湯檜曽川駐車場 6:52
一ノ倉沢駐車場が、観光シーズンの土日祝日に通行規制なので、マチガ沢出会い手前のこちらに止める車が多い。
駐車場は広く15台ほどのスペースがあります。
山行図
一ノ倉岳 10:27
笹原を登り上げると広い山頂だ。
険しい一ノ倉沢と違い笹に覆われた大地です。
かまぼこドームのある山頂は、珍しく人が多かった。
みな此処で景色を眺めているけれど、少し西に行った所の方が、谷川岳も良く見えお勧めです。
堅炭尾根 9:41
堅炭尾根へ辿り着き一休み。
逆光に大きな岩が圧倒するほどの創玄さをかもし出す。
堅炭尾根へ
芝倉沢から鋭角に堅炭尾根へ登る。
この辺が一番の難所です。
滑り易い岩場をトラバースするため、晴れて乾いているから危険は少ないけれど、とても気は抜けません。
地図でも点線となっていて、上級者登山道です。
旧道合流 7:52
旧道へ登り上げると虹芝寮の物だろうか?薪が積んでありました。
道標には、旧道健脚者向きと書いてあり、新道へと誘導しているようである。
途中ヘアピンカーブを過ぎると白毛門が見え、今度は旧道らしい石垣が連なる。
幽ノ沢 7:27
幽ノ沢は、水も少なく橋も架かっていません。
橡の実の転がる明るい林を気分良く歩いていると石組の横井戸らしきものを発見。
以前は人家があったのだろうか?
マチガ沢 6:56
駐車場から刈払いされた道を北に進むと直ぐにマチガ沢にぶつかる。
以前の立派な橋は流されたので、渡る道は少し上流に移動した。
真っ直ぐ登ると旧道の車道に登るので、橋を渡り進み、沢から登った所でまたマチガ沢への分岐があるが真っ直ぐ進む。
今月の 9月 5日に巌剛新道から谷川岳を経由し、蓬峠を下ったばかりであるが、昨年 9月21日の谷川岳は、紅葉が始まっていたため、続けてまた登りました。
谷川岳登山指導センターのサイトによると登山道の刈払いは完了との事。
前回あれほど暑かった頃と比べめっきり涼しくなり、山日和の天気と相まって出かけました。
マイカー規制で一ノ倉沢車輌通行止のため、土合橋先を右に折れ、湯檜曽川沿いの砂利道終点の駐車場から新道を歩き、中芝新道を登る事にしました。
旧道へ登る
成蹊学園虹芝寮が、林の中に見えました。
煙突から煙が揚がり、外に3人程見え薪割りをしているようです。
ジグザグに急坂を登るので、今まで平坦な道になれた身には辛い。
中芝新道を登る
何処に行くのか資材運搬ヘリが、武能岳を横切って行く。
空を見上げると西からいわし雲が流れて来た。
天気が崩れる秋の兆候でである。
白毛門から朝日岳の塊が湯檜曽川対岸に聳え、こっちにもやって来いよと呼んでいる。
武能岳への縦走路にも登山者が歩いている。
堅炭尾根に幽ノ沢を登って来た2人がいました。
昨晩は、ツェルトを被り岩の間でビバークしたそうである。
さぞかし寒かったであろう。
JR見張小屋手前分岐 7:41
此処が旧道へ登る最後の分岐路です。
先には、大きなJR見張小屋あり立入禁止と書いてある。
新道は、この先も湯檜曽川沿いに続き白樺尾根を登りますけど、今日は中芝新道を登るので、左に折れ山に入って行く。
中芝新道を登る
堅炭尾根けっこう険しい道で、行き交う人も僅かである。
人込を避け、じっくり歩くには、景色が良くて楽しめるコースである。
しかしガスが、巻く時や風の強い日は避けたほうが良い。
堅炭岩を過ぎると谷川岳が見えるようになり、草刈りされた岩場の急登が終わると美しい稜線となる。
紅葉真っ盛りとなれば、谷や山がオレンジ色と笹の緑ですばらしいコントラストを織り成す。
今回は、まだ早いようでナナカマドの赤い実だけが目立ち、木々はくすんだ色でした。
堅炭尾根取り付き 8:55
芝倉沢が大きく左へカーブすると、笹刈してある堅炭尾根取り付き地点が見えてくる。岩の隙間にダイモンジソウが咲いていた。
道が崩壊した場所もあり登山道も途切れている。
初めて登ると迷う所だ。沢の岩にペンキの目印箇所で右岸に渡る。
芝倉沢左岸を登る
川は、下流に向かって右岸・左岸と呼ぶ。
芝倉沢左岸に渡り、草刈してある急で滑り易い道を登って行く。
ノコンギク・オンタデ・ノリウツギが咲いている。
侵食だけでなく氷河が削り取ったと考えられるほど急峻な沢である。
芝倉沢 8:21
西に廻り込んで来ると突然豪快な芝倉沢が眼に飛び込んで来る。
快適な旧道は、此処で途切れてしまう。
雪崩で旧道は削げ落ち、一旦崖を下降してまた旧道に登り上げる。
芝倉沢は、コンクリートで岩を固められ、コルゲートパイプが1本通してある。
沢の右岸の中芝新道登山口とある道標が目印で、此処を登っていく。
一ノ倉沢 7:17
一ノ倉沢出会からは、一ノ倉沢の絶壁は見られません。
ここを真冬の2月14日に歩いた時には、沢も川も全てが雪の下に埋もれ潅木の雪原となっていました。
少し進むと旧道への登り口分岐がまたあります。