子持山
戸神山
子持山
和尚台を降る
和尚台の降りは、大緊張し腕力勝負です。
足が滑っても腕だけで体を支える事が出来なければなりません。
鎖を降り切ると進路は左方向でロープの先によれた梯子が有ります。
3年前にこの梯子から落ちました。
あの時は、タオルが手摺代わりに括り付けて有り、登りは平気で掴めましたが、下山時すっぽ抜け、5m程すっ飛んで15m位急斜面を回転しながら落ちて行き木にぶつかって止まった。
全身打撲で眉間から血を流し、メガネは何処かに飛んで行き、カメラは途中に落ちていた。背負ったザックがクッションになり助かったのです。
和尚台 8:11
裏側から和尚台に登るには、4本の鎖を登らねばならない。
平べったい岩に取り付くのなら怖さも少ないが、まるで柱を登るようで恐ろしい。
裏妙義に有る丁須の頭には、ぜんぜん敵いません。
けど登坂用具を使わず登れる岩としてはかなりビビります。
鎖を掴み登っていると何故か涙が出て来る。
そう言えば八海山も涙が出たな。
緊張で目からオシッコをちびっているのか。
頂上の眺めは最高。
遠く薄ら富士山も見えました。
そして眼下には発知谷の向こうに三角の戸神山が飛び出していた。
戸神山
和尚台取付 7:59
和尚台(高さ約60m)の大岩を下から見上げる。
ここを登れるだろうか。
東日本大震災にも崩れなかったので平気かな。
岩に繰り込んである籠堂を左に見て胎内潜りに挑戦。
標識には、鎖場のため滑落注意と書かれている。
一般登山道は、岩の左を巻き込んで行くのです。
一見もろそうな岩ですが、胎内潜りは真ん中の割れ目を鎖で登って行きます。
背中のザックが邪魔になるほど狭い。
中段には岩に渡された奥の院が有りました。
ここから反対側に抜け出て和尚台に取付ます。
和尚台へ
お寺から急坂を登って行くと大木が倒れていました。
この辺りでは、紅葉が始まってブナやミズナラが黄色く染まる。
熊が怖いので鈴を鳴らして行く。
他に歩く物好きはいないだろうな。
弥勒寺登山口 7:37
迦葉山への道路からライオンの様な和尚台の岩が見えます。見るからに恐ろしげです。
駐車場からも和尚台の上が見えます。
息子と天狗の面を見てお参りをすませ登山です。
登山道は、本堂左の中雀門から廊下を潜って太鼓橋を渡る。
門の左側に貸し出し用の熊鈴も備え付けてあり、本当に熊が出る事が判ります。