山行図
谷川山系主稜線縦走 2  H20 06-10
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越路避難小屋   10:45

 毛渡乗越からの坂の途中にちょこんと、越路避難小屋が見ました。
スノコがあって中も綺麗でした。

 登山道脇の笹の中には、シラネアオイが幾つも咲いていましたが、暑さで少し萎れ気味。
プロトッレックの温度計は、23度もある。
さあ、長い長い登りの始まりです。

←ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲと肩ノ小屋→

オジカ沢ノ頭  13:21

 オジカ沢ノ頭の周辺は、ハクサンイチゲが岩場に咲いている。
谷川岳はすぐそこに見えるので、最後の小休止。
おにぎりをほう張り、水もたっぷり飲める
北側から滝の音も聞こえ、幾らか涼しくなってきた。
この先のヤセ尾根には、花が沢山咲いているに違いない。
時間も心配だが、花も楽しみだ。

小障子ノ頭  13:21

 ハクサンイチゲを沢山見ながら、楽しく登るとたちまち小障子ノ頭に着いてしまった。
ハクサンコザクラも所処咲きだしていた。


オジカ沢ノ頭から谷川岳下山 H20  6月10日
大障子避難小屋方向と残雪原  正面は俎ー(まないたぐら)と川棚ノ頭
大障子避難小屋へ H20  6月10日

吾策新道分岐   12:01 

 下の斜面には、色の濃いシャクナゲが沢山咲いていました

←小出俣山方向

 万太郎山を少し下り、赤谷本谷には、残雪に埋まり川が隠れていました。
すぐそこには、笹原の中に小さな池塘がありますが、水は飲料には不適です。
 登山道脇には、ミツバオウレンの群落があり、谷の方にはハクサンチゲの群落も出来ている。
見頃は1週間後辺りか?
ミツバオウレン
ハクサンイチゲ
←ミツバオウレン


ハクサンイチゲ→

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山域別記録
→仙ノ倉山方向

 仙ノ倉山に向かった谷には、ハクサンイチゲが、びっしり生えている。
今回一番の群落だ。
日付順山行記録

谷川岳主稜線縦走 1へ

谷川岳主稜線縦走の花

万太郎山へ H20  6月10日

谷川岳 トマノ耳山頂  15:30

 肩ノ小屋から10分ほどで山頂。
さすがに誰もいません。
静かな山頂は滅多にないので、ゆっくりしたい所だが、写真を撮っただけで下ることにする。
オキノ耳の斜面はまだ雪が張り付いている。
日が傾き霞んだ縦走路を見ると、歩き通した充実感がこみ上げてくる。
出来れば、毎年この時期に歩きたいものだ。

肩ノ小屋  15:20

 分岐から徐々に高度を上げ、夕日に照らされる肩ノ小屋に到着。
 管理人の馬場さんと、話を交わす。
沼高生はここに泊り、4時に出発したとの事。
昨日の雷はそれほどでもなかったとか。
1時間もあれば天神平に降りられるそうだ。
疲れた私でも、5時まで下れそうなので、トマノ耳まで足を伸ばす。

小障子ノ頭より万太郎山 
この辺りには、これから花が沢山咲いてくるでしょう。

←エビス大黒ノ頭を振り返る

 仙ノ倉山からここまで、ハクサンイチゲはもちろん、シラネアオイが多く咲いていた。
日向で萎れているのも多いが、青紫ですぐ目に付く。
東俣ノ頭を横目に通り過ぎ、万太郎山はまだ先だ。

谷川岳下山  15:37

 肩ノ小屋に下には、まだまだ沢山雪が残っていました。
アイゼンは持ってきたが、大丈夫そうなので、ロープに捕まりながら、滑らないようにゆっくり下ります。
 5月26日にあった熊穴沢ノ避難小屋先の雪は、殆ど消えかかって夏道が見えていました。

稜線縦走路 

谷川岳 オキノ耳 

中ゴー尾根分岐 15:02

 ハクサンイチゲ・ハクサンコザクラ・シャクナゲ・オオカメの木・ヒメイチゲ・シラネアオイ等いろいろ花の咲いている、ヤセオネを過ぎると中ゴー尾根分岐だ。
いつも風が強く難儀をするが、今日は大丈夫だった。
 手前で縦走者と出会い写真を撮ってもらう。
行ける所まで行って避難小屋に泊ると言う。大障子避難小屋までいけるだろうか

オジカ沢ノ頭より360° パノラマ クリックすると大きくなります

オジカ避難小屋  13:56

 小障子ノ頭-オジカ沢ノ頭間は、高低差があまりなく楽に歩けるのだが、笹原で花が少ない。
山の手前に、ちょこんとおむすび型の小さな避難小屋がある。

雪原連なる赤谷本谷方向 

雪崩跡

 赤谷川源流は、まだ雪渓ですっぽり埋まったままだ。
まだ新しい雪崩の跡がある。
土石流なので、こんなのに巻き込まれたらひとたまりもない。

小障子ノ頭へ

 小障子ノ頭の北側は、岩場が切り立っている。
避難小屋から少し登り上げれば、良いので苦にならない。緩やかな登りだ。

↓小出俣山方向

 赤谷本谷に向かい、残雪が沢山あり、手前のハクサンイチゲが彩りを添える。
気温は高いのだが、涼風が谷から吹き上がり気持ちが良い。
遠くには、これから向う谷川岳も見えている。

谷川ロープウェイ山頂駅  16:45

 1時間では降りられませんでしたが、15分前に到着。
5時までなので、私が最後の乗客でした。
日が暮れるまでに、時間があるので田尻尾根を降りても良かったのだが、知人に土合まで迎えに来てもらう約束が出来たので、楽をしてしまいました。

 天気が良く、花もだいぶ咲いていたので大満足!
しかし夏の日差しに慣れていないせいか、暑かった。

シャクナゲと谷川岳 

谷川岳主稜線縦走 1へ

谷川岳の地図

谷川岳主稜線縦走の花

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万太郎山へ向う

 ミネザクラの咲く痩せ尾根を、越えて行かねば万太郎山に着かない。
シャクナゲも見頃で美しい。

オジカ沢ノ頭へ H20  6月10日
←アズマシャクナゲ


ハクサンイチゲ→

大障子避難小屋   13:02

 最初に会った縦走組は、ここに泊ったと言っていた。
雷の夜を過ごすのは辛かったに違いない。
中を覗いて、先に進む
水場への道がしっかり付いているが、まだ1リットル以上あるので水の心配は無さそうだ。
 今日の天気予報は、雷の心配は無い。
花を楽しみながら、楽しく歩けそうだ。

万太郎山を振り返る

←歩いてきた大きな万太郎山

↓巻機山と尖った大源太山

大障子ノ頭   12:37

 新しい標柱が出迎える。
小障子ノ頭、オジカ沢ノ頭、その向こうが谷川岳だ。
カンカン照りではないが、とても暑い!
小障子ノ頭までは、大した高低差は無い。 ここからは、気楽に歩ける道だ。
エビス大黒ノ頭以来途中で縦走者に行き会わないので、1日で縦走する人はいない様だ。

大障子ノ頭へ

 この先の岩場を登り上げると大障子ノ頭だ。
鎖があった方が良いと思うような岩場があるが、なんとか登り上げる。
雨で濡れると少し危険なようだ。
 岩にはハクサンイチゲがへばりついている。
笹と共生できないので、ここまで生えているようだ。

赤谷本谷方向の残雪原
万太郎山より360° パノラマ クリックすると大きくなります

万太郎山頂   11:37

 山頂には誰もいません。
虫が沢山飛び回る中で、お昼にしました。
気温は、なんと25℃下界と変わりません。
天気は少し薄曇りになって来たが、写真を撮って辺りを見回すと斜面には、シャクナゲが多く咲いている。
色も赤くて綺麗だ。
 谷川岳もだんだん近づいて、肩ノ小屋も見えている。
天神尾根を下り、5:00のロープウェイ最終に乗れれば良いので、少しゆっくりする。
遅れても日が長いので、迎えに来てもらえば良いと楽天的な私でした。


←仙ノ倉山方向



↓谷川岳方向
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