尾瀬ヶ原へ降りる
林に入るとソリも使えず、急斜面では尻餅をつき自然とシリセードとなる。
こんな事もあろうかと雨具を履いていたのが功を奏した。
天気は相変わらずである。
見透視は、すっきりせず近くにある燧ヶ岳でも霞んでしまう。
私達の後ろには、団体さん達がいるだけで、9人いた登山者は、みんな下山してしまった。
気温は、18.2℃まで上がり雪はザクザク状態で歩き難くなって来た。
まきまきさんとHさんは、ワカンを装着。
景鶴山歩き 2 H22 05-04
与作岳から尾瀬ヶ原
与作岳山頂 11:56
23人の団体さんは、景鶴山下の広場で昼食中でした。こんな所にも団体で来るとはね、大人数いれば怖い物無しでしょうか?
滑った後の与作岳への登りは、辛い。
与作岳山頂では、ご夫婦らしき方がスキーで降る準備中でした。
この2人は、景鶴山に登らなかったようです。
景鶴山 標高 2,004m
(まきまきさん・Hさん同行)
天気:曇時々晴
山頂気温:15.5℃
牛首 14:42
上ノ大堀川に割れた氷が流れて来て、尾瀬にも春の息吹が感じられました。
ヨッピ吊橋 13:35
ヨシッポリ田代からヨッピ橋へ戻る。
空を見上げると福島県警のヘリ「あずま」が飛び交っていた。
これから疲れた体で、広い尾瀬ヶ原を山ノ鼻まで戻らなければならない。
景鶴山から与作岳
山ノ鼻 15:15
長い尾瀬ヶ原から開放されました。
花でも咲いていれば、気分も変わるがただの雪原歩きは単調で疲れました。
山ノ鼻では、除雪機がフル活動中。
殆ど人影もなく、私達が最後の日帰り者なのであろう。
与作岳を降る
与作岳もソリで下る。
山頂にいた2人もスキーで先に降りていった。
景鶴山頂 H22 5月 4日
景鶴山を降る
予てから用意したソリの出番となる。
景鶴山直下の痩せ尾根を慎重に降った後は、楽しいソリ遊びです。
雪はざくざくで滑りに難いのですけれど傾斜があれば、障害物がないので快適。
下ノ大堀川
下ノ大堀川を渡ると霜害に遭っていない水芭蕉が数株咲いていた。
川の側なので気温が低くならなかったのであろう。
朝に比べて気温が上がったせいか池塘が広がったような気がした。
グサグサで熔けた雪が、歩行の妨げとなる。
鳩待峠 16:39
朝から休憩を含め13時間近く歩いた事になる。
最近では、最高の歩行時間である。
峠では、スキーやスノボの若者が、帰り支度の最中。
車のフロントガラスには、駐車料金の催促が挟まれていました。
鳩待峠休憩所で料金を支払うと、すれ違いに徴収のおじさんが廻ってきたとの事。
24時間活動しているので、払わないわけには行きません。
でも2,500円は、高いなあ!。
鳩待峠へ
木道が出ている場所もありますけれど殆ど雪の下に隠れています。
疲れた体にこの坂は、とてもきついのです。
峠まで長い事長い事。気温は、9.3℃と低くなり肌寒くなりました。
真っ暗の中、良く此処を降りたものだな。
足を滑らせば沢に転落してしまう。
途中で一組追い越して一番最終となりませんでした。
水芭蕉
帰りにも水芭蕉をしっかりチェックしました。
かわいい花が、2つ並んでいました。
山ノ鼻から鳩待峠へ
尾瀬ヶ原から山ノ鼻へ
登山口 13:19
鞍部から笹山を巻いて直接原に出るには、南西方向に進んだ方が近そうである。
原に降り立つと白い目印が有り、ここが登山口だったようである。
まきまきさん達は、もっと西のヨシッポリに降りたようだ。
景鶴山頂
燧ヶ岳と至仏山が一編に見渡す事が出来る大パノラマだ。北には、平ヶ岳が直ぐそこに見え近い。
尾瀬ヶ原の川が、蛇行している様子もしっかり見える。気温が高く霞んでいるのがますます残念である。
上田代
木道がすっかり現れている場所も有り、雪が薄い所は踏み抜いて転倒する可能性も有ります。
野鳥の観察でしょうか?フィールドスコープを覗いている人達がいました。
空は薄暗く夕方のような感じです。