一気に登って行く。
予定外に雨がポツポツ降り出してきた。
今回のコースの最深部まで来て雨では、弱ったものだ。
何とか本降りにならないことを祈ろう。

三条ノ滝展望台へ

 やっと滝の轟音が聞こえて来た。
滝までの道は悪路が続きましたが、展望台へ近付くと良く整備されています。
急階段には、鎖が下がり、通路の廊下には手摺もあります。
この鎖は、冬場に外されるそうです。

三条ノ滝展望台
三条ノ滝
三条ノ滝
急階段を降る
平滑ノ滝展望台
オゼミズギク尾瀬水菊
ミヤマアキノキリンソウ
(深山秋の麒麟草)
オヤマリンドウ(御山竜胆)
ウメバチソウ(梅鉢草)

オオニガナ(大苦菜)

ミヤマトリカブト(深山鳥兜)

八木沢橋  15:00

 沼尻川から先は、ブナの林となる。
平坦な道は、八木沢沿いに続き川原には、礫や砂利が広がり荒れ狂った様子が伺える。
 八木沢橋は2つあり、手前の橋はフトン篭の上に木道が渡してある。先の橋は、水の勢いで痛めつけられたようだ。
隣にパイプで仮橋が掛かるが、不安定で1人ずつの通行となっていた。

段吉新道分岐   13:21

 兎田代の先は、直ぐに小沢平分岐である。
渋沢温泉小屋の看板が目に付く。
右へ折れ少し登ると御池へ向かうハイカーが見え段吉新道と合流しました。

滑りやすい木道
沢を渡る
滝道合流
温泉小屋
一本橋
三条ノ滝分岐
とても急な階段
悪路を降る

昼場  15:18

 美しいブナ林を見ながら進むと、台風の影響で倒されたのか大きなブナの倒木が道を塞ぐ。
八木沢橋からだらだら登っても一向に高度が上がって来ません。
 今日の踏跡は見えても全く誰にも会わず寂しい道です。
地図には、ツキノワグマ注意と書いてありこの辺りの気配を伺い耳を澄ませ細心の注意を払う。
 広く笹が刈払われ、水の道が2本現れた。
標柱には、昼場と書いた木札が縛ってありました。
此処で一休みしようとしたが、ベンチも無いので再び登る事とした。

平滑ノ滝

オゼヌマアザミ(尾瀬沼薊)

平滑ノ滝を後に

尾瀬ヶ原の地図

HOME

アヤメ平−三条ノ滝 1


段吉新道を行く

 依然として小雨が降り続く。
出会ったハイカーが、雨具を付けているので傘を差してみる。
古い木道は、滑りやすく転びそうな時に体勢を立て直せないので傘はたちまち畳んでしまいました。平坦な道でも沢を幾つか渡り
ひたすら歩く。

三条ノ滝分岐   12:58

 林の隙間から滝を覗き、分岐路まで戻る。気温は、17.2℃で水の傍でも寒くない。
元の道は、険しいので帰りは、段吉新道と考えた。
20分程余計に掛かるが、この左の急坂を登り上げさえすれば、ほぼ平坦な道のようだ。

急坂を登る
兎田代
小沢平分岐
段吉新道分岐

三条ノ滝展望台  12:23

 念願の三条ノ滝までやって来た。
階段を降り、展望台から滝を眺めると水量と豪快さに圧倒される。
落差100m・巾30mとも言われ、水量が少なくなると三筋に分かれるので三条ノ滝と呼ばれるそうである。
 滝の音を聞きながらオニギリとカップうどんで昼食です。お湯は隣の方に沸かしてもらいました。
この次は、絶対紅葉の時期に来たいな!

三条ノ滝分岐
温泉小屋より見晴へ
日付順山行記録
inserted by FC2 system