ヒノキのうろ
笠ヶ岳を目指す

笠ヶ岳へ

 白毛門から先へ行く人は少ない。
笠ヶ岳から降って来た人と先行者一人で今日は私も含め3人だけだ。
トレースは、少なく新雪も深くとても歩き難いぞ。
もっと雪が積もり硬く締まれば雪原となり歩き易いのに、ブッシュだらけでそうもいかない。
右には、尾瀬の山々、左には谷川馬蹄形縦走路が続く。
雪山の虜になりそうな景色が感動を呼ぶ。

登山路を振り返る
駐車場
登山口
白毛門-笠ヶ岳山歩き-1  H22 12-19(日)
白毛門山より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。

白毛門山 標高1,720m  
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:2.7℃

笠ヶ岳 標高1,852.1m
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:-0.9℃

トマノ耳

オキノ耳

白毛門山より笠ヶ岳へ 
尾瀬の山並み
笠ヶ岳

白毛門山頂  10:47

 次から次へ登山者がやってくる。
登っている時は、下着とポロシャツだけでも暑かったのが、じっとしていると寒くなるのでフリースを着込む。
コーヒーとパンで軽くカロリー補給。

松ノ木沢の頭より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。
松ノ木沢ノ頭

ヒノキのウロ  8:40

 ヒノキのウロで白毛門登山の工程は、3分の1程である。
疲れていれば上の広場で一息入れる所であるが、団体さんが先に休んでいるので通過していく。

ヒノキのウロ上の平場

土合 東黒沢登山口   7:45

 駐車場に雪は、5cm程度と少なく少し拍子抜け。
日曜なので車が朝から沢山止まってアイゼンを付けた団体さんがぞろぞろ歩いて行く。
白毛門を目指すのだろうな、それにしてもこの時期にしては人が多いぞ。
気温は、-2.2℃私もアイゼンを装着。

諏訪峡大橋より谷川岳   7:04
 オレンジ色に染まる谷川岳が、あまりに美しいので諏訪峡大橋より撮影しました。
前日の雪で肩ノ広場は、ふかふかの雪が積もっているようです。この時間に登れば、最高の景色が見られますけど泊りでなくては無理ですね。

山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
土合登山口-55分-ヒノキのウロ-54分-松ノ木沢の頭休憩6分-1時間7分-白毛門山頂
休憩23分-1時間33分-笠ヶ岳山頂
休憩10分
-3分-避難小屋昼食休憩15分-4分-笠ヶ岳山頂-48分-白毛門山頂休憩8分
-28分-松ノ木沢の頭-37分-ヒノキのウロ
-44分-土合登山口        全歩行工程 8時間15分
(休憩1時間2分含む)

松ノ木沢の頭へ

 ヒノキのウロから先は、途端に雪が多くなった。
しかし20cm程度の積雪では、ピッケルも無用である。
まだ先行者が居るせいか、しっかりトレースがあります。
 林の間の溝のような所で7人組に追いつくが、容易に追い越させてもらえません。
もっと雪が積もれば、何処でも歩けるが藪に入り込む勇気は出ませんでした。

西黒尾根

浅間山

燧ヶ岳

至仏山

笠ヶ岳

小笠


白毛門手前より谷川岳

松ノ木沢ノ頭より白毛門山へ
右にジジ岩ババ岩
白毛門へ

松ノ木沢の頭  9:34

 松ノ木沢の頭に到着。
綺麗な谷川岳を眺めながら先行者が2人休んでいました。
後続の7人組に占領されそうなので私も含め3人ともそそくさと追いたてられる。

登り始め
左に見える谷川岳
朝日に染まる谷川岳 H22 12月19日

白毛門山の地図

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白毛門-笠ヶ岳山歩き 2

白毛門への尾根道
最後の鎖場

 どういうわけか、12月に入っても極端に雪が少ない。
移動性高気圧が上空を覆うので今日の予報は、快晴となっている。
例年なら私のような経験未熟者は、受け付けてもらえないが、今年の年末はなんとかなりそうである。
 谷川岳に登るか迷ったが、快晴の日は白毛門へ登る何時ものパターンで土合駐車場に車を止める。
雪の量が心配で、ラッセルするようだと体力の消耗が激しいので松ノ木沢ノ頭まで登れるかどうか判らない。
諏訪峡で朝日に赤く染まる谷川岳の写真を撮ってから土合に行って見ました。

武能岳

一ノ倉岳

白毛門山頂

 小枝に付いた白い物は、霧氷と違い着雪である。
気温は、2.7℃と低いのに風がないせいか体感温度は暖かく感じられる。
 時間は、11時10分だからお昼までに笠ヶ岳へ行けるだろうか?
こちらの山頂も団体さんが、続々と押しかけて来たので先に一人行ったので私も仕方なく笠ヶ岳を目指す。
この先危険箇所が無いのでピッケルは、仕舞ってスノーバスケットを付けたストックで十分だろう。

賑やかな山頂
夏道が判る
笠ヶ岳からの下山者

白毛門山への急登

 松ノ木沢の頭より先行者は、1人になり疲れているようなので追い抜きトレースの無いコースを夏道を辿り登って行く。
急斜面ではピッケルが初めて役立った。
昨日登山し笠ヶ岳手前にテン泊した人が、降りて来た。昨日は吹雪だったのにご苦労様でした。
 雪は、吹き溜まりで50cm、山頂付近は30cm程度とこの時期としては非常に少ないそうだ。
鎖場も雪が付着していなかったので難なく登る事が出来ました。
今年の残雪期の方が大変だった気がしたな。
 尾根から振り返ると雪を纏った谷川岳が、いっそう美しさと厳しさを現して偉大に思えてくる。

一ノ倉岳山頂
武能岳
西黒尾根と浅間山
谷川岳
松ノ木沢ノ頭より一ノ倉沢
夏道を行く
鎖の出ている岩場
しっかりとしたトレース

白毛門登山道  

 ブナの林の急坂を登っていくと直ぐに一つ目の団体さんに追いつきました。
冬道は、直登ですけどまだ夏道が出ているのでジグザグに高度を稼ぐ事になる。
尾根に取り付いた所でまた1グループを追い越したりする。
ご夫婦らしき登山者は、女性を気遣いながらゆっくり登って行く。
気温が低い割りに日が差し込むとたちまち汗が出てくるのは、激しい急登のせいだろう。
 少し登ると谷川岳が、立木の隙間から垣間見え、雪景色を楽しむ。

ご夫婦らしき登山者
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白毛門-笠ヶ岳山歩き 2

登山口より松ノ木沢ノ頭へ H22 12月19日
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