アヤメ平-尾瀬ヶ原 1   H.28 05-19(木)

アヤメ平−尾瀬ヶ原 2

HOME

山行図

アヤメ平   標高 1,969m 
(単独行)

天気:晴れ
山頂気温:20..0℃


竜宮   9:53

 竜宮の由来となったカルスト地形が此処である。
南側の池塘から吸込まれた水が、北側の池塘から噴出している。
例年なら大量の雪解け水が、給水口に吸い込まれるのに、現在はかなり少量で迫力が有りません。
竜宮へ

 木道脇には、何とチングルマが咲いていた。
やはり原の霜害は、かなり深刻で水芭蕉は、木道下以外全滅。
リュウキンカも被害大。
植物の無い泥濘地は、鹿のヌタ場と化しやり放題である。なんとかせねば尾瀬はだめになる。
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
富士見下-2時間-富士見小屋-26分-アヤメ平朝食休憩27分-12分-富士見田代-17分-土場-1時間12分-
竜宮十字路
-17分-竜宮撮影6分-8分-竜宮十字路-34分-見晴昼食休憩12分
-1時間13分-昼場
-1時間29分-富士見峠-3分-富士見小屋休憩7分-1時間24分-富士見下
全歩行工程 9時間59分(休憩等52分含む)

竜宮小屋より見晴へ

竜宮出口

竜宮入口

竜宮出口

竜宮入口

アヤメ平より長沢新道を降り竜宮十字路へ
長沢  9:11

 長沢ノ頭から、はかなりの急坂を降る事になる。
見晴らしは全く無い。
小屋泊りの方が登って来て、雪が無かったか尋ねられた。
少しだけと答えると安心したようだ。
長沢を渡るともう直ぐ尾瀬ヶ原だ。

富士見小屋

富士見小屋  7:10

 涼しいと言うより寒い程なので富士見小屋下の水場には寄らずに小屋へ着く。
今日は、富士山が見られませんね。
 雪囲いがまだしっかり打ち付けられた小屋は、昨年で営業終了し幕を閉じた。
ここに来たら人の気配を感じて心強かったが、今は静まりかえっている。
 昨年は、5月31日にonoさんと尾瀬ヶ原を歩いている。
今年は、雪融けが早く既に水芭蕉は満開と言う。

鳩待峠一般車両の交通規制は、20日(金)19:00から始まるので、軽トラで鳩待峠から歩くのは今日が最終チャンスだろう。
 リンクしているyasubeさんによると11日(水)12日(木)の朝、連続して霜が降りたそうです。
昨日も、尾瀬ヶ原で‐2℃となり大霜が降りたそうだ。
もしかしたら水芭蕉もやられているかも知れない。
鳩待峠へ行く予定でしたが、駐車料金\2,500円がもったいないので富士見下へ変更。
そしてyasubeさんは、大清水から尾瀬沼へ、私も元気なら尾瀬沼も視野に入れよう。


   
 今年は残雪が少ないため至仏登山は、6月23日(木)より鳩待峠から往復のみ解除。
東面登山道は、いつもの様に7月1日(金)からです。

燧ヶ岳

至仏山

群馬から福島へ

 この沼尻川を渡れば福島です。
見晴へ向かう途中でも水芭蕉の被害は甚大である。
普段の年ならこれから水芭蕉のハイシーズンとなる。
今年は、もう既にお終いです。
←竜宮十字路   10:07
→竜宮小屋    10:10

 壊滅状態の水芭蕉に失意のどん底で浮きあがれません。
下ノ大堀川に向かうのは諦めUターン。
見晴方向に向かいましょう。
竜宮小屋裏の水芭蕉は、木陰で助かっていた。

リュウキンカ

鹿のヌタ場

チングルマ

ヒメシャクナゲ

タテヤマリンドウ

竜宮十字路より竜宮散策

竜宮十字路   9:44

 天気が良いけど水芭蕉の状態は、なんともしがたい。
来なけりゃ良かった。
タテヤマリンドウだけは、なぜか綺麗に沢山咲いていました。
賑わうベンチにも人が少ないです。
尾瀬ヶ原に出る

 長沢新道を降りきりやっと尾瀬ヶ原に出ました。
 気になる水芭蕉はと言うと、ガーン!!
伸びきった水芭蕉は、やはり霜にやられていました。
苞がフニャフニャになり、黒ずんでいました。
 向こうからやって来たカメラマンに話を伺うと、ここはまだ山影なので良い方だと言い、下ノ大堀川沿いの定番ポイントは、全滅だと落胆していました。
ああー、1週間遅かったか。
早く咲きすぎると霜にやられてしまうのですね。
それだけでは無く、鹿にも食べられているようです。

 雪に遅くまで守られた方が、花には良いようです。
富士見田代分岐  8:15

 富士見田代分岐から長沢新道を降りて行く。
いつもの年は、アイゼンが必要なほどタップリ雪が残っているんですが、今回は少しだけでした。
踏み跡も少ないですね。
←土場    8:32
→長沢ノ頭   8:42

 いつもは滑り易い木道でも今は乾いています。
しっかり笹刈りされているので、ここまでは歩き易い道でした。

アヤメ平パノラマ  クリックすると大きくなります。

景鶴山

下津川山

小沢岳

巻機山

平ヶ岳

至仏山

燧ヶ岳

国土地理院
2万5千分1地図に加筆

尾瀬ヶ原の地図


燧ヶ岳

平ヶ岳

至仏山

アヤメ平  7:36

 整備された木道を歩き小さな湿原を2つ越えるとまるで天空の楽園の様なアヤメ平が出現。
青空と幾つもの池塘が相まって素晴らしい景色が広がる。
富士見下からこれだけを見に来る人も多いのだ。

燧ヶ岳

富士見田代

ミズバショウ

イワナシ

富士見田代  7:14

 富士見小屋から左へ少し行くと池塘が有る富士見田代へ出る。
かわいい水芭蕉を一株発見。
霜害は有りませんでした。
鏡のように澄んだ池の向こうに燧ヶ岳がぽかりと浮かぶ。
ベンチに腰掛け休みたい所ですが、アヤメ平で休憩しましょう。
富士見小屋よりアヤメ平へ

富士見下   5:10

 富士見下から登るのは、これが3回目だ。
長い林道歩きは、とても大変だが人が少ないのが良い。
今日も自分の他は、1台だけで水芭蕉のハイシーズンとは思えないほどに静かだ。
この時期ハイカーは、鳩待峠に殆ど集中してしまうのだ。

アヤメ平−尾瀬ヶ原 2

富士見下より富士見小屋へ H.28  5月19日

HOME
inserted by FC2 system