トマノ耳を後に
鳥の羽根に包まれたトマノ耳を後にする。
スノーシューを履いた先行者のトレースは、完全に雪庇を歩いている。
あと5mは、左に寄らないと安全とはいえません。
雪の壁のようで張り出しが少ないから危険はなさそうですが、気温が上がれば一気に崩落するかも知れません。
谷川岳下山
苦労した急坂も帰りは、うそのように楽が出る。溝になったトレースをアイゼンで辿る。
横をボーダーが、ザーツと滑り降りて行く。
新雪は、ボードもめり込みスピードが出ないようだ。
トマノ耳へ戻る
せっかく来たので、素晴らしい天気を満喫せねば。
雪が多い割に、エビの尻尾は発達していないので風は強く吹かなかったのかな?
私の様なものでも登れるのは、登山者が多く足場がしっかりしているからだろう。
白毛門山
オキノ耳
周りの山並みが良く見える。
三脚を立て撮影に没頭している人もいる。
新潟の山は、雪がタップリです。
尾瀬の山並みもずらりと並ぶ。
白毛門を目指し、最後の難関を登っているグループもいる。
浅間山
白毛門山
朝日岳
笠ヶ岳
天神平 14:56
元気なボーダーは、2度目のすべりを楽しむためまた登って行く。
スキー場の北側では、競技の最中。
田尻尾根では、下山者の脇を危険なボーダーがスピードを上げ滑り降りて行く。
登山者は、肩身が狭くなって来た。
肩ノ小屋 12:55
いつものように肩ノ小屋を覗いてみる。
正面の扉は、雪が吹き付け締まったままで誰も入っていないようだ。
備え付けのスコップで雪を取り除き、ドアを引くが、建付けが悪くきつい。
中にも雪が吹き込んでいた。
一人コーヒーで一息入れる。
暖かいので皆さんお外で食事です。
再びトマノ耳 12:44
暖かかったが、風は冷たくなって来た。
そろそろ降りましょう。
西黒尾根にも登山者が見えました。
あちらは、とてつもないラッセルなのでしょう。
厳しいコースは、エキスパートしか受付ないのです。
オキノ耳 11:44
風が無いので暖かく感じる。
レジャーシートを広げ、ジャンバーの上に座れば雪の冷たさを感じない。
カップそばとアップルパイと石焼きイモを家から持って来たので不思議な取り合わせの食事となった。
眺望の良い場所で最高の気分。
大烏帽子
俎ー