白毛門山へ
登山道は、急傾斜のガレ場に変わり、冬場は難儀をする所だ。
大岩を右に見て草付の岩場をトラバースして行くと稜線に出る。ここまで足元には、
ナエバキスミレ・イワカガミ等だけで花の種類や数は少ない。
土合 登山口 3:56
2時45分に起き、上牧のコンビニに寄り朝飯を食べる。
土合橋駐車場にはけっこう車が止っている。テントは二張、ライトがついているのでそろそろ歩き出しそうだ。
登山口の馬蹄形概念図を見ると気合が入る。
笠ヶ岳を降る
笠ヶ岳の先に避難小屋がある。
脇を通り過ぎ降って行くと夏にニッコウキスゲが咲く草原の鞍部ですが、まだキスゲの芽も出ていませんでした。
さて今年は、花の時期に来られるでしょうか?
笠ヶ岳へ
綺麗な色のムラサキヤシオがあったので何枚も写真を撮っているうちに、また単独のおじさんに抜かされた。
ガレ場が続き急坂になると今度は、私が追いついた。山肌の残雪を見ながら頂上を目指す。花が無いので足取りは速い。
笠ヶ岳へ
一ヶ月前には、白毛門山の北側は雪田に覆われていたがすっかり溶けている。
そのためだろう足元は、ぬかるんでいた。
シャクナゲは、すっかり終わり代わりにベニサラサドウダンが咲き始めていた。
足元は、イワカガミ・ミツバオウレン・アカモノが咲く。
松ノ木沢ノ頭 5:26
松ノ木沢ノ頭では、三脚を立てしきりに写真を撮っている人がいた。
追い越した人も登って来て、これからずっとこの方と抜きつ抜かれつを繰り返す事になる。
周囲の登山道には、アカモノが見頃で綺麗でした。
馬蹄形縦走はこれで3度目である。前回右回りだったので今度は左周りで白毛門からです。
一日で回るとなると日が長い夏至の近辺が、行動時間を長く取れるので有利となる。
久しぶりに日曜日は、晴れマークが付いた。雷の心配も無さそうだし、気温もそれほど上がらないであろう。
以前と比べ気力・体力も十分で経験も積んでいる。
高山植物も沢山咲き、ホソバヒナウスユキソウやチングルマも見頃であろう。
心配なのは、写真を撮りすぎてタイムオーバーしてしまう事だ。前回も朝日岳でだいぶ道草をしてしまった覚えがある。
まあ今回も15時間の予定で、4時から歩いて夕方7時に戻れるだろう。
このサイトを見て馬蹄形に挑戦しようと思っても、余程体力に自信が無いと成功するのは難しいです。
ヘロヘロで足がおぼつかないようになってから下山する事は、非常に危険で怪我の元です。
あなたが最後の下山者となり後ろから降りて来る人がいないので、倒れても助ける人はいません。
無理して歩いても楽しくないので、2日で歩く事をお勧め致します。
大烏帽子 7:48
大烏帽子は、標高1,9340m で朝日岳と幾らも差が無い。これを上下しながら歩くのだから体力も消耗する。
写真を撮っているとまた追い越さた。
6月下旬でもまだこれだけ残雪が多いので、冬の豪雪が伺える。
笠ヶ岳 7:15
笠ヶ岳に着いた。白毛門で一人抜かされたのでこの時はまだ2番目でした。
南を見下ろすと後続者がやって来る。
ちょいと一息水を飲んで朝日岳にに向かわねば、山頂でゆっくりしている間は無い。
でも、パノラマ写真を撮り、望遠に換えて周囲の山頂を一通り撮影。
白毛門山頂 6:13
天気の良い日は、左回りの白毛門山からがお勧めです。
馬蹄形を目的だと気合で速く歩く事が出来るな。山頂でゆっくり出来ないが、パノラマ写真を撮りパンをかじる。
さて後ろの方が、追いついたので腰を上げよう。
松ノ木沢ノ頭へ
白毛門大滝を横目に見て、ヒノキのウロから林の中を登るので景色が見えない。
写真を撮っているうちに、鎖場で後続の方に追い越されてしまった。
あの人も馬蹄形だろうな。
こんな日を狙っていたのは、私だけでは無く沢山いそうだ。
小烏帽子 7:37
小烏帽子から笠ヶ岳を振り返る。これが好きなアングルである。
一人追い越され、白毛門を見ると登って来る人が見えた。
まだまだ朝日岳は、とても遠く幾つもピークを越えねばならない。
急坂を登る
暗くても勝手知ったる登山道、ヘッドランプが無くても歩けます。
しかし白毛門にも熊が出たそうで熊鈴を鳴らしても怖いので、パンパン手を叩きながら歩く。あーラジオを忘れてしまった。
だんだん白み始めて足元も見えるようになりました。