戸神山歩き H.24 01-02(月)
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林道からと合流  10:32

 右から林道経由の登山道と合流する。
石仏にも正月なのでお供えの餅が供えてある。
さあもう直ぐで頂上だ。
常連さんもいるのかな?

山本さんの作品 

登山道  

 抜けると林道に合流し、コンクリート舗装道路を歩き、再び笹薮に入っていく。
そして山の右を巻く林道に行かず、真っ直ぐ登る。
 左右には、鉱石屑の石垣が積まれ、所々横穴の跡も見て取れる。
道はだんだん岩場歩きに変化して、手で岩や木を掴みながら登って行く。
常連さんが、脇を足早にすり抜けさっさと行ってしまった。
上からもまた常連さんらしき人が降りてきました。
 おととしの11月は、イルミネーションに飾られ木々にLED電球が付いていたことを思い出す。
道は岩登りの様になり、縦に割れ目が走っている。こんな所に金があるのかな?
振り返ると赤松の枝の隙間から、子持山が覗いていた。

下の坑道
戸神山(通称三角山)  (単独行)
標高 771.7m
天気:晴後曇り
山頂気温:7.0℃

 北の高王山方向に降りようしましたが、パンパンと猟銃の音が盛んに聞こえる。
直ぐ下の下発知で12月28日に、60kg位の熊が出て桃の木の皮をかじったと言う。
冬眠できない熊が人家のそばをうろついているらしい。 危ないんでもと来た道を帰りましょう。

戸神山頂   10:40

 右の補助ロープを使い山頂に出る。
山頂で良く見ると追い越していった方は、一緒に景鶴山に登った知り合いでした。
 左の方は、山本さんで登山道脇に松くい虫で倒れた木を利用して彫刻を彫っている方です。
金山の歴史を聞いたり色々教えて戴きました。
北の方は、荒れているし南も雲が多くなった。
 また男性の常連さんが登って来て、元旦の初日の出は40人もの人が登ったとか、話し込んでいると、女性2人と子供達3人の家族連れがやって来た。
この女性は、17分で登る最高記録の持ち主との事。
自分は、40分も掛かっている。
 誰もいなくなり小雪の舞う中、熱い紅茶を飲み、海苔弁を食べ下山する。
山頂から北方向
石仏

戸神山入口  10:00     

 登山口では墓地駐車場が利用できる。登山者だろうか、2台駐車してある。
ほぼ毎日登る常連さんが、数名いるそうだ。
登山口から階段を真っ直ぐ登り、虚空蔵尊の裏を抜けて近道をする。
関越高速道
山行図

 作年末の星の絆プロジェクトは、予算の関係で戸神山ライトアップは中止となった。
昨日初日の出は、黒檜山に登って見たので、今日はお手軽な戸神山を登ってみよう。
北に縦走し、道路を歩いて戻ってくるのも良いかも知れない。
でもどうなるかな・・・

戸神山の地図

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 木彫りの彫刻が、11箇所あるそうだ。私は全部探せなかったが、一部紹介しよう。
ただ山を登るだけでなく楽しみが増えました。
金鉱跡を辿り下山する 

林道方向分岐  12:05

 山本さんが金山の事や自分で作った彫刻の事を話していたので、確かめながら下山しよう。
 現在も埋められずに残る坑道跡が、2箇所あるとの事。
岩場を降りながら注意して行くと、左になにやら穴がある。
ザックを下ろし探検だ。奥まで続く坑道は、ライトがないと良く判らない。
少し下にも岩の割れ目みたいな坑道がある。割れ目沿いに何箇所か穴が有りました。

赤城山

子持山

沼田市街

補助ロープのある岩場
山頂
沼田市街
岩の割れ目
赤松の枝の向こうは子持山
紫水晶
埋められた坑口
ズリで出来た石垣
祠がある
建物があったらしき平地

金山の遺構

 登山道脇にもボコボコと坑口らしき穴の跡が幾つもある。
鉱石屑で積まれた石垣も多い。
石垣に囲まれた場所には、名も無き祠が祭って有りました。
山本さんに見つけてもらった紫水晶をパチリ。金の原石はもっと黒いのかな。
林道合流
虚空蔵尊
登山口
藪に入りショートカット
下の坑口上部

金山の歴史

 山本さんが見せてくれた上毛新聞や他の資料によると、真田が活躍する戦国時代頃から知られみなかみ町師金山や片品村の東小川金山が沼田城築城の資金になったとも伝えられる。
 その後の文献は途絶え、明治から戦後、私の生れる頃まで掘られていたと言う。

 最盛期は、昭和24年頃で質の良い所は、150-200g/tあったとそうだ。
ちなみに採算は10数g。
最後の頃は、10g程度で割りにあわなくなりやめたと言う。
 登山道に沿って石英の層が縦に続いているので山の中には、まだ金が眠っているかも知れない。
鉱山跡
下の坑口奥
岩を登る

山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
戸神駐車場-40分-戸神山頂休憩58分-42分-戸神駐車場    全工程2時間40分(休憩58分含む)
山頂より南方向
戸神山登山  H.24 1月 2日
金鉱跡
上の坑道
上の坑道奥
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