1401地点 14:34
紅葉真っ只中の樹林帯に侵入して行く。
遠くの山並みは、已然薄雲に浮かんでいる。
天神尾根と俎ーに挟まれた、中ゴー尾根の紅葉がこれほど美しいとは思いもよらなかった。
少し平坦な1401地点で一休みして、リンゴをかじり水を飲む。
この時、中ゴー尾根を半分程度降りたかなと甘い考えを持ち、あと2時間で車まで着くと勘違いをしていました。
1401地点 15:45
紅葉を一人楽しみながらじっくり降ってゆく。
何時ものSさんから電話がある。最高の景色を伝えたいが言葉では言い尽くせない。
1401地点は、黒檜の生える見晴らしの良い場所だ。
少し暗くなった幕岩の横からタカノスA沢の紅葉が見事である。
最後の急坂
とんでもなく急勾配の樹林帯を降りていく。
此処にも以前無かったロープが張ってあり、とてもありがたい。
ヒツゴー沢が、眼下に見えて来ると長かった中ゴー尾根は終わりに近づいてくる。
牛首 16:43
暗くなる前に牛首まで到着。
此処を薄明かりの中歩くのは危険だったので一安心。
林に入り込むと薄気味悪いし、熊も心配になる。
夜道を歩く
杉林に入るともう日が暮れてしまいました。
ヘッドランプを持っているが、道に迷う心配は無いのでそのまま歩く。
幾つかの橋を渡り、登山口に近くなる頃には、足元が見えないほどに真っ暗になりました。
ダルマ岩 16:31
川原を歩いたり、左岸に入り込んだりしながらダルマ岩まで来た。
早くしないと日が暮れてしまう。早足で歩きラジオを点け熊対策に余念が無い。
予定では、もう車まで戻っていた時間なのだが・・・
二俣 16:14
伏流のヒツゴー沢には、水が無い。左岸を進み林に入ると直ぐに二俣である。
朝登った「いわお新道」を左に目にし、ここまでを振り返る。
下山のコースタイムは、2時間半だが今回3時間以上掛かってしまった。
慎重に降りた事と写真を多く撮ったためだ。
中ゴー尾根入口 16:05
伏流水のヒツゴー沢を渡ると中ゴー尾根入口の標柱が在りました。
やれやれやっと降りられたな。
恐るべし中ゴー尾根!谷川岳周辺のコースでは、一番きつい所であった。
三大急登の西黒尾根などよりとても辛いぞ。
谷川登山口 17:19
やっと車まで到着。秋の日暮れは早いので早めの行動をするのが常識と身にしみました。
最初から最後までずっと曇っていましたが、とうとう小雨が降って来た。
谷川岳では、雪の心配もそろそろしなくてはね。