四阿山-根子岳 山歩き 2  H.24 08-19(日)
四阿山-根子岳で出会った植物
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四阿山-根子岳 1

四阿山 (単独行)
標高2,354m
天気:曇後雨
山頂気温:19.3℃
根子岳 (単独行)
標高2,207m

天気:曇り
山頂気温:19.3℃
タカネニガナ(高嶺苦菜)
マツムシソウ(松虫草)
傘を差す先行者
菅平高原分岐
階段を登る
晴れ間が見えた
根子岳へ戻るハイカー
林の入口
根子岳より四阿山へ戻る H.24 8月19日

四阿山へ戻る

 笹原から林の中へ突入する。
何か雲行きが怪しくなったらポツリポツリと雨が降り出した。
大した事は無いとたかを括っていたら本降りになりそうな勢いである。
木の下に入り込み、予備レンズはしまって、雨具の上を着てスパッツを付ける。
ザックカバーもしなくてはならない。
木の下は、幾らか雨が凌げるが、平原や山頂だったらどうしましょ。
 雨の勢いは、一層強くなって来た。
急坂の登山道は、滝のように雨水が流れ降る。
参ったな!こんなはずでは無かったのに。
山の天気を読み誤ったか。

根子岳下山  

 マツムシソウ咲く根子岳を後にする。
イブキジャコウソウには、アサギマダラが羽を休めている。
渡りをする蝶であるが、平地では見かけないから不思議だ。
 根子岳へ戻って来る登山者が多いのに、これから四阿山へ向かう私は少数派だな。
ガスも濃くなり少し暗くなって来ました。
雷鳴の気配は無いので大丈夫だろう。
草原には、ヤナギランが少しだけ咲いていた。
笹原を降るのは、気持が良いが、オオシラビソの林の急坂が待っているとなると気持が萎えてくる。
まあゆっくり登れば何とかなるだろう。

ハナイカリ(花錨)
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
ゴマナ(胡麻菜)
ミヤマトリカブト(深山鳥兜)
ノギラン(芒蘭)
マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
ミヤマコウゾリナ(深山髭剃菜)
ウメバチソウ(梅鉢草)

ハクサンシャジン(白山沙参)

ハギ(萩)
トモエシオガマ(巴塩竃)
ハクサンフウロ(白山風露)
オンタデ(御蓼)

ヤマハハコ(山母子)

シラネセンキュウ(白根白根川弓)
ノアザミ(野薊)
マツムシソウ(松虫草)とクジャクチョウ

林道終点駐車場  16:21

 駐車場まで降りもう誰もいないなと思ったら他に車が一台。
西から四阿山に今日登ったので、明日はこちらの登山口から昇るのだと言う。
 車中泊とは言え、こんな辺鄙な所で寝なくても良いものを。
 私も雨に濡れたので着替え帰路に付く。

東屋   16:05

 どんどん降りて行くとまた東屋が有りました。
こちらも同じようにだいぶ痛んできています。
 進路が南西方向に向くとカラマツ林に変わりひたすら降りて行く。
カラマツ林
林道終点駐車場
鳥居峠
花畑
3つ目の東屋
花童子の宮跡  15:48

 階段で整備された道が出ると、花童子宮跡の碑が建つ。さすがに花が多い場所だ。
 反対側に祠が三つ並んでいる。
上州では、吾妻山と呼ばれ、吾妻山信仰で修験者が加持祈祷を行う場所だったと書いた標示板が建つ。
以前整備された東屋は、草に埋もれ立ち寄る人もいない。
花童子の宮跡へ

 花童子の宮跡へ向かう道脇には、ミヤマホツツジの木が多い。
他にもマルバダケブキやマツムシソウも咲く。
花童子の宮とは、どんな所だろう。
ワクワクしてきます。
草に埋もれた東屋
石宮
石宮
花童子の宮跡の祠
花童子の宮跡
謂れの書かれた案内板

嬬恋清水分岐  14:32

 天気が心配なので嬬恋清水に寄らずに降りましょう。
階段を登り、P2144を目指す。
この時間では、もう下山者もいないであろう。
ガスで靄の掛かる道を熊鈴の音色だけがチリーンと鳴り響く。

小雨の中を降る
古永井分岐
開けた場所
四阿山を降る
川になった登山道
四阿山分岐

根子岳が見えた。

四阿山頂  14:03

 雨の降る中、再び四阿山頂にやって来た。社の前にレジャーシートを掲げた登山者が数人雨宿り。
突然の雨で、雨具を着る間も無かったとか。じっとしていると体が冷えて来て、このままの状態が続けば低体温症で遭難の危険も考えたそうである。私は山を登っていた訳で体は冷えてはいない。早めに雨具を付けたのが幸いしたようだ。
 雨もあがり根子岳が現れたのですかさずパチリ、直ぐにまた、ガスに覆われてしまいました。
私の後ろから登って来た3人のうち2人は、初めてスコールをビギナーズラックと喜んでいた。
こんな事は、ラッキーとは呼べませんね。一つ間違えばとんでも無い事になってしまいますから。
また天気が変化しないうちに下山しましょう。

はしゃぐ登山者
四阿山頂で雨宿り

四阿山分岐  13:55

 四阿山分岐へ何とか着いた。
さてこのまま降るか、それとも雨でも、もう一度四阿山へ登ろうか。
南の空を見ると青空が覗いている。
雨も上がるではないか!四阿山へ行こう。

雨が降って来た
四阿山へ戻る

四阿山-根子岳 1

根子岳の地図

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ウスユキソウ(薄雪草)
ヤマオダマキ(山苧環)
カワラナデシコ(川原撫子)
エゾシオガマ(蝦夷塩竃)
キイチゴ(木苺) 実
シラタマノキ(白玉の木) 実
クロマメノキ(黒豆の木) 実
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)とアサギマダラ
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
ヤナギラン(柳欄)
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
コケモモ(苔桃) 実
四阿山分岐  14:22

 四阿山分岐は、もちろん鳥居峠方向に降る。
ガスがまた舞って来ました。
登山道に水が溜まり川のようになっています。この後も雨がまた降り出さなければ良いのですが・・・
嬬恋清水分岐
階段を登る

古永井分岐  15:13

 帰りも古永井分岐の東屋で一休み。
少しだけ遠回りだが、左へ進路を取り花童子の宮跡を見て行こう。
 少し南東方向に進むと開けた場所には、マツムシソウが咲いていた。
上州古道と呼ばれるだけあって、道脇には石祠を幾つか見つけました。
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