堅炭岩峰群 
 
 大きな堅炭岩峰群そそり立っています。
側を通り過ぎるのですが、その大きさに圧倒されてしまいます。
カメラに収まりきれないのでつなげています。
広角レンズが欲しいなー!
 この辺りから山が色付き、紅葉も濃さを増して綺麗になります。

一ノ倉岳-谷川岳山歩き1 H20 10-02 (中芝新道-巌剛新道コース)

芝倉沢手前  6:26 
 
 みなかみ町山岳救助隊の軽トラが止めてあった。
草刈の作業員が荷台に寝泊りしているのだろうか、人の気配がしました。
登山者が安全に登れるのもこの人達の支えがあるからです。
大変ご苦労様です。

山歩き行程 (写真を沢山撮りながらなので、休み休み歩いています。)
マチガ沢駐車場-17分-一ノ倉沢駐車場-46分-芝倉沢出会-2時間45分-一ノ倉岳休憩10分-54分-オキノ耳昼食休憩30分-20分-トマノ耳
休憩5分-57分-ラクダのコル
-1時間11分-マチガ沢駐車場    全工程8時間5分休憩45分
含む   

中芝新道  8:58
 
 尾根道を見下ろす。
この北斜面が見事ですが、見えません。
武能岳に続く山稜はガスの向こうです。
予報では、天気が良くなる予定で登り始めたのだが、まだまだ晴れる気配なし。

芝倉沢を見下ろす

 よくもまあ急坂を登ってきました。
中ゴー尾根と違い、きついのですが、変化に富むため楽しい登りです。
上に登るにつれ、風が強くなり帽子が吹き飛びそう。
寒いので毛糸の帽子を被り、体温が下がるのを防ぐ。
 草刈跡はこの辺でお終い、ルートがはっきりしていたが、笹の窪みを頼りでこれからは迷いそうだ。
こんな場所で、草刈機を振ります事が出来るのは凄い人達だ。

中芝新道
 
 急勾配で草付の露岩帯を、登って行く。
両手両足で体を確保して行きます。鎖があれば何の事は無いのだが・・・
笹も無く捕まりり場が無いのが難儀で、6月28日に笹に捕まりながら、ヤブ漕ぎをしたほうがよほど安全でした。
 私としては、もっと奥まで沢を登ってから尾根に取り付いた道の方が良いと思う。
残雪を登った時の方が、よっぽど楽でした。

幽ノ沢出会  6:00 
 
 一ノ倉尾根をぐるっと回り込むと幽ノ沢出会だ。
生憎ガスが掛かって一ノ倉岳は見えないが、すうーっと朝日が岩肌を照らし幻想的な光景でした。
 沢の水はほとんど流れていない。
この分なら芝倉沢の沢登りも大丈夫だろうか。

中芝新道
 
 紅葉を両手に、最後の急登です。
この岩場を過ぎると、緩い斜面になります。
鮮やかな紅葉は、相変わらず続いてゆきます。
相変わらずうえの方は、まだまだガスが巻く。

中芝新道 前回合流箇所  7:40
 
 堅炭岩峰群が見え、前回迷ったうえ、藪から抜け出した場所です。
今の方が笹が下に寝ていなくて、藪漕ぎしやすそうでした。
残雪が溶けた後の笹原を下るのは良いのですが、急な登りは苦労しました。
ここからは、尾根登りで大きな段差もありますがそれほど苦になりませんでした。

一ノ倉沢駐車場   7:12

 車両が入れるのはここまで、トイレもあり立派な駐車場が完備されているが、紅葉シーズンが始まれば朝から満杯であろう。
平成20年秋の交通規制
谷川岳登山指導センター〜一ノ倉沢
2008年10月3日(金)17:00〜10月5日(日)17:00
10月10日(金)17:00〜10月13日(月)17:00
10月17日(金)17:00〜10月19日(日)17:00
10月24日(金)17:00〜10月26日(日)17:00
駐車場にはカメラマンらしき車が4台、日が差すのを狙いすでに三脚を構えている人もいた。
一ノ倉沢上部にはガスが掛かっているが、頂上に付く頃には晴れるだろう。
私も写真を撮り、先を急ぐ。

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中芝新道
 
 一ノ倉尾根の急峻な斜面が浮かび上がる。
山肌に張り付いた紅葉が、朝日に当たり輝き始める。
岩の草付きの、草紅葉の黄色はじゅうたんを乾かしているようだ。
360度、何処にカメラを向けても素晴らしい景色だ。

天気:晴(山頂ガス)   山頂気温:6.7℃
一ノ倉岳  
標高1,974.2m
(単独) 
谷川岳 オキノ耳
標高1,977m
(単独)
谷川岳 トマノ耳 
標高1,963.2m
(単独)

中芝新道
 
 朝日に照らされ輝く湯檜曽川を見下ろす。
歩いてきた、幽ノ沢が下に見えた。だいぶ登ったなあ。
白毛門は、まだガスが晴れない。
 昨年は、白毛門綺麗な紅葉を見損なってしまったが、今年もだろうか?

中芝新道
 
 堅炭岩峰群を左に見ながら、ぐんぐん高度を上げて行く。
紅葉がどんどん綺麗になる。
北斜面なので、温度差が激しいのでしょう。
今まで見た中で最高の色です。

中芝新道
 
 急斜面を登りきると尾根道の、笹原になります。
刈り払いが終わったばかりなので、道は分かり易いのですが、笹の葉で滑ります。
なかなか上は、ガスが晴れてきません。

芝倉沢 
 
 本来は、沢の右側をずっと登って行きます。
私は、ぺンキが見えたので、左側に移動してみたら藪になり道を間違えたので、再び右に戻りました。
ぺンキのマーキングは、古びて不明朗です。
完全に頼りにできません。
 この先沢の本流は、左に大きくカーブします。

芝倉沢  6:28
 
 左は 6月28日の芝倉沢です。
 右は10月 2日の芝倉沢です。
初夏には雪渓が連なり、雪の上をアイゼンで登って行くのですが、今は沢沿いを登ります。
岩をコンクリートで固めた旧道が真ん中に走り、絶景ポイントです。

 この沢を登って行き、左に大きくカーブすると堅炭尾根への取付点です。
地図でも点線マークで、難路となっていて多くの方が道に迷う所です。
そのため、山に慣れた人しかお勧めできないルートです。

6月28日の芝倉沢
10月2日の芝倉沢

芝倉沢へ 
 
 一箇所道がジグザグに折れ、少し高度を上げると、対岸に白毛門山が見えた。
頂上付近はガスが掛かっている。
紅葉の様子はよく分かりません。
28日の日曜日は、白毛門で遭難騒ぎがありヘリが飛んでいた。

新道分岐  6:13
 
 新道へはここを降る。清水峠や蓬峠へは、川の増水が無ければ新道を歩いた方が速いし安全だ。
芝倉沢から道が悪いので、旧道を歩く人は少ない。
石垣など旧道の跡を確かめながら、のんびり歩くのは良いかもしれないが、道路は崩壊箇所が多く、だいぶ遠回りなる。

新道分岐  5:51
 
 一ノ倉沢を眺め、新道周回コースはここを降る。
 今日は、用事があるので速めに巌剛新道を下らなければならない。
巌剛新道ピストンも考えたが、面白みが無いのでこちらにしたが、時間的にぎりぎりだ。
旧、国道291号線平坦な道だけでも速く歩かなければ。

マチガ沢駐車場   5:28

 西黒尾根から登って行く人たちがを目にした。
マチガ沢
駐車場には、車がすでに3台駐車。まだ薄暗いが早くも上り始めた人がいる。
天神尾根以外では、巌剛新道が一番速いので、最近登る人が増えたようだ。
 私は
一人芝倉沢を目指し一ノ倉沢に向かう

芝倉沢出会  6:31
 
 芝倉沢出会には一ノ倉岳(中芝新道2.8km)と立派な標識があります
草刈されていますが、整備されていない道です。
安易に登ると、とても苦労します。

 左の堅炭尾根は、紅葉が始まりそう、沢沿いの左には、まだヨツバヒドリの群落が咲き誇っていた。

 沢の左を登って行き大きな石の手前で沢を渡り、右側に少し高巻く。
草を刈ったばかりなので、道は明瞭です。

山行図

 天気予報は晴れそうだ、28日も谷川岳に登ったが、頂上はガスが巻いた。
今度こそと、朝早くから行動開始。

 6月28日に中芝新道を登ったが、尾根への取付点が分からず、だいぶヤブを漕いでしまった。
今度は、雪も無いので順調に登れるだろう。

 明日から週末はずっと規制が掛かるので、紅葉を楽しみに、マチガ沢へ車を向ける。
 


 中芝新道は整備されていないので、慣れていない方は、行かない方が良いでしょう。
道にも迷います。
一ノ倉岳-谷川岳2へ
一ノ倉岳山頂  9:16

 
だんだん笹の道の窪みが深くなって来ると、突然山頂に突き抜ける。
誰もいない一ノ倉岳山頂は、ガスで真っ白。
中芝新道は、3時間掛からなかった。
地図にコースタイムも出ていないので、未知の世界。
写真を撮っていた割りに早く着きました。
 辺りをうろうろして時間を潰すが、一向にガスが晴れない。
仕方無く谷川岳に向かう。
山頂手前

 
山頂に近づくと笹原の登りが始まる。 
一ノ倉沢駐車場から見た一ノ倉岳とは、まるで違う優しい山に見える。
山頂が一瞬見えた隙にシャッターを切る。
笹は、一年おきに刈り払われるようだ。
すでに足元が見えないほど茂った場所もある。
足元が分からないので意外と歩きにくい。
疲れた体には、だいぶ長い登りだ。

中芝新道
 
 ガスが降りてきた。芝倉沢は、すっぽり白い世界に包まれます。
見透視が悪くなっても、一度登っているので心配は要らない。
 芝倉沢の北斜面は、カエデ・ツツジ・ナナカマドで真っ赤に染まっています。
山がー燃えるー♪♪ てっな感じです!
いや下を見ると、沢も燃えています。
 自分が今まで見た中では、もっとも綺麗な紅葉でした。 感激!感激!
谷川岳には、大勢登っているがこの光景を目にした人は、何人いるだろう。

中芝新道
 
 中芝新道は、まだ長いぞ数歩進んでは、写真を撮り、少し登っては山頂方向の天気を気にし、ゆっくり登る。
日が差し込むと、余計に鮮やかさを増してくる。
ガスのせいで葉もしっとりと濡れているので、余計に美しい!!
もみじのトンネルを抜けてゆく、なんと幸せな気分だろう。
急な登りだが、一つも苦にならない。

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一ノ倉岳の地図

尾根への取付 
 
 登り口を上から見ました。
上からの方が、ペンキが良く見えますが、不明瞭です。
前回は、雪が残っていて登りやすいので、ずっと上流まで遡ってしまいました
 これからが、急勾配で最もきつくて危険な箇所に差掛かります。

尾根への取付 7:02
 
 一番肝心な場所です。
沢を渡りペンキに沿って進むと、草刈箇所が登り口です。
もっとはっきりした印があれば分かりますが、雪渓が残っている時ここを見つけるのは、至難の業です。

芝倉沢手前  6:26 
 
 芝倉沢手前の支沢は、道路が崩壊して流されている。
前回来た時に、雪渓が張り出していた場所だ。
ロープを頼りに沢へ降り、
上り返して道に出る。

芝倉沢より一ノ倉岳へ(中芝新道) 

マチガ沢駐車場より芝倉沢へ(旧道) H20 10月 2日

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