武能岳
松ノ木沢ノ頭へ
松ノ木沢ノ頭までは、美しい冬枯れの木立の間を登って行く。
夏場なれば、最も苦しく辛い登りでも横に谷川岳を見ながら登れるので苦しく感じない。それでも急坂には違いないのです。
松ノ木沢ノ頭手前では、木立が消え滑り落ちると大変なのでしっかりピッケルを突き刺します。
先週谷川岳に登って雪景色に感激したので、今度はまた白毛門登山道から見たくなりました。
今の時期は、雪の状態次第なので松ノ木沢ノ頭までの方が無難でしょう。
まあ無理は、禁物で東日本大震災一周年の今日に事故を起こし救助隊のお世話になったらしゃれにもなりませんから。
週末にみぞれが降っていたのです。
ヒノキノウロへ
尾根歩きで日差しが当ると暑くて汗が出てくる。
ベストを脱ぎフリースになるが、まだ暑い。
アイゼン・ピッケルで登るが、グサグサの雪で効果が有りません。
重い荷物とスキーを担いだ先行者の二人を追い抜く。
登山道
東黒沢から上がった所にまたテントが一張り、この人は、白毛門を目指しているのでしょうか。
足跡からすると先行者が、数人居る様だ。
ブナの林は、夏道と違い直登して行きます。
東黒沢登山口 8:03
登山口手前の駐車場は、1.5m位積っているだろう。
テントが三張り、中でがやがやしている。雪上訓練だろうな。
東黒沢に掛かる橋は、雪が山盛り状態で落ちたら大変です。
登山道
白毛門沢の滝は、一部見えて水音が聞こえていた。
ヒノキノウロ先の山道は、雪庇の連続となる。
遠くに坪足で登る登山者が見えました。
スノーシューの跡もあるので、その先にも、登山者がいるだろう。
樹間から覗く谷川ロープウェイを見ると、先週登った谷川岳が思い出される。雪の状態は今日の方が悪化しているもようだ。
松ノ木沢ノ頭 標高1,484m
(単独行)
天気:曇り時々晴れ
山頂気温:4.2℃
松ノ木沢ノ頭 10:28
急坂で坪足の方に道を譲ってもらい上に出ると、スノーシューを着けた谷川岳警備隊の方が休んで居ました。
単独の方が先に行ったとの事。
がんばるなー!
この先が危険なので私は、此処で写真を撮り引き返します。
ヒノキノウロ 9:10
ヒノキノウロ上の平地で一休み。
オニギリとお茶を口にし汗を拭う。
スキーの二人も一息入れている。
先行者のありがたいトレースのおかげで登って来る事が出来ました。
先頭は、さぞかし疲れている事でしょう。
土合駅 8:58
土合駅前は、先週より車が少なく路面も見えていた。
天気予報では、お昼頃に晴れ間が出るとあったので谷川岳が見えるといいなあ。
でも1月9日の様子では、雪が多くとてもラッセル出来る状態では有りませんでした。
先週は、20人程登ったので少しは固まったかな。