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松手山  標高1,1613.6m 
エビス大黒ノ頭 標高1,888m
平標山   標高1,983.7m 
万太郎山 標高 1,954.1m 
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谷川岳主稜線縦走 2へ

谷川岳主稜線縦走の花

(単独行)

仙ノ倉山 標高2,026.2m 
谷川岳  トマノ耳標高1,963.2m
山歩き行程 (写真を沢山撮りながらなので、あくまで参考です)
元橋駐車場-1時間25分-松手山頂-1時間16分
-平標山頂休憩15分-48分-仙ノ倉山頂休憩15分-1時間8分-エビス大黒ノ頭休憩13分
-43分-
毛渡乗越-1時間14分-万太郎山昼食休憩23分-1時間2分-大障子避難小屋-59分-オジカ沢の頭
休憩16分1時間13分-
谷川岳トマの耳-44分-熊穴沢避難小屋-28分-ロープウェイ天神平駅         全工程 12時間14分
(休憩1時間22分含む)   
マワットノセン

 赤谷川が90度東に方向を変えた所に、マワットノセンがあります
まだ雪が残っている滝つぼに落ちる音が聞こえてきそうです。
上流は雪渓で赤谷本谷は、だいぶ隠れていました。
水量が多いので、渡渉点はだいぶ注意が必要でしょうね。
山行図

 5月26日谷川岳、27日仙ノ倉山と登ったので、縦走したくなり昨年とは逆コースの平標山から始めました。
高山植物が咲き始めただろうか?残雪はまだあるか? わくわくしながら歩けるのは、この時期ならではです。

普通は、1日半の掛かりますが、健脚の人は朝早くからなら十分一日で歩き通せます。

 今回はお天気に恵まれましたが、突風や雷に十分注意してください!

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平標山の地図

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エビス大黒ノ頭を振り返る

 ずい分下ってきたもんだ。
毛渡乗越まで標高差320mだが、それ以上に感じられる。
沼高生は、やっとエビス大黒ノ頭に着いたようだ。
もうへとへとに違いない。

毛渡乗越

 エビス大黒ノ頭から下ってゆくと3人のパーティーが腰を下ろして休んでいる。 
昨日は、雷で大障子避難小屋に泊まり、雷鳴もひどく、指先までピリピリしてきたそうだ。
 少し下りて行くと、沼田高校山岳部11人が休憩を終え腰を上げた所だ。
昨年縦走した時に、一番きつかった場所なのだ。
今日は、肩ノ小屋から来たそうで、20kg背負っているのだそうです。
挨拶を交わし道を譲ってもらう。

仙ノ倉山頂   標高2,026.2m  8:15

 先行者が、笹薮の陰に座っていました。
ずっとガスが晴れるのを待っているのだが、無理との事。
写真を撮ってもらい、山頂方位標の陰で食事にする。
 お茶とコーヒーを沸かし、焼肉弁当に焦げ目を付ける。
暖かい物を口にしてほっと一息。
 先行者と入れ替わりに、後からの5人が到着したが、たちまち山頂を後にする。唯一の風除けを私が占領したので、風の当たらない場所で、食事にするのだろう。
時期はずれでも、登山者がやってきます。

ミヤマキンバイ(深山金梅)
ハクサンコザクラ(白山小桜)
ハクサンイチゲ(白山一花)
平標山へ H20  6月10日

元橋駐車場 4:31

 3:30に家を出て、元橋駐車場までは私が運転し、妻が車を運転して帰ってもらいました。
下山後は、土合6:22の電車で帰宅する予定。
昨年は10時間半で歩けたので、余裕があるでしょうね。
 朝早いのに、三国峠で車が1台。
後で分かったのだが、 「気ままな男の山歩き」の赤城さんでした。
元橋駐車場には、車が二台これから登る所でしたが、先に私が先行します。

蜜を求めて飛び回っている、アゲハチョウ
ミネザクラは終わりに近づきましたが、側を通ると甘い香りが漂ってきます。
エビス大黒ノ頭へ

 ハクサンイチゲを入れてのエビス大黒ノ頭、しゃがみこんで何度もシャッターを切る。
こんな道草をしているから、歩くのが遅くなる。
 しかし綺麗な景色ばかりなので、どうしても立ち止まる。
同行者がいたら迷惑この上ないだろう。
 急坂を下り終えると登りが待ち構える。
ここを左へ巻ければすごくらくなのだが・・・。

谷川岳主稜線縦走の花

1670地点より万太郎山を見上げる

 少し登ってまた降下、毛渡乗越へはなかなか着きません。
 あー万太郎山までは、あんなに登らなくてはならないのか!
毛渡乗越 H20  6月10日
エビス大黒ノ頭山頂より、360度のパノラマ クリックすると大きくなります。

エビス大黒ノ頭へ

 仙ノ倉山を後にし、これから急勾配をぐんぐん下る事になる。
 これからは階段も無く、山道らしくなり、あまり人にも会わないのでしっかり景色を満喫しよう。
目指すはエビス大黒避難小屋、とんでもなく下に見えている。
上から見ると急勾配だが、降りて来るとそれほどでもない。
 谷川岳西黒尾根や白毛門で慣れているせいか、急勾配は気にならなくなったのかも?
平標山頂より、360度のパノラマ クリックすると大きくなります。
平標山への縦走路
毛渡乗越   標高1,568m 10:23

 ←赤谷林道からのコースとの接点、鞍部にある毛渡乗越に着きました。
この赤谷川沿いに降りてゆくと川古温泉に出る。
これからの季節は、山ヒルが出そうです。
 →倒れた標柱が、気象の激しさを物語ります。
これから386mを登り上げる。
高山植物が多い所だが、なんと行っても長い道のりだ。
 
今回縦走の時間的な中間地点だが、休まず先に進む。

平標山頂 標高1,983.7m  7:12

 まだ早いので山頂には、誰もいません。
小屋方向から来る人がいるようだが、駐車場に居た人達だろうか。
前回と違って風は無いが、今度は虫の来襲だ。
ゆっくりおにぎりを食べている間が無い。
写真を撮るのも、レンズの周りに小さい虫が群がる。
用意しておいた、虫除けティシュを使ってみたが多少効果があるようだ。
多少の食料と水分を摂り、お花畑へ下って行く。

←V字型に切れ落ちた新潟側の沢
エビス大黒避難小屋  8:46 

 狭い小屋だが、中は綺麗だ。
上越国境は風が強いので、寒い時には一休みに良いだろう。
予定時間をオーバーしているので、休まずエビス大黒ノ頭まで登り上げなければ。
 ここまで、シャクナゲ・ハクサンイチゲ・ミヤマキンバイが咲いていたが綺麗な群落は見当たらなかった。

エビス大黒ノ頭 H20  6月10日

仙ノ倉山頂より、360度のパノラマ クリックすると大きくなります。
仙ノ倉山への縦走路
平標山 お花畑を振り返る

 お花畑には、少しだけ花が咲き始めました。
いつも風が吹き抜ける場所なので、成長が遅いようです。
今日は風も無く、暖かく最高の日ですが御覧のように花はまばらにポツポツと開いていいるだけでした。
まだ、朝早いので花弁はこれから開く所です。
仙ノ倉山へ H20  6月10日
松手山登山道 

 鉄塔下のつつじ原、これからヤマツツジやハコネウツギが咲き出すところ。
アカモノが足元で沢山咲いている。
日の出前なので気温は、10度以下だ。
フリースを着込んだが、そろそろ暑くなる。
 昨日は、ずい分雨が降ったのだろう、木の葉はビッショリ道もぬかるんで泥溜まりの所もある。
今日は、風が無風に近くお天気が期待できそうだ。
エビス大黒ノ頭 標高1,888m  9:27

 山頂には古くて文字の読めない標柱がありました。
仙ノ倉山よりだいぶ低いが、見晴らしは良い。
パンを口にして仙ノ倉山を見ると、2人山頂に立っている。
 
 沼田高校山岳部が、9・10日と谷川方向から縦走しているはずなのだが、
先を見ると毛渡乗越からぞろぞろ登って来る。
縦走路脇のシラネアオイ

 エビス大黒ノ頭、へ近づくにつれシラネアオイが多くなる。
大きな紫の大輪が数多く出迎えてくれる。
日が高くなり、暑くなると萎れてくるので朝のほうが見頃だ。
シラネアオイの写真を幾つも撮ったが、これが一番形が良い群生だった。

エビス大黒ノ頭
より


←仙ノ倉山
→仙ノ倉山頂アップ

登山道分岐 

 駐車場から舗装道路に出ると、左に曲るのが松手山方向、真っ直ぐ林に入る新しい開かれた道が平元新道。
最近は松手山経由の方を歩いている。
こちらの方が、花が豊富に見られてお勧めです。
平標山登山道 

 山頂手前のガレ場の階段を登ると、北側には既にハクサンイチゲの群落が出来ていました。
まだ早いと思っていたのですが、見られて登った甲斐がありました。
おそらくお花畑は、まだ咲いていないだろう。
笹藪の中には、シャクナゲが点々と咲いている。
仙ノ倉山 を振り返る

 岩を過ぎた所で、振り返ると仙ノ倉山が大きく構えている。
谷川からの縦走では、最後の難所になるだろう。
 縦走路には、所処いまだに「マツダランプ」の柱が残っている。
新しい平標山の物は「東芝ランプ」になっている。
ガスが出た時は、肩ノ小屋からの距離が書かれ目印になったのだろう。
エビス大黒ノ頭へ

 前に大きな岩が立ちはだかる。 
エビス岩だろうか大黒ノ頭岩だろうか、左に巻いて岩を登って行く。
残雪のある谷の方にも点々と、ハクサンイチゲが咲いている。
急な登りも景色や花を眺めながらなので苦にならない。
松手山頂  標高1,1613.6m   5:56

 天気が良く、苗場山もしっかり見える。
チングルマの咲く苗場山にも登りたいなー。
 5月27日に登った時は、ミネザクラやイワナシの花が満開だったが、もうすでに終わり。
イワカガミは咲き始めたが、見頃はまだまだ。
平標山登山道

→急な階段を登り終わり、ゆったりした稜線から振り向くと、雪の残る苗場山系が横一線綺麗に見える。
シャクナゲが咲いているのだが写真では分かり難い。

↓前には、平標山-仙ノ倉山-万太郎山が連なって見える。
谷川岳はずーっと先に小さく横から顔を出している。
あそこまで行くのか!
気が遠くなるほど遠いなあ。
膝の具合が心配だが、一歩一歩進むしかない。
谷川山系主稜線縦走 1  H20 06-10
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