白毛門山へ
トップの二人が、山頂から降りて来るとすれ違いにSさんがやって来ました。
初心者の私は、歩き方もピッケルの使い方もまるでだめで、指導を受けながら何とか急斜面を克服し、稜線の雪庇北側を歩いているとクラックにすっぽり落ちてしまいました。隣の方に抱えてもらい何とか脱出。
情けないが、私のような者が来るべき場所では無いようでした。
松ノ木沢ノ頭へ
松ノ木沢の頭手前から森林限界を超え雪の急斜面となる。
スノーシューのトレースが、ジグザグに付いている。
彼らが撮影しているので私が先へ行く。
松ノ木沢ノ頭へのトレースは無いので少し踏み込んでしまいます。
白毛門山 標高1,720m
（Sさん合流）
天気：晴後曇り
山頂気温：6.3℃
昨日谷川岳を途中まで登って雪の状態が良さそうな事を確かめた。
そして白毛門を見てしまったので登りたくなりました。
残雪期に2度登って、頂上直下の急登がネックである事を確かめている。
私は、雪山初心者なので松ノ木沢ノ頭まで登り、谷川岳の写真が撮れれば満足しようと踏み出してみた。
山の状況は、変化しています。これから雪崩の危険もあります。
私が登った日は、2日続きの好天と雪質も良好で、冬山慣れした2人に付いて行き、その後運良く友人が後から来てくれアドバイスや叱責を受けながら何とか登る事が出来ました。
私のような技術も無い初心者は、1人で山頂まで行くのは困難です。
松ノ木沢ノ頭先
夏道を避け彼らは、西側から尾根に沿い、白毛門を目指すと先に行きノントレースの急斜面を二人は、這い蹲り慎重に登っている。
私は、とても真似が出来ません。
Sさんが、後から来るとの連絡が有り私は
待つ事にしました。
。
一ノ倉岳
西黒尾根
オキノ耳
トマノ耳
東黒沢登山口 14：57
橋を渡り土合橋駐車場へ戻れました。
土合駅には、登りでご一緒したお二人と会い、私も無事登る事が出来たと伝え別れました。
雪山の素晴らしい景色につられ、安易に登ってしまうのは素人の浅はかさでした。
松ノ木沢ノ頭 9：29
松ノ木沢ノ頭に到着、山名柱も岩も深い雪に埋まり全く見えません。この先、トレースも皆無である。
白毛門へは、急登で危険なので先へ行くのは躊躇しました。
此処まで登れば頂上と眺めは、同じで満足です。
松ノ木沢ノ頭 13：28
松ノ木沢ノ頭で休憩。
天気が下り坂でどんどん雲が濃くなって来ました。
この下も急傾斜なもので降りは、雪がグサついていても危険です。
武能岳
登山道
ヒノキノウロ先の山道は、雪庇が発達していました。
彼らも早いのでブナの林の急坂を後から登って行く。
後ろからは、まだ登山者はやって来ません。
土合駅 6：57
土合橋駐車場は、除雪していないので土合駅 に車を止めると2人の登山者が白毛門に登ると言う。
誘われたので同行させてもらいました。
私は、昨日天神尾根を歩いて雪の状態を確かめているので最初からアイゼンを装着。
東黒沢登山口 7：11
まず土合橋駐車場への2ｍの壁をよじ登る。駐車場には、スノーシューやカンジキの足跡が多数あり、登山口に続いていた。
東黒沢に掛かる橋は、雪山なって渡るのが大変です。
冬道は、尾根を直登して行き、彼らがアイゼンをつけている間に先へ登る。
白毛門山頂 12：56
ようやく白毛門山頂に到着。山名柱の頭だけが覗く。
風も強くなり寒いので直ぐに下山。
白毛門山を降る
急斜面を降りる事は、怖いのでどうしても腰が引け慎重になってしまう。
もっと姿勢を良くして、ズボズボ踏み込み、一気に降りるようにと注意を受ける。
雪崩の危険がある箇所は、速く通過し立止まり写真など撮っているどころではないとの事。
ヒノキノウロ 8：17
私がヒノキノウロ上でパンを食べ休んでいる間、2人に追い越されてしまいました。
昨日も天気が良かったが、今日も続けて好天である。
