谷川岳-一ノ倉岳-茂倉岳 山歩き1 H.23 08-16(火)
谷川岳 (単独行)
トマノ耳標高1,963.2m
オキノ耳標高1,977m
天気:晴れ
山頂気温:26.9℃
お盆休暇最終日ですが、この所夕立が続くので午後3時頃までに下山できる山行きしか出来ません。
標高が低いので夏の谷川岳は、暑くて出かける気にならない。でもロープウェイを利用すれば標高1,300mから
登る事になるので暑さが和らぐであろう。
改築された茂倉避難小屋も確かめたいので久しぶりに茂倉新道を降りてみよう。
茂倉避難小屋 11:50
雪崩で東の屋根がつぶれた茂倉避難小屋は、平成21年秋に改修され少し小さくなりました。
それでも立派な小屋で快適に泊まれます。
小屋の北側に水場が有り、5分ほどで往復できます。ただし枯れる事も有ります。
一ノ倉岳より茂倉岳へ
一ノ倉岳 11:04
ガスの切れ目で谷川岳が一瞬見え、その後ずっと隠れてしまいました。
急坂を登りきり、何とか先行者のご夫婦に追いついた。
戻るか考えていた所、私が茂倉岳経由で土合15:21の電車で戻る事を説明すると後から付いてくると言う。
休まず3時間で下れるので、まだこの時間なら余裕であろう。
急坂を登ったので汗びっしょりでも、ガスのおかげで涼しく感じる。
奥の院 10:13
あまり見晴らしが良くないので先へ進みましょう。
奥の院まで来る登山者は、極端に少なくなります。
オキノ耳 9:44
誰もいない山頂です。
ザックを下ろし、いつものようにパノラマ写真を撮っても東方向が全くガスで見えません。
トマノ耳から登山者がどんどんやってくるので、腰を下ろしてオニギリとパンを食べる。
山頂にもヒメシャジンが咲き、薄紫の花が美しい。
オキノ耳へ
オキノ耳へ向かう人は、まだいない。
このままでガスが、晴れることは無いだろうな。
慰霊碑駐車場 7:03
慰霊碑駐車場に停め、谷川ベースプラザに向かい歩いて行く。
谷川ロープウェイ駐車場にはどんどん車が吸い込まれていく。
熊穴沢避難小屋よりトマノ耳へ
鎖場
鎖のある岩場を登りきると森林限界を超えます。
なぜか紅葉したナナカマドが有り、その先の俎ーを見渡す。
天狗の留まり場 8:21
天狗の留まり場の岩に付いたミヤマシャジンに魅せられ、足を止めて休憩してしまいました。
岩の周りは、ミヤマシャジンがいっぱい咲いて思わずカメラのシャッターを押す回数が増えてしまいます。
笹原の広がる肩ノ広場が美しい。振り返ると淡い雲に霞んだ天神平が向こうに見えました。
トマノ耳へ
肩ノ小屋上にあるケルンに埋もれた祠は、何の意味があるのだろうか?
小屋の守り神だろうか。
お盆休暇最終日なので、意外と人が少ないな。
トマノ耳 9:24
晴れていても湯檜曽川方面からガスが湧き上がって来る。
おかげで気温が高くも涼しいのだが、景色が半分しか見渡せません。
天気予報は、夕方から崩れる予報なのでこのままガスに覆われるかも知れません。
登山者もどんどんやってきそうなので、オキノ耳へ移動しましょう。
熊穴沢ノ頭避難小屋 7:59
2月19日に来た時は、目印の鉄柱が50cm程度出ていただけで、小屋はすっぽり雪の下でした。
避難小屋にいわお新道のヒルの事が書いて有りました。
秋にならないとこちらには、降れませんね。
天神ザンゲ岩 8:59
ザンゲ岩の上に1人休んで居ました。
2月19日に登った時に敗退した思い出の場所である。
冬場は、これからが厳しかったのだが、今は階段をゆっくり登れば直ぐに肩の広場に出てしまいます。
田尻尾根分岐 7:36
ヨツバヒヨドリ咲く天神平を後に先行者を抜きながら田尻尾根分岐に来た。
5月8日にここを降りようとしたが、あまりの雪の多さに諦めたのでした。
林の隙間から谷川岳を見るとガスが、抜けていく所でした。
一ノ倉岳 (単独行)
標高1,974.2m
天気:曇り
山頂気温:30.5℃
茂倉岳 (単独行)
標高1,977.9m
天気:晴れ
山頂気温:29.0℃
茂倉岳 11:26
茂倉岳山頂では、何も見えず。
白毛門から馬蹄形縦走をしてきた若者とすれ違い、西黒尾根を下ると言う。何と1時に歩き始めたそうだ。
先行の渋川から来たご夫婦と小休止。
今日、茂倉新道を下るのは私達だけだろう。
慰霊碑駐車場-10分-ロープウェイ-14分-天神平-32分-熊穴沢避難小屋-22分-天狗の留まり場休息14分-36分-肩ノ小屋休息6分-7分-
トマノ耳休息4分-16分-オキノ耳昼食休憩22分-58分-一ノ倉岳-22分-茂倉岳休息12分-12分-茂倉避難小屋水汲み6分-50分-矢場ノ頭
休息5分-1時間22分-土樽登山口-26分-土樽駅電車待ち43分(15:22=電車10分=15:32)土合駅-26分-慰霊碑駐車場
全歩行工程 8時間2分休憩1時間9分含む(電車待ち乗車含めず)
茂倉岳を下る
茂倉岳周辺は、雪深いのか花が多い。
タテヤマリンドウ・ハクサンフウロ・ハクサンシャジン・キンコウカ・ハンゴンソウ・エゾシオガマ・ミヤマトリカブト・タテヤマウツボグサ・ハクサンオミナエシ・ミヤマコゴメグサ等きりが無い。
降り始めても花が一杯咲いている。
ガスが巻く中、何処まで行くのか若者が1人登って来た。
茂倉岳からの下りは、スリップして歩き難い。
尻餅を付かない様に慎重に降りましょう。
ノゾキ 10:40
此処までヒメシャジンが多く咲く道です。
ノゾキから見下ろすと雪渓が、まだ多く残っていた。
トマノ耳より一ノ倉岳へ
肩ノ小屋 9:11
肩ノ小屋の管理人、馬場さんは今年一杯で引退と聞いた。
再び無人に戻るのだろうか?此処に馬場さんが常駐してくれるおかげで縦走した時、遅くなっても心強く感じられたのだった。
西へ周り主稜線縦走路を見渡してみる。
この時間から縦走するには、走らなければとても無理であろう。
天神尾根は、もっと時間短縮しなければな。
天神平 7:28
ロープウェイ待ちの行列は無くスムーズに乗れました。
天神平に着くと登山者がリフト脇の登山道を進んでいる。
リフトに乗り天神峠へ向かう人は、いませんね。
気温が、25.8℃と涼しいのが救いである。
谷川岳登山(天神平より) H.23 8月16日