平標山の家 12:00
平標山の家周囲には、12時なので休んでいる人達が沢山いる。
私も水を飲み、歩いた山を振り返る。
天気も良く、気温も高いので快調に歩けた。
タイムももここで予定通りに追いつけた。
後は惰性で廻るだけなので、休まず先へ行く。
仙ノ倉山を振り返る
草紅葉も終わってしまい、笹の青さだけが目立つ、ゆったりした山道だ。
ここを歩くのは、花の咲く時期に限る。
エビス大黒避難小屋 10:20
この所、天気の良い日ばかり歩いているので避難小屋に寄ることも無いが、縦走路には幾つも避難小屋が完備していて、万一の事があったときにはとても頼りになる。
ここもスルーして最後の急登を歩き出す。
半分ほど登った所で振り返ると、万太郎山、窪んだ毛渡乗越、エビス大黒ノ頭が連なって、うなるほど感動的な景色になる。
此処は、ハクサンイチゲや初夏にニッコウキスゲの群落の場所だ。
平標山へ続く道
エビス大黒ノ頭を振り返る
大源太山へ
山頂手前から笹原が4m位広く刈られ、とても山道とは思えません。
まるで林道のようです。
とても快適な道です。
南を見ると三国山・唐沢山・吾妻耶山などここより低い山が見えました。
大源太山へ
平標山から先は、踏み後も少なくなり、三国山からやってきたグループ一組とすれ違っただけでした。
潅木の稜線上は、けっこう見晴らしが良い。
平標山の家から大源太山分岐までは、初めて歩くので目新しい。
初夏には、花も楽しめそうだ。
稜線上に低木が無くなると、周りの山がよく見える。
平らな苗場山も良く見えた。
エビス大黒ノ頭を望む
左にに尖ったエビス大黒ノ頭が見える。
ナナカマドの実が、秋の終わりを物語る。
あそこからこちらが良く見えたな。
群馬県から見るエビス大黒ノ頭は、険しい。
平標山頂 11:20
平標山頂ここも人が多い。
休息を取るのが少なかったので、予定の時刻までに下山出来そうだ。
さてお弁当にしようかと思ったら、無い!ないぞー、ザックの底まで見たが、車に忘れて来た様だ。出発が真っ暗闇だったので、分からなかったみたいだ。
仕方が無い、最後のカレーパンと暖めた缶コーヒーでお昼です。
非常食のカロリーメイトも2食分用意してあるので問題ないが、もったいない事をした。
平標山へ
仙ノ倉山から階段を降り始めると、下から見たような人が登って来る。
なんと友人のSさんだ!。
これから稜線縦走をして西黒尾根を下ると言う。
普通ならここから10時間は掛かってしまう所だ。
すでに11時近いが、普通の人の倍の速さで歩くSさんは、後で聞いたが16:30に土合に着いたと連絡があった。
まさに超人!
エビス大黒ノ頭を振り返る
エビス大黒ノ頭先より仙ノ倉山
エビス大黒ノ頭
谷川岳が遠くに見える。
今日もこれから大賑わいだろう。
平標山と谷川岳は、登山者が多いが、中間の峰はほとんど人が入ってこない。
山に来るのは、中高年ばかりからだろう。
エビス大黒ノ頭 9:50
さすがにここで一休み、温度計は、19.6度とこの季節にしては、暑い日だ。
パンをかじり、みかんを食べ少し腹ごしらえ。
仙ノ倉山までは人が多いが、ここまで足を伸ばす人はめったにいない。
360度の見晴らしの山だ。エビス大黒山と言ってもいいほどの貫禄である。
山頂標識が此処だけは、古いし文字が霞んで山名もよく分からない。
万太郎山への縦走路
エビス大黒ノ頭へ
なかなか頂上にはたどり着かない。
谷川岳から縦走した時には、ここが一番きつかった所だ。
振り返ると、万太郎山がおおきいなー!
紅葉は終わり、笹原と枯れ草だけが続いている。
群馬側の方が、侵食が進み厳しい山容を見せている。
こんな景色を見ると、来年もまた縦走したくなる。
エビス大黒ノ頭へ
エビス大黒ノ頭から降りてきた人が見えた。
今日はじめて行き会った人は、元橋から縦走し、最終のロープウェイで降り、土合から、湯沢電車まで電車に乗り、バス元橋に戻るそうだ。
水上駅までは、新潟電車区なので、新潟の人に都合よく時刻表が出来ているのだ。
エビス大黒ノ頭へ
切り落ちた岩場を見ながらピークを過ぎる。
今日は、暑い! 気候が一月逆戻りしたようだ。
エビス大黒ノ頭へ
笹原にになると、道幅が広くなりだいぶ刈り払われている。
これくらい広げないと、たちまち旺盛な繁殖力で道が、塞がってしまうのであろう。
この秋登った群馬側の谷川山系は、何処も刈り払いが行き届いていた。
関係者の方には、とても感謝いたします。
赤谷方向
草紅葉の向こうは、赤谷川。
川古温泉は、ずっと奥、よく登ってきたもんだ。
毛渡乗越に続き、エビス大黒ノ頭へもまた急登を行く。
景色が良いから気がまぎれるが、体はだいぶへばっているはずだ。
このコースは、縦走する位の体力が必要となるかもしれない。
赤谷方向
毛渡乗越へ登ってきた道が見えました。
笹原がジグザグに刈られています。
上から見ても、けっこうな急斜面です。
マワットノセンは、逆光でよく見えませんでした。
仙ノ倉山へ
南を向くと赤谷川が、真っ直ぐ流れている。
これから歩いて行く、黒金山と大源太山が並んで見える。
せっかく此処まで登ったのに、降らなければならない。
仙ノ倉山は、大きいし登り甲斐がありそうだ。
頂上には、人も見えている。
少し降って振り返ると、エビス大黒ノ頭が誇らしそうに聳え立つ。
仙ノ倉山 10:46
静かな縦走路と打って変わって、仙ノ倉山には人が沢山!
昼食には早いので、写真を撮っただけで退散とする。
頂上からエビス大黒ノ頭の方向へ、100mも進めば良い景色なのに山頂から先に行く人はほとんどいない。
私が平標山から来る時には、いつも先まで行くのだが・・・
エビス大黒ノ頭へ
左が万太郎方向、右がエビス大黒ノ頭方向。
エビス大黒ノ頭までには、幾つかピークを越えて行きます。
ナナカマドの葉もすっかり落ち、赤い実だけが残っています。
稜線上は、冬を迎える準備が出来ています。
大源太山頂 12:50
大源太山頂さすがに誰もいない。
平標山とは大違いの静けさだ。
気温が高い、25.6度もある。道理で汗をかくわけだな。
いくらか標高の低いこの山も、紅葉は終わっていた。
ゆっくりしたいが、これから長い下りが待っている。
秋の日は短いので、16:00頃までには川古温泉に下りたい。
渡渉点より上流方向
平標山の家へ
平標山から階段をどんどん降って行くと平標山の家が見えて来た。
まだこれから登って来る登山者もだいぶいる。
正面には大源太山も見える。
もう大きな登りが無いので、楽な気分で歩けるな。
平標山へ
仙ノ倉山-平標山間は、階段や木道の人工物が続くそっけない道だが、これだけ登山者が押しかけてくるようでは仕方あるまい。
登山道両側には、ロープが張られ、初夏には一面のお花畑になる。
枯れ草で見るべき物が無いのだが、続々とハイカーが訪れる。
ほとんど元橋駐車場からだろう。
平標山から中学生が降りてきた、最近は遠足でも山に登らなくなったようだ。
自然に親しむには山に登るのが一番なのだが、最近の子供は体力がついて行かないそうだ。
三国山分岐 12:37
三国山と大源太山分岐です。 ここへ来たのは、平成17年6月12日以来です。
あの時は、膝が痛くなりやっと降りたので、大源太山は敬遠していました。
葉の落ちたダケカンバの潅木が目立ちます。
落ち葉を踏みしめて歩くのも、秋の山歩きの楽しさです。
平標山へ
歩きにくい階段から振り返ると、仙ノ倉山の方から少しだけ谷川岳が見える。
この秋は、谷川山系ばかりの山歩きになったなー。
台風が来なかったので、葉が傷められず、また急に寒くなったので、例年に無く紅葉が素晴らしかった。
さて紅葉も進んできたので、今度は低山に行くか。