谷川岳 山歩き 2 H20 09-28 (中ゴー尾根-保登野沢コース)
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トマノ耳よりオキノ耳
 
 団体さんで賑わうトマノ耳を後にするが、オキノ耳山頂までも凄い人の帯、このガスではせっかく来た人も素晴らしい紅葉が見渡せなくて残念だろう。
私も昨年の錦の山肌景色が目に焼きついていたので、がっかり。
マチガ沢もすっかりガスの中だ。
 200人位は天神尾根往復だろう、老若男女いろいろな人がいるのも谷川岳ならではです。
秋の紅葉時期のウイークデーは、ロープウェイに乗るのでも1時間以上並ぶ事もしばしばだ。
もっと他のルートを整備し、分散する方法を考えた方が良いでしょう。

 さて腰を下ろしてゆっくり休める場所はあるだろうか?
今日は、がっちり歩いたので腹ペコだ!

オジカ沢ノ頭分岐より谷川岳 H20 9月28日

保登野沢を下る  

 低木帯の急坂を降りてゆく。
広葉樹が多くなると熊が心配なので、ラジオを付ける。
鈴とラジオで、だいぶ騒々しいが誰もいないので、迷惑にならないだろう。

天神峠  

 リフト乗り場南側も人影はまばらだ。
紅葉シーズンたけなわには、大行列になる場所です。

谷川岳を振り返る

 山頂はガスが掛かっている。
ここから見ると、山は青々して紅葉には程遠く見えてしまう。
山頂の鮮やかな紅葉がうそのようだ。
来週は、さらに賑やかになるのだろう。

オジカ沢ノ頭分岐  11:37
 
 登って来た道を振り返ると、きれいに草刈されているのが良く分かる。
なだらかな尾根道の先には、急な露岩帯、急坂が続くとは思いもよるまい。
初心者が、谷川温泉に降りるため安易に行ってしまいそうだ。
 オジカ沢ノ頭は、残念ながらガスが掛かってきたが、稜線の新潟側は紅葉がすばらしい。
万太郎谷上部は、ナナカマドやツツジの紅葉で真っ赤に染め上げている。

浅間神社   16:22

 谷川温泉外れに、富士浅間神社と言う立派なお社があります。
側には町営テニスコート・駐車場・トイレが整備されていて、このコースを歩くのならここに車を止めた方が良いでしょう。
 これから、廣池学園を迂回し車を留めた谷川沿いに歩いてゆきます。

保登野沢を下る  

 ワサビ田の脇を通り、道が広くなると、林道がすっぽり流されている。
3mほどの崖を梯子で登る。
この先は、伐採途中の林と水源地があり、里が近い事が分かる。

保登野沢を下る  

 朝に中ゴー尾根を登った人もこちらを下ると言っていたので、新しい足跡はその人のものであろう。
人が通ったばかりで熊は大丈夫と思ったら大間違いです。
以前吾策新道の下りで、ばったり熊と遭遇したので辺りの様子を伺いながら歩きます。

高倉山・谷川温泉分岐  14:46

 高倉山への鞍部から右のヤブに入り込んでゆく。
Sさんは、ヤブがひどいと言っていたがそれほどでもなさそうだ。

天神峠   14:34

 天神山が近くなのに、なぜここが天神峠なのだろう?
ベンチがあるが、一休みも考えずに先を急ぐ。

白毛門山方向

 ガスが切れ、笠ヶ岳・白毛門山が見えてきた。
あちらの人出は、どうだったのだろう?
 ロープウェイ山頂駅の人は、まばらだ。
これからどんどん下って来て混雑するのだろう。
 ここまで下るとだいぶ暖かくなった。

天神峠

 天神峠のリフト乗り場が近くなってきた。
この辺りのナナカマドは、色付き始めたばかりだ。
展望台まで来た人たちが、この辺りまで散策に来るのだが、天気が良くないせいか、人影が見当たらない。

天神尾根下山
 
 春には気付かなかったが、ナナカマドが多い道です。
遠くに天神峠のリフト乗り場が見え、その向こうは高倉山だ。
ゲレンデは、すっかり刈り払われ、早くもスキーシーズンの準備が出来ている。
 天狗の留り場で団体さんの1グループに追いついた。
この先50人以上追い抜き、駆け下りて行ったのだが、タイムはそれほどでもなかった。
やはり混雑期の天神尾根は、歩くべきでないのだろう。

天神尾根より中ゴー尾根
 
 オジカ沢ノ頭は、ガスの中。
真っ赤なナナカマドの実の向こうには、中ゴー尾根が続く。
こちらから見るとやせ尾根を、下山者が5人下って行くのが分かった。
 降り口は緩やかなのだが、この辺りから急な岩場が続いてくる。
事故が無ければ良いのだが、私はとてもあそこを降ろうと思わなかった。

肩ノ小屋へ 13:14
 
 新潟側からガスが立ち昇ってくる。
稜線の紅葉
は目にせずに降りることになる。
肩ノ小屋は、だいぶ静かになったが、まだ登山者がやってくる。
5時前には、谷川温泉に降りたいので急がなくては。

オキノ耳  12:21
 
 オキノ耳山頂も混んでいるので、少し先で昼食にする。
カップうどんにお湯を注ぎ、豚カルビ弁当をパックから出しアルミホイルで包みバーナーで熱する。 暖かい食事に満足!

トマノ耳  12:08
 
 山頂は日曜なので凄い人だかり、まるでお祭りのようだ。
ガスが巻いて景色も見えなくなったので、通過し、オキノ耳へ向かう。
山頂気温は、9.5℃もっと寒いと思ったのだが、昨日の雪が解けた所を見るとこんなものだろう。

肩ノ小屋  12:02
 
 紅葉を楽しみながら、肩ノ小屋へ登り上げる。
途中でハクサンフウロ、返り咲きのチングルマ・ミヤマキンポウゲ、ドライフラワーに近いヤマハハコの群落など思いもよらぬ花が見られた。
肩ノ小屋には沢山の登山者がいるようだ。これだけ気温が低いと外では寒い。
小屋脇を通過しトマノ耳に向かう。

鞍部先の岩場より谷川岳トマノ耳・オキノ耳
万太郎谷上部
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谷川岳の地図

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谷川登山口   16:32

 谷川温泉の奥は、こんな道です。
先行者の車はすでに無く、私の軽トラだけがポツンとある。
だいぶ歩いたので疲れました。
明日は、筋肉痛が出るだろうな。

ホワイトバレースキー場   16:13

 少し前に工事に来ていた、ホワイトバレースキー場ロッジが見えました。
管理人の方に山ヒルが多いと聞き、涼しくなったので谷川温泉から、今時分登ることにしました。
 ロッジの先に、駐車場がありますがオフシーズンなので車を止めても問題ないでしょう。
此の先、左に曲がらず砂利道の林道をまっすぐ下って行きます。

保登野沢を下る  

 道もだんだんしっかりして来て、杉木立が多くなる。
植林した林になると、林道が近づく事になる。

丸太橋  

 4本目の丸太橋です。
すべて丸太には、ロープが付けられ流されないようにしてありました。
林の中をずっと長い下りが続きます。

丸太橋  

 やっと沢まで降りてきました。
送電線があるので、巡視路として整備されているようです。
全部で4本の丸太橋を渡ります。
 水はまだ残っているので補給の心配ないですが、登りの方にとっては最後の水場です。

保登野沢を下る  

 道が崩壊していたが、注意すれば問題なさそうだ。
中ゴー尾根から見れば、こんな下りはとても楽だろう。

保登野沢を下る  

 草刈は行われていないが、多少歩かれている道だ。
ヤブを潜り抜けると見通しが良くなり、水上の町やホワイトバレースキー場のゲレンデが見える。
遠く子持山も霞んでいるが確かめられた。
足元には、リンドウやツリガネニンジンの花が咲いている。

天神峠を下る  

 南側ゲレンデを下って行く。
草原には、リンドウが咲いているが、もう直ぐ草刈されそうだ。
このまま高倉山から湯蔵山に道は続いていそうだが、地図には廃道と書いてある。
1組のご夫婦が降って行くが、急傾斜に難儀をしているようだ。

天神峠分岐   14:16

 木道を進むとたちまち天神峠分岐だ
洗い流された道を少しばかり登って行く。
残雪期は、こちらを歩くのですが、天神峠までに誰とも行き会いませんでした。

熊穴沢避難小屋   14:02

 小屋周辺も大混雑。
この裏に、いわお新道があるのだが、コースタイムはほとんど変わらない。
予定通り、天神峠-保登野沢コースを辿る事にする。

白毛門山遭難
 
 白毛門山に登っていた、友人のSさんから携帯で連絡が来た。
白毛門山で、馬蹄形縦走帰りのパーティの一人が足を痛め動けなくなり、ヘリを呼んだと言う。

東を見ると、防災ヘリ「 はるな」が白毛門に向かっている
馬蹄形縦走後に白毛門の下りは、大変足に負担が掛かるからだろう。

天神尾根下山
 
 団体さん達は、下の方まで降りたようだ。
5月26日に雪の斜面をたちまちすべり降りた事がうそのよう。
段差の大きい階段は、足を傷めるので苦手だ。

 天神峠までは、結構長いな。
水上温泉街が見える。
吾妻耶山の先は、薄雲の中だ。
最近晴天の日が無いので、山に出かける意欲が薄れてしまう。
 紅葉シーズンのこれからに期待しよう。

残雪
 
 日陰に昨日の雪が残っていた。
肩ノ小屋の屋根隅には、落ちかかった雪が残っていた。
今朝は、屋根から雪がどさどさ落ちてきたそうだ。

オキノ耳よりトマノ耳  13:06
 
 40分近く休んだが、依然ガスの晴れる気配なし。
山頂からの紅葉を見たかったのだが、諦め下山する。
帰りも2つの山頂は、大混雑でした。

鞍部先の岩場より肩ノ小屋方向
鞍部先の岩場よりオジカ沢ノ頭方向
谷川岳  トマノ耳標高1,963.2m 
      オキノ耳標高1,977m(単独)

幕岩とオジカ沢の連瀑
天気:曇り   山頂気温:9.5℃
注 このコースは、山ヒルが発生するので夏場は注意して下さい。
谷川岳より天神峠へ 
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