谷川山系馬蹄形縦走 2  H19 08-24
HOME
山域別記録
1280×1024で最適化しています。

一ノ倉岳へ  

 一ノ倉岳へ向う道は、ずっとガスの中です。
ガスが切れた一瞬の間に撮影。
 この道は、H17 10月 9日に逆方向から歩いて以来だ。
足元にも沢山花があるのだが、写真を撮る余裕が無くなった。
この次は、もっとゆったりした山歩きをしましょう。


蓬峠を振り返る    

 笹原のずっと下に、黄色く目立つ蓬ヒュッテ。
向こうには、尖った大源太山となだらかな七ッ小屋山。
 だんだん雲が掛ってきました。
快晴なら素晴らしい光景だったのに、残念!。


谷川岳へ  

 谷川岳へ足を向けると、直ぐに急坂を降りていきます。崖のずっと下には湯檜曽川が流れ、もし足元が崩れたら川に真っ逆さまに転がり落ちそうで、とても怖い気がしました。
薄暗くなって、こんな所は絶対歩けません。

一ノ倉岳へ  

 山頂近くで晴れ間が少し、西側登山道はだいぶ荒れています

草原にはキンコウカが、まだ咲いていました。
初夏には、このあたりも綺麗な花が咲くのでしょうね。
秋は草紅葉が見事だろうな。

茂倉岳へ  

 相変わらず笹も生い茂る。
大きな岩の脇を抜けてまた急坂となる。
茂倉岳山頂はまだずっと先のようだ。
暑かったが、ガスが近づいてきて、涼しくなったのが幸いかも。

武能岳を振り返る  

 一登りした所で振り返る、北の方も雲が増えてきた。
天気予報では、北の高気圧が移動してもう少し良くなるはずだったのに、上越国境の天気は気まぐれだ。
 両側の沢が深く、尖った尾根道を進む。

山行図

土合分岐    13:06   

 左へ下ると旧道や新道を経て土合に出ます。
10分ほど下れば、沢の水も飲めます。
昨年は、暑さと水不足で新道を下ってしまった。
今回は朝日岳で補給したので、まだ2リットル以上残っている。水があると心強いものだ。
 約200mの登りの、これより先は、まだ歩いた事のない未知の登山道です。

茂倉岳へ  

 奥の山は一ノ倉岳だろうか、もう少しで急坂も終わり、山頂が近づいて来たのが分かるが、初めての道は不安だ。
増してやこれからガスの中に、入って行かなければならない。
 日暮れとの勝負にもなって行く。
体調によっては、茂倉岳避難小屋へ泊るのも考えなければ。
あそこなら広くて快適だが、此処まで来たなら縦走を完結させたい。

谷川岳の地図

馬蹄形縦走 1

HOME

馬蹄形縦走 花


駐車場   19:11

 白毛門山登山口方向にカメラを向けましたが、暗くてわからず。
達成感は有りますが、よほど体力に自信のある方以外は、真似しないほうが良いです。

反省点
 あと30分早起きし、前半でもう少しペースを上げれば良かった。

 
杖を朝日岳に置いて来てしまい、肝心な降りに使えなかった。
 暑かったので、5リットルも水分を飲んでしまった。
 8月の馬蹄形は、暑さ対策を十分しないと無理があります。

西黒尾根登山口 18:50

 無事降りましたが、あたりは真っ暗。
不気味な感じ!
道路をよたよた歩いて、土合の駐車場へ。

谷川岳下山

ラクダの背 17:34

 この先の鎖場を過ぎれば、安全です。
もう写真を撮る事もないので、ザックの中にカメラをしまい、
その代わりに、ラジオとヘッドランプを取り出しました。
 熊よけのためラジオを大きく鳴らし、鉄塔辺りで暗くなり
ライトを点け下山しました。

ラクダのコル(巌剛新道分岐) 17:29

 巌剛新道を降ろうか躊躇しましたが、沢の方が日が暮れるのが早く、幾度も通った道の西黒尾根をこのまま歩きました。

 あと一ヶ月早ければ、暗くなるのも遅いのですが・・・
ロープウェイの音は、5時を過ぎてもまだ聞こえます。

西黒尾根下山

 氷河の跡辺りからとても辛くなり、カメラを構える余裕が無くなる。
ガスはだんだん濃くなるようだ、ラクダのコルまでは早く下りなければ。

足元がおぼつかなくなり、転びそうになるので慎重に降りていきました。
まだ明るいので、ペンキも良く見え一安心。

谷川岳 トマノ耳   16:34

 トマノ耳到着。
白毛門山・笠ヶ岳・朝日岳・七ッ小屋山・武能岳・茂倉岳・谷川岳と7つの山をぐるっと縦走完了。 
 これでもう山に登らなくて済むぞ。

あとはまっしぐらに降るだけ、さてさて足が持つかな?

谷川岳 トマノ耳へ

 最後の一登り、誰か居ないかと微かに期待しましたが、
誰にも遭いませんね。
少しだけ自慢もしたかったのですが、残念です。
綺麗な花も咲いているのですが、まあ先を急ぎましょう。

谷川岳 オキノ耳   16:34

 オキノ耳到着。
いつも賑やかな谷川岳もさすがに、この時間は誰も居ません。 
こんな静かな事は始めて、あたりまえか。

奥の院   16:29

 信心深くない私ですが、これまで歩けた事を感謝し、下山の安全を願い、手を合わせました。 
もう直ぐオキノ耳ですが、今回は素通りできませんでした。

一ノ倉岳を振り返る  

 疲れて来ると足がもたつきますが、無事下りて来ました。
ノゾキで、一ノ倉沢を撮ったのですが、シャッタースピードを間違え全滅。
 この先も岩場が多いので、ペースが上がらず、おまけにつま先に力を入れるので、足の指がツリ気味になってきました。



一ノ倉岳避難小屋  

 山頂には、避難小屋があります。
以前来た時は、ドアが壊れていましたが、綺麗に修理されていました。
泊るには怖い気もしますが、天候の悪化の時は頼もしい非難小屋です。

一ノ倉岳山頂 15:46  

 谷川岳の隣ですが、山頂は平でまるで様子が違います。
中芝新道への表示板は、切り取られていました。
危険だからでしょうか。
 休まず先へ進みましょう。

茂倉岳から一ノ倉岳

武能岳から茂倉岳へ登山道  
こんな急坂を、良くぞ登って来た者だ。

茂倉岳山頂 15:23  

 山頂到達!結局2時間10分のコースタイムを、1時間25分で登り切ってしまった。
我ながらすごいと思うが、ザックがとても軽くなったせいだろう。
計画では、上手く行けばロープウェイで下山も考えたが、さすがにもう時間が無い。
時間との勝負だが、茂倉岳避難小屋へ向わず、西黒尾根を降る事にする。

茂倉岳へ  

 茂倉岳山頂はガスの中です。
急な登りも終わり、ザックも足も軽くなって来た。
先が見えると、どんどんペースも上がってくる。
 体力の持続が心配だったが、最大の難所を乗り越えたようだ。

堅炭岩を望むへ  

 谷川岳は霞んでいるのだが、これは良く見えた。
中芝新道はこの脇を通るのだろうか。
すごい場所で、地図も点線になっているはずだ。

茂倉岳へ  
 一こぶ越えると、何とか山が見えた。 幾つかの急坂を乗り越えるようだ。 いろいろ花が咲いているが、ゆっくり見る時間が無い。初夏に来れば綺麗な場所だろうに、来年の宿題にしときましょう。

茂倉岳へ  

 武能岳から急坂を降り、前を見れば谷川岳上部はガスが巻いている。
 これからが、一番苦しい所だが展望がないと気分が削がれてしまう。
もう惰性で歩くのみ、疲れているが膝は痛くならない。
枝切れの杖が頼りないが、だいぶこれで助かった。

武能岳から茂倉岳へ 
蓬峠から武能岳 H19  8月24日 

武能岳山頂 13:49   

 武能岳を登り切ったが、谷川方面はガスで見えず。
下から登山者が上がって来るので、急坂が危険なので山頂で待つことにする。
蓬ヒュッテに向うと言う、やはり谷川岳はガスが巻いているそうだ。
 写真を撮ってもらい、最後の急登茂倉岳へ向う。
約100m急降下し、続いて400mの上り返しだ!

武能岳へ   

 一山越えてまた一山、この山が武能岳だ。
だんだん険しい、谷川山系らしい山容になって来ました
途中山肌出たすべりやすい場所も、数箇所ありました。

武能岳へ   

 2つ奥の山が、武能岳のようだ。
ヨツバヒドリ・ハクサンフウロ・ミヤマトリカブト等咲いている
武能岳からは、藪刈りがされていなくて、大分歩き難い。
一登りして一息。谷川方向は、逆光なので上手く写りません。

日付順山行記録

馬蹄形縦走 1

馬蹄形縦走 花

西黒尾根下山

 ロープウェイ下山最終は、17:00。
無理をすれば、1時間で天神平に降りられそうだが、30分足らずでは空でも飛ばなければなるまい。
 肩の小屋に寄るとおそらく泊る事になるだろうな。
仕方が無く、素直に西黒尾根を降りましょう。
家族には、ロープウェイに乗れなかったので遅くなるとTEL。

谷川岳へ  

 ガスの切れ間にまた撮影。
ガスが濃くなる前に、早く下りなければ、焦る気持ちを抑え、足元に気を付けゆっくり一歩一歩下ります。

茂倉岳へから谷川岳

inserted by FC2 system