谷川岳-一ノ倉-茂倉 山歩き3  H.28 03-26(土)

谷川岳-一ノ倉岳-茂倉岳 1

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谷川岳-一ノ倉岳-茂倉岳 2

谷川岳 Jimnyさん同行)
トマノ耳標高1,963.2m
オキノ耳標高1,977m
天気:晴れ
山頂気温:13℃

万太郎山

オジカ沢ノ頭

一ノ倉Jimnyさん同行)
標高1,974.2m
天気:曇り
山頂気温:7℃
茂倉岳Jimnyさん同行)
標高1,977.9m

天気:曇り
山頂気温:6℃
表層雪崩  14:53

 雪庇の無く緩い尾根から右1m程度を歩いていると左の足元が突然崩れる。
「tomoさん危ない」とJimny-Hikerさん声が掛かり、小さな表層雪崩が発生。左手に持っていたピッケルが谷に落ちる。
とたんに体の重心を反対側に傾け事なきを得る。
紐を手繰りピッケルを手元に戻しホットする。
あと一歩左を歩いていれば万太郎谷の奈落の底まで落ちたかも?
一つも張り出していないのに足もとの雪ががズルっと落ちる。
例えると羊羹の脇にマシュマロが張り付いていた感じです。
山を舐めていた私は、雪山の恐ろしさをつくづく感じました。
 
 自分の事だけでなく、ずっと後ろから西黒尾根を登って来た単独さん(山レコユーザーのARAQさん)が降って来る。同じトレースを辿って来れば同じ目に遭って危険だ。
降りて来るのを待ち大声で危険を知らせる。
こちらの方が、西黒尾根の登りよりも緊張して大変だったそうです。
 私達もスノーシューよりアイゼンの方が安全なので履き替え、今度はかなり右を歩く事にする。
おかげで藪への踏み込みが激しく、無駄な動きも多く時間もかなり消費してしまいます。


奥の院より一ノ倉岳へ H.28 3月26日
茂倉新道を降る

 ヒヤリとしたが、まだまだ先は長い。
ナイフリッジの場所は、かなり緊張しコースを決めた。
雪庇が小さくても殆ど新雪なので登れば落ちてしまいます。
右の樹林帯を潜りながら進むより仕方ありません。
うさぎが雪庇の上を歩いているので羨ましい。
矢場ノ頭は、まだまだ先で有ります。
傾斜が緩くなり、潜り込みも多いので再びスノーシューに変換とします。
吹き溜まりでは、断然歩き易いですね。
遅れた分のスピードを上げなくては・・・
雲が取れまた青空が多くなる。
土樽駅  18:23

 走れば間に合ったかもしれないが、31日まで19:33の最終電車が有るので無理しません。
土樽駅に着き、暫くするとARAQさんもかなり疲れた様子でやって来ました。
このコースを数多く歩いていますが、一番辛かった。
茂倉登山口  17:50

 「tomoさん、このままでは18:09の電車にも間に合わないよ。」
と言われましたが、もう遅い。
普通より1時間40分も余計に掛かってしまいました。
 登山口先に除雪された舗装道路が現れた時は、かなり嬉しかったです。
矢場ノ頭を巻く

ウサギのトレースを辿り矢場ノ頭を右へ巻く。
雪庇の発達場所も今年はかなり小さい。
この先は、樹林帯に入りかなり歩き難くなる。
雪が積もって少しはマシかと思ったが、間違いでした。
アイゼンに履き直して足元を注意し慎重に降ります。

オジカ沢ノ頭

谷川岳

万太郎谷

ARAQさん

雪が落ちた跡

茂倉避難小屋  14:24

 避難小屋への斜面は緩いが、クラストしている上に新雪が積り足がずり落ち歩き難い。
茂倉避難小屋は、トイレと共に屋根の先だけ出ていた。
 その先は、尾根が細く新雪も多い。
おまけに夏道の窪みで踏み抜く所も多く、急斜面では四足バックとなってしまいます。
 私は先行して、足元を確かめながらかなり慎重に進んで行く。
新雪の少ない右側は、ずるずる滑りかなり歩き難い。
新雪が30cm程度積もっている方が歩き易いので、ピッケルを左手に持ち雪を確かめながら降りて行く。
過去2回残雪期に歩いているが、これほど困難なのは初めてです。
茂倉岳より茂倉新道を降る
茂倉岳  14:07

 一ノ倉岳先から芝倉沢に向かうスキーヤーが2人、ゾンデ棒とスコップで雪の状態を確かめていた。
茂倉岳へは、トレースが全く見られない。
ナイフリッジになっていないので茂倉岳へ向かう。
茂倉岳は、山頂標識が頭だけ出ていた。

トマノ耳

オキノ耳

一ノ倉岳

茂倉岳

一ノ倉岳より茂倉岳へ

一ノ倉岳より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。
一ノ倉岳  13:16

 一ノ倉岳からこちらへ降って来る人がいた。
3:30からトップで西黒尾根をラッセルしたそうです。茂倉岳方向へのトレースが無かったので引き返して来たという。
私達が、茂倉新道を降ると言うと後から付いて来るそうです。食事を摂っていると単独女性もやって来た。
一ノ倉岳へ

 雪の被った低木帯をスノーシューで少しづつ降って行く。
急傾斜の場所は、ピッケルを使いバックで降りて行く。
ノゾキから下を見たいが、かなりの雪庇が発達しているので危険です。
B.Cの方も引き返して来る人がいます。

白毛門駐車場   19:53

 新しいE129系の車内では、女性の車掌さんが改札にやって来て240円支払いました。
私は明日休みですが、Jimny-Hikerさんは朝から仕事だそうです
お疲れ様でした。
懲りたので今年の雪山は、これでお終い。

トレース発見

 黒檜の樹林帯後半でトレース発見。
数人のグループが、本日ここまで登り登頂を諦め降ったようでした。
新雪の急坂を登って来たのは大変だったろうな。
有りがたく使わさせて戴きます。
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