松ノ木沢の頭 12:05
松ノ木沢の頭に到着。
途中で男女の若い登山者に出会った。
雪が緩んでいるから気を付けてと一言アドバイス。
松ノ木沢の頭で見ていると、これから雪の急斜面を登って行く所であった。
あの人達が今日の最終登山者だった。
皆さん行動がはやいなあ。
白毛門下山
写真では判り難いが、この辺りの登り口にはこれからイワウチワが群落で咲き誇る。
下山では頂上近くで2人出会ったきりで、みんなたちまち降りてしまったようだ。
白毛門下山
急斜面降りると雪庇の名残が続いた。
夏道も西側に見えるが、歩く人はいない。
岩と木の根の張った道を歩くよりも雪の上の方がずっと楽なのだ。
ヒノキのウロに近づくと雪は消え、岩だらけの道が顔を覗く。
イワウチワ(岩団扇)
イワウチワ(岩団扇)
白毛門下山
白毛門山には、大きな雪庇が張り出し、だんだん口が開いて動いているようだ。
今年は、雪が少なく早めに登れたがいつも上手く行くとは限らない。
白毛門直下は、夏道でも少し危険な所なので細心の注意を払ってゆっくり、足元を確かめながら降りていく。
白毛門山頂 11:37
白毛門山へ戻ったが、沢山の足跡のみで人は居ない。
暖かくなり、雪が緩んで雪崩の危険があるからだろう。
腹も減らないので、休まないで降るとしよう。
白毛門へ
幾つかピークの東を渡り白毛門山へ向かう。
今日の笠ヶ岳は、私だけだったようだ。
白毛門下山
岩場から下は、雪の急斜面だが、足跡だらけですべり降りる事も出来ないほどになっていた。
昨日今日と週末なのでだいぶ登ったのだろう。
松ノ木沢の頭
一ノ倉沢を正面に見下ろす。
駐車場は除雪が済んでいるが、トイレの前は雪の壁になっていて使えないようだ。
雪崩跡が豪快に見えて取れる。
ここで3時頃まで待っていれば、一ノ倉沢から雪崩の音が響き渡るのが聞こえるはずだが、そうは待っていられないので写真を撮っただけで下山する。
白毛門山 標高1,720m
(単独行)
天気:晴れ
土合 東黒沢登山口 13:35
駐車場には車がけっこう止まっていた。
付近を散策している観光客もいたが、他は何処へ行ったのだろうか?
今回の白毛門登山は、天気と雪の状況に恵まれ大成功であった。
つくづく山登りは、好天にかぎるなと、自己満足でした。
笠ヶ岳山頂 10:39-11:06
笠ヶ岳で周りの山を見回す。
まだ雪が多いが、登ったことのある山ばかりなので、懐かしみながら感慨に浸れる。
遠くの山は少し霞んでいるが、尾瀬の山々も見えている。
残雪の至仏山も良いだろうな。
笠ヶ岳を降る
初夏のような暖かさだった笠ヶ岳を後にします。
小笹の斜面を抜けると、雪の急な下り斜面になる。
すべり降りるのは危険なので、アイゼンで踵に力を入れながら降る。
ぼそぼその雪なので、尻餅をついても直ぐ止まれるだろう。
下りは最短コースを取れるので速いのだ。
斜面のトラバースは気を使う、ブッシュに足を取られ、ズボッと踏み抜いてしまう。
雪崩の心配は無さそうだが、稜線の夏道を歩いた方が賢明だったかも?
イワウチワ(岩団扇)
マンサク(満作) 登山道
イワナシ(岩梨) 登山道
白毛門下山
急斜面を振り返り、降りてきた所を見上げる。
足跡が沢山あったので助かったが、トレース無しでは登れないだろうな。
左のジジ岩ババ岩を見ながら降りていく。