雪庇と霧氷
平標山-仙ノ倉山歩き 1  H.25 03-30(日)
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平標山 標高1,983.7m
(赤城さん同行)
天気:曇り時々霧
山頂気温:10.6℃
仙ノ倉山 標高2,026.2m
(赤城さん同行)
天気:曇り時々霧
山頂気温:10.7℃

国土地理院1/25000の地図に追記

階段
穴

雪庇の尾根を登る

 青空でなくても幻想的な光景が目の前に広がります。
これまで人に合わないので元橋駐車場に止めた人達は、いったい何処を登っているのだろう。
 ブナ根幹の周りに出来た雪穴は、「根開け」と呼ばれる。
幹が太陽の熱で温められるからとか、木の周囲を渦巻く風で雪が飛ばされるとか理由があるそうです。
どっちにしろ雪の季節が終わり、春が近い証拠ですね。
 ずっとお天気は良くならず、薄いガスが漂っている。
そのせいか霧氷も徐々に発達している様子が伺えます。赤城さんは、あっちこっちと霧氷にカメラを寄せています。 私は、息子の新しく買ったフルサイズ一眼の「Canon EOS 6D」で広角と超望遠レンズ2本のみ。
なのでこれが精一杯、あーマクロレンズを持って来るべきでした。...

熊棚

ヤカイ沢右尾根

 いろいろなサイトを見ると冬は、平元新道を登らずヤカイ沢右の尾根を歩くと有る。
スキーは、沢をもっと奥まで行くようだが少し入った辺りで尾根に取り付く。
 これがなかなか急で、雪が締まって無ければラッセルとなり私では無理である。
左を見ると松手山方向から大雪崩の跡が行く筋も見えて気味が悪い。

山歩き行程 (花の写真を撮りながらなので、あくまで参考です)
元橋駐車場-32分-ヤカイ沢入口-1時間-P1432-1時間46分
-登山道合流-31分-平標山頂食事休憩28分-46分-仙ノ倉山頂-7分-仙ノ倉北P
休憩11分
-7分-仙ノ倉山頂-52分-平標山-1時間58分-松手山頂休憩7分-32分-鉄塔-31分-松手山登山口-9分-元橋駐車場
全工程 9時間44分
食事休憩46分含む   

夏道を登る

 私が右に逸れていたら、赤城さんが階段を発見。
やっと夏道に出ました。
此処は、シャクナゲとドウダンツツジやハイマツが入り混じる溝の様な通路のはずですが、雪で埋まり平らになっていました。
でもうっかりするとすっぽりはまり込む。

雪庇の尾根に出る

 急斜面を登り切ると雪庇の尾根に飛び出した。
此処にはスキーの跡も有り多くが歩くようで私達は、左に回り込み過ぎたかも知れない。
やはり雪庇の上は歩き易いね。

雪原を登る

平標山の地図

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爪痕
駐車場
完全な藪漕ぎ
山行図
夏道を辿って平標山へ

夏道を登る

夏道は近い?

 藪を抜け、少し左に回るとと雪原が見えました。此処が夏道と思いきや、雪が無い所でも階段が見当たりません。
どうやら夏道は、この右側にある尾根のようだ。
 進んで行くとごろごろしたブロック雪塊が現れ別の次元に迷い込んだよう。

雪庇終点

 1,650m付近で雪庇は終了。
この先は、急になりそうなので此処で一息。
 左の樹林帯から人の気配がしてきた。
山スキーの男女2人が急斜面をスキーで登って来るではありませんか。
ヤカイ沢左岸を上がって来たのかな?
上は岩場のようなので私達も左の樹林帯を登ります。

急斜面を登る
樹林帯を登るスキーヤー
ダケカンバの霧氷の先は雪庇の終わり
楽しそうな赤城さん
ブナの根明け
霧氷の発達
なだらかな雪庇
この先が急なのです

学校横の雪の塊

元橋駐車場   7:07

 赤城さんによると、元橋駐車場は除雪されているとの事。
10台程停まっていた車は、殆ど山スキーであろう。
そそくさと支度を整え準備OK、カンジキ!置いて行きましょう。
 歩き始め、学校裏に謎の雪の塊発見!

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平標山-仙ノ倉山2へ
大源太山方向
尾根を登りつめる
急斜面を登る
仙ノ倉山と霧氷
林道除雪終点

  相互リンクの「気ままな男の山歩き」の赤城さんと一緒に出かけ当初は、巻機山を予定し清水集落国道291号登山口まで行きましたが、生憎霧雨が降り出し中止と決定。
国道17号を三国峠方向に戻ると雨が止み、予報は昼ごろ晴れ間の出る予定なので平標山なら登れるかとふみました。
赤城さんは、2年前の平成23年4月17日に素晴らしい霧氷の中を歩いているので今回も期待できるといいな。
 そういえば前年の6月17日に花目当てで登った時も早朝は、雨にたたられ待機してから歩き始めたっけな。

藪漕ぎ

 灌木林はだんだん少なくなり、急斜面を登る事になる。
だんだん雪は消え、完全なる藪漕ぎに変化してしまいました。
赤城さんは、笹やシャクナゲ、ハイマツをもろともしません。
タフですね。ぐんぐん登ります。

雪が融けた?
雪塊だらけ
船の舳先のような雪塊
雪の崩壊斜面

P1432   8:39

 1432ピーク辺りだろう、傾斜は緩くなり雪庇にブナの森と霧氷の三点セットが現れ、これに青空なら申し分ないのだが・・・。。
 喜んでいると古い熊の爪痕が幹に残り成長と共に拡大したものが有りました。
上を見るとやはり熊棚も赤城さんが発見。

ヤカイ沢から  7:39

 林道除雪終点箇所でアイゼンを装着。
斜面を落ちれば、河内沢まで落ちてしまう。
 橋を渡り林道を歩くと遮断機の所でスキーや足跡を発見。
赤城さんは、もっと先まで歩き、山に入ったそうだが、ナビで確かめると此処から尾根を詰め登れるようだ。


平標山は近い

 階段は雪下に消え、雪原を登って行く。
スキーの跡で残雪時の賑やかさが伺えます。変化に乏しい光景は夏場でも長く感じるのに景色が見えない今は山頂がとても遠い。
 空が明るくなり仙ノ倉山が見えた時は、低木の霧氷と合いまして感動しましました

登山口からヤカイ沢入口へ H.25  3月30日
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