七ッ小屋山先の湿原
七ッ小屋山を降りて行くとガスの中から声が聞こえ、3人の登山者が登って来た。
蓬新道から大源太山を目指すそうだ。
縦走路も笹刈が終わって歩き易いが、謙信ゆかりの道も刈払われているそうだ。
先の湿原は、草紅葉も終了し晩秋の装いでした。
大源太山への稜線
稜線は、ナナカマドの実の赤さが目に付く。
足元に何故かアカモノの花がチラホラ咲いている。
傾斜がだんだんきつくなると、岩場にロープや鎖が現れる。
さて何処が頂上やら?
第二渡渉点 9:20
沢沿いの左岸を歩き、再び渡渉点に降りる。
此処は、以前からロープだけ。
さてこれからが大変急な登りになります。
シシゴヤノ頭 13:56
ニッコウキスゲの咲きガラが残る道は、ガスで視界が無い。ピークを3つ程上下してシシゴヤノ頭にたどり着いた。
ズボンは、びっしょり。気温は、12℃近くまで下がったので寒く、雨具の上下を着込んで藪道を降りて行く。
七ッ小屋山頂 12:40
清水峠分岐のすぐ先には、七ッ小屋山です。
大きな十字架のような標柱が、ボーっと現れる。
こちらでもガスのため全く視界が利きません。
少し休んだだけで降る事にする。
山行図
早朝雨だった天気が見る見る回復して来た。
新潟の予報は、曇りだったが以前から大源太山の紅葉が見たくて関越トンネルを潜ってしまいました。
新潟の天気は、あまり良くなかったが晴れ間を期待して旭原林道終点までやって来た。
谷川稜線の紅葉は、この前の初雪で終わってしまった。でも標高の低い大源太山ならまだ見られるはずである。
水場
ヒロクボ沢が見えると対岸の山肌は、紅葉に染まっていました。道は少し右に方向を変え大源太沢を目指します。
緩やかな道を行くと水場がありました。
ブナの林は、緑に変わり高度が下がった事を伝える。
ジグザグ道を下る
黄色く色付いたブナはガスに巻かれ、まるでおとぎの国に迷い込んだようです。
こんな鬱蒼とした林は、熊が怖いのでラジオのボリュームを上げ、足早に降る。
ジグザグ道をいくら歩いても、なかなか降下しません。
途中で2基の刈払い機を発見、草刈が始まるようです。
謙信ゆかりの道分岐 13:21
ひたすら笹原を進むと謙信ゆかりの道分岐が現れた。
真っ直ぐ行くと蓬峠、右がシシゴヤノ頭へつながる。
刈り払われた道は、数十m進むと笹薮に突入してしまった。
参った、掻き分け進むしかない。
清水峠分岐へ
このコースのコースタイムは、戻るの5時間以上掛かるので4人が下山する時は、真っ暗になるであろう。
ガスで暗闇は、まっぴらなので足早に進んで行く。
七ッ小屋山の方が、標高が高いのでけっこうな登りで笹原に代わるともう直ぐ縦走路に合流となる。
大源太山下り
4人のグループが、謙信ゆかりの道を選んだので私も大源太山から南へ降り後を追う。
先行者は、急峻な鎖場に手こずっているようだ。
その先のロープは、譲ってもらい先行する。
大源太山頂 11:14
山頂にはまだ着いたばかりの先客のグループが4人、後から追い抜いた2人もやって来た。山頂にロープと鎖が置いてあったので増設するのだろうか?
狭い山頂は、私も含め7人。晴れれば絶景の山頂もガスに巻かれ景色は全く見えず。
カップそばを食べようとしたが、車にガスを忘れてきた。暖かいコーヒーも飲めず。
じっとしていると体が冷えて来ました。
急坂を登る
急坂のブナ林には、トラロープが張ってある。ロープに頼らずとも登れるが、長く続くので利用させてもらいます。
じめじめして蒸し暑く汗がどんどん出てくる。
ブナの葉が色付き始めた。
早くガスが、晴れないかな。
大源太山登山口 8:49
駐車場には、自分の他に2台だけ先ほど歩き始めた男女を横目に支度を整える。
奥の山は、紅葉真っ盛りこの分なら良い写真が撮れるかも?
初めは杉林の平坦路を歩き出す。