西黒尾根登山口 8:39
指導センター上の駐車スペースには、もう4台程止っていた。
落ち葉舞う道を、西黒尾根登山口へ向う。
オフシーズンのこの季節でも西黒尾根を登る人がいるのには驚きだ。
登山指導センター 15:12
指導センター先のゲートには、11月24日10時より降雪のため通行止と書いてありました。
ぽつんと止る車に乗り込み、今日の山行きは失敗だったと後悔する。
田尻尾根出口 14:43
緩やかになり田尻尾根出口へ飛び出す。
作業道を歩きながら、上には帰りのお客を乗せたゴンドラが行く。
正面に見える白毛門山には、今年もう一回登れるだろうか。
湧き水を口にし、西黒沢沿いを歩く。
スキー場の圧雪車とバックホウが見え直ぐそこは、ベースプラザである。
天神尾根分岐 13:49
天神峠の展望台には、数人の人がこちらを見ている。
冬場とリフト利用者は、右の尾根道を進む。
天狗の留まり場 12:55
下山するに従いどんどん天気が、回復してきました。
引き返し頂上を再び踏みたくなりましが、秋の日暮れは早いのであきらめ下山します。
トマノ耳 11:21
山頂は、すっぽりガスの中。
山頂の雪は、意外と少なく拍子抜け。
追い越して行った人と先に来た人が二人寒そうにして食事をしていました。
私もカップうどんとパンを食べ一息つきます。
食べていると一瞬青空が出ました。
シャッターを押すが、またガスに覆われる。
こんな天気のオフシーズンでも続々と登山者がやってきます。
天気が回復しないのでオキノ耳へ向かいます。
トレースの跡が凍り付いてアイゼンを付けたくなるほどツルツル、一瞬オキノ耳が姿を現しまた消える。
冬枯れの小枝に、雪が付き固まり寒そう。
氷河の跡 10:54
普段でもツルツルで登り難い氷河の跡は、雪が張り付いて難儀である。
赤い服の先行者も苦労しているようである。
トレースの付いている右側の雪の上の方が、滑らなくて安心して登れる。
西黒尾根を登る
上に来ると雪も増え、鎖が半分埋もれている。
ガスが巻き込んで来て先も見えなくなって来ました。
やれやれ、今日は他の山に登った方が良かったかもしれない。
上越国境の谷川岳は、天気が変わりやすいのでも有名である。
ラクダの背 10:15
何時もは、此処で一休みするのですが今日は喉も渇かないのでそのまま進みます。
ススキの穂も吹き飛んで寒々しい空を見上げると雲の動きが早い。
頂上に着くまで青空が、待ってくれないかな。
前方には、登山者も見える。
一ノ倉沢駐車場
11月24日10時より冬季通行止となるので谷川岳に登る前、一ノ倉沢に立ち寄った。
2日前に降った雪は、だいぶ溶け、紅葉は全て終わり冬枯れとなった山肌は殺風景である。
駐車場より沢に立ち入ると道が出来ている。奥に開けた場所があったので写真を撮って見る。
マチガ沢に寄ると車が一台、巌剛新道から登っているのだろう。
私は、西黒尾根へ向かう事にする。
天狗の留まり場の先 13:06
天狗の留まり場には、人が休んでいたのでその下の岩場で腰掛コーラを飲み小休止、頂上は晴れて来て悔しいな。
ザンゲ岩 11:02
ザンゲ岩まで登ったが、山頂は全く見えず。これまでカメラを出す回数も少なく水も殆ど飲まないのでペースが速いぞ。
ザンゲ岩を過ぎれば、途端に緩やかです。
Sさんは、土合駅からトマの耳まで2時間を切ると言っていたので遠く及びませんが、私も3時間を切ることが出来るかも?
田尻尾根分岐 13:56
ロープウェイに乗るのが、もったいないので久しぶりに田尻尾根を降る事にした。
初夏には、タムシバの白い花が咲き誇る場所も落ち葉の積もる今は足跡が一人分、熊が居そうな道を行く物好きは私一人ではなかったようだ。
白毛門山を正面に尾根を降って行くと谷川岳が見え、山頂はまたガスが巻いて来た。
ブナ林の中に、大きな朽ちた株を発見。
これだけ大きなブナの木が今でもあれば、とても目立った事だろう。
だらだら下り、ゴンドラが上を通り過ぎるのが見えるようになると出口は近い。
ラクダのコル 10:19
巌剛新道合流地点から本格的な登りになる。
ガスが出て谷川岳の天気がどんどん悪くなって来ているけど、先行者も数人登っているのが、判ります。
振り返ると朝日岳方面も雲が掛かって来た、雪景色の巻機山は、まだ見えています。
高度が増すにつれ風は冷たくなり気温も8℃まで下がって来ました。
今年最後の谷川岳となるのに残念だな、引き返す訳にも行かないし。
どう見ても初心者で装備も靴もレベルの違う人がいました。
おそらく此処で引き返す事になるだろう。
熊穴沢ノ頭避難小屋 13:30
避難小屋まで降りて来てもう戻る気は完全に失せてしまいました。
前回登ったいわお新道を右に見て、熊穴沢ノ頭を東にトラバースする一般道を歩く。
冬道は、尾根沿いに歩くが、まだ小雪に埋もれるこの道が歩ける。
天神ザンゲ岩 12:33
階段が続く肩ノ広場は、雪田となる場所だけれどまだ雪は少なく天神尾根なら夏山スタイルでも登って来られました。
肩ノ小屋は、11月3日で営業を終了したのに、まだこれから登ってくるグループもいたり登山ブームだからでしょうかね。
オキノ耳 11:55
こちらの山頂にも寒そうな登山者が一人、晴れ間が出たのですかさず記念写真を撮ってもらいました。
少し晴れ間を待っていたが、南からガスがどんどんやってくるので、あきらめ戻りましょう。
一瞬だけ万太郎谷が見えました。
トマノ耳には、また別のグループがいるようだ。
肩ノ小屋まで降りると小屋脇にテントが風に飛ばされそうでした。
西黒尾根を登る
JRの鉄塔を過ぎ、尾根道からは木の葉が落ちたため谷川岳が垣間見えた。
ブナの落ち葉を踏みしめ冬枯れの登山道は、もの悲しい。
北斜面には、2日前に積もった雪が残り、もう直ぐ冬山の季節に入る様子が見れる。
樹林帯が終わり、視界が開けると今度は鎖場が現れる。
霜で凍てついた鎖を握り締め、滑る足元に注意しながらゆっくりと登って行くと谷川岳が現れた。
朝は、綺麗に晴れ渡っていた空に雲が横切り始め、天気の崩れを予感させる。