オキノ耳 11:33
二つの山頂で、これほどゆっくり出来たのは初めてでした。
一人でのんびり眺めていると、西黒尾根を後から登って来た後夫婦が、到着。中芝新道から雪渓を乗り越えて着た方も到着。
巌剛新道入口で、出会った2人のおば様もやってきた。
途端に賑やかに山の話が始まった。
団体さんがいない山は、気楽ですぐ打ち解けて話が出来る。
尾瀬の水芭蕉は、終わりだとか、中芝新道を登った苦労話などいろいろな情報交換が出来た。
私のように、ロープウェイの休止を知らなかった人も沢山いました。
西黒尾根より天神平
谷川ロープウェイは、16日から20日まで点検のためお休みです。
西黒尾根を登る人も少ない。
ロープウェイの音が無く、晴れて静かな谷川岳が、十分楽しめそうだ。
巌剛新道登山口 14:51
谷川岳は何度訪れても、違った景色や花を見られ良い山です。
これからは、午後になると雷が多いので注意しましょう。
氷河の跡 10:02
5月26日に難儀をした「氷河の跡」は雪もすっかり消えていました。
これだけツルツルの岩に鎖が無いのは、雪の重みで千切れてしまうのだろうか?
歩く場所は、特にテカテカ光っている。
上から見るとツルツルの岩が良く分かります。
日本三大急登と言われるのも、このせいなのだろうか?
初心者が間違って下ると、大変ですね!
私も雪が残っていれば下りません。
トマノ耳 10:46
良く晴れたこの時間に誰もいないのは初めてです。
風が少ないので虫が少し寄ってくる。
虫除けティシュを幾つか広げ、コンビニ弁当をいただく。
こんなに静かな山頂で、一人静かにお昼を食べるのは、贅沢極まりない!
南の赤城山・榛名山・子持山・小野子山みんな霞んで墨絵のようだ。
ザンゲ岩先
サンゲ岩の横を通り過ぎ、右を見ると笠ヶ岳、朝日岳が広がる。
朝日岳のホソバヒナウスユキソウも見たいなあ。
群落でもっと沢山咲いていたっけ。
下から上昇気流に乗ってトビが揚がって来た。
正面から見ると、投影面積が小さいくなるので、獲物に見つかり難いのだろう。
風切羽を広げ頭の上を飛んでいった。
登山者のお弁当を狙っているのだろうか?
巌剛新道
だらだら、沢の様な道を登って行く。
雪解け水も少なく、今日は水路歩きのようになりませんでした。
少し進むと、サンカヨウの小群落が目に入る。 ちょうど見頃。
木の枝でガードされて、踏み入らない様に誰かがしたようだ。
ザンゲ岩脇 13:09
これから急降下になる。下りは花を見落とし気味なので登りでしっかり撮っておくべきです。
また、ホソバヒナウスユキソウを見つけながらなのだが、見つけにくかった。
これから登って行く人もいました。
肩ノ小屋脇
肩ノ小屋脇の雪田で、行きに雪の中で冷やしておいた、コーラを回収。
アルコールは飲まないので、これでスカッと爽やかになりました。
初夏の山歩きの楽しみの一つです。
雪田 肩ノ小屋方向に雪田が広がります。 この先を横切らないで、岩を乗り越えて行った方が安全でした。
岩場の急登
新しい黄色いペンキに沿って登って行くと、ホソバヒナウスユキソウが咲き出している。
群落を作っている所もある。これを目当てに登って来る方も多いようです。
他にも、ハクサンイチゲやハクサンコザクラが咲いていました。
ヨツバシオガマも此処にだけ咲いていました。
巌剛新道
ロープの張ってある沢を渡り、水を汲む。 雪解け水は冷たく美味い。上にはシラネアオイの紫色が目に付いた。
鎖・ロープ・梯子を使用し急坂を登り上げる。
巌剛新道登山口 7:15
マチガ沢には、カメラマンも含め数台駐車してある。
山頂も晴れていそうなので、期待を胸に登り出す。
駐車場より一ノ倉沢の雪渓
第一見晴 14:26→
こんな所でスキーをすると、落石に巻き込まれないだろうか?
新潟から来た人と、写真を撮りながら一緒に下りました。
若い時は、仕事の後夜行で山に行ったそうです。
トマノ耳からオキノ耳へ
オキノ耳から一人降りてきた。
昨日、今日で馬蹄形縦走をしたそうだ。
天気が良く最高だったに違いない。
オキノ耳手前には、いろいろな高山植物が咲いていた。
ハクサンイチゲにハクサンコザクラ、チングルマも見つけた。
既に盛りを過ぎたシャクナゲ越しに縦走路を見通す。
平標山は、遥か向こうに覗いている。
トマノ耳を振り返ると、残雪が扇形に広がっている。
また誰もいない頂上が待ち受けていそうだ。
ラクダのコル 09:03
登り上げる少し手前の岩場にハクサンコザクラの群落がありました。
林の中から開放され尾根歩きです。
第一見晴 7:55
スキーをする2人を追い抜き、第一見晴からマチガ沢を見ると残雪がいっぱい。
汗をかいたので、メッシュのシャツ1枚になる。
雪を渡る風が清々しい。
林はすっかり青くなり、初夏の気分。
ここから急になりますが、岩のごつごつした道をゆっくり登る。