白毛門  H20 05-06
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登山道の花  

 急坂を登り、息が切れてくると、タムシバが登山道両脇に数多く咲いている。
白い花びらは、雨で垂れ下がり気味、しかし、これほど多く咲いていると圧倒される。
シャクナゲだけでなく、タムシバも当たり年かも。

↑笠ヶ岳の登山道

土合 東黒沢登山口   5:00

 日の出前、駐車場には車が数台、テントが2張り。
もう登り始めた人はいるのだろうか?
渓流釣りの方が竿を持ち、東黒沢へ向う。
まだ寒いのでベストを着込む。
この季節は、服装に迷います。

松ノ木沢の頭より谷川岳   8:49

 ちょっとだけ休んで、先を急ぐ。
朝は冷えて風が強くなっていたが、だいぶ暖かくなってきた。

白毛門山の地図

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白毛門沢  タタラノセン  

 雪解け水は、朝より増えたようだ。
滝に日が当たり、いっそう綺麗に見える。
秋も良いが、若葉の季節も見ごたえのある景色だ。

白毛門山 標高1,720m  (単独行)

土合 東黒沢登山口   10:26

 途中でスキーを担いだ人に出会ったのだが、ご苦労な事です。
とても真似出来ません。
 予定の時間に登山口まで降りられた。
子供連絡を取り、今度はSL奥利根号最終日の諏訪峡へ車を走らせなければ。
 結果は、Tomoの奥利根上越線でどうぞ。

白毛門下山道  

 松ノ木沢の頭下の残雪箇所、急坂を滑り降りる事も出来ないので、慎重に降りなければ・・・。
 下りでも10本爪アイゼンは利きますね。

夏道と違い、雪の下りは膝への負担が少ないので良い事もあるのだ。

白毛門下山道  

 薄い雪庇の下はこんな具合です。
踏み抜かないように端は歩かないようにしましょう。
 下から見えたクラックの所からも撮影
(下のパノラマ写真)

山の取り付き  

 ブナの新緑が眩しい。
沢の崩れたコンクリート道を登ると平坦になるが、直に急登の始まりだ。
ここから1,000mを一気に登る事になるので、白毛門山を敬遠している人もいるが、真夏で無い限り私は好きな山だ。

山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
土合登山口 -1時間-ヒノキのウロ-1時間-松ノ木沢の頭休憩13分-43分-白毛門山頂
昼食休憩20分
-33分-松ノ木沢の頭休憩5分-45分-ヒノキのウロ-47分-土合登山口
全歩行工程 5時間26分(休憩含む) 

天神平スキー場
一ノ倉沢の残雪

松ノ木沢の頭へ    

 鎖のある岩場には、雪は有りません。
この上から谷川岳や土合方向が読みえるが、南方向は霞気味だ。
谷川岳や一ノ倉沢の見渡せる松ノ木沢の頭は、すぐこの先にある。

 雪原上部は、立木も無くなり滑り落ちたたら、大変です。
南斜面なのになぜこれだけ雪が多いのでしょうか?
吹き溜まりなのか?。

登山道の花  

 シャクナゲが咲き出しました。
今年は、花芽が沢山付いていますが、花は小ぶりです。
ヒノキのウロ付近までが見頃でした。


ショウジョウバカマ(猩々袴)

イワナシ

 2年前の5月15日に残雪の白毛門に挑戦し、雪の状態が悪く、松ノ木沢の頭で引き返しました。
今年も終盤になって雪が降ったので、残雪が多いでしょうが、松ノ木沢の頭まで行くつもりで出かけました。

ムラサキヤシオ(紫八潮)

イワウチワ(岩団扇)

マンサク(満作)

白毛門で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)
アズマシャクナゲ(東石楠花)
咲き始めでした。
ムシカリ 別名オオカメノキ

タムシバ
最近までコブシと勘違い

白毛門下山道  

 日が当たったタムシバの白と、残雪の白で奥利根の春到来を感じさせます。
 イワウチワも暖かくなり、足元で元気に咲いている。

白毛門-松ノ木沢の頭間より谷川岳と一ノ倉岳  クリックすると少し大きくなります。

白毛門下山道  

 もうすぐ松ノ木沢の頭、登りは誰にも行き会わなかったが、下りは此処までに3人に会いました。
 皆さん谷川岳の残雪を見たいようです。
雪庇の名残が続きます。

白毛門山より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。
白毛門山下山

白毛門下山道  

   本日6日までSL奥利根号が走るので、笠ヶ岳は諦め、おにぎりを頬ばり即下山。
息子と11時に、諏訪峡で待ち合わせているので急がなくてはならないが、下りの方が危険なので慎重に足を進める。


幽ノ沢を流れ落ちる雪解の滝

白毛門登山道  

 松ノ木沢の頭から先も残雪があります。
締まった雪の上をトレースに沿って登ると、足跡が分かりにくくなる。
 写真の左上、口をぱっくり空けたクラックの側を登るか、雪解しててぬかるんだ草付の急斜面を直登するか、悩みましたが、安全を考え、直登しました。
 ここを過ぎれば、後は景色を眺め、頂上まで順調に登れた。

松ノ木沢の頭より谷川岳と一ノ倉岳    
 だいぶ雪も溶けたようですが、私が西黒尾根を登るのにはもう少し待ちましょう。
ここのシャクナゲの蕾も多いので、綺麗な写真が期待できそうだが、仕事の都合とお天気の都合が合致しなければね。

松ノ木沢の頭より白毛門   7:00

 歩き始めて2時間、景色を眺め、写真を撮っていたのでいつもより少しペースが落ちたようだ。
先を眺めると、残雪が在りクラック出来ている場所が1箇所あるが、右へ迂回すれば登れそうだ。 少し休んで、先へ進む事にする。

松ノ木沢の頭へ    

 横に谷川岳を見ながら、ゆっくり足場を確かめながら登ります。
この写真から斜面の角度が分かります。

松ノ木沢の頭へ    
 ブナ林の雪の斜面は夏道も消え、アイゼンを付けて登るしかありません。2年前に来た時は、6本爪でしたが、10本爪アイゼンは利きが違います。

白毛門沢  タタラノセン  

 若葉の眩しい木々の間から間から、滝が轟々と落ちている水音が響いていました。
前日の雨と雪解け水で、すごい水量でした。

桧の洞 ヒノキのウロ  6:00

 ここまでちょうど1時間、ここまで雪が無かったのだが、この先から残雪が所処覗かせるようになる。
足跡が無いので、本日トップのようだ。

白毛門登山道  
 木々の合間から朝日が当たる谷川岳、オレンジ色の輝きが眩しい。 もう1時間早起きをしないとだめですね。

登山道の花  

 登山口付近のイワウチワは、花が雨で落ちていましたが、高度を上げると見頃になり、林の中に沢山咲いていました。
他にショウジョウバカマも幾らか咲き出していました。

白毛門山頂 7:56  

 今日の一番乗り! 
出来れば、日の出を見たかったのだが、しかたがない。
頂上は風が強く寒い。薄氷や霜柱も出来ている。
昨日は、あられが降ったのだろうか? パラパラと白い物が落ちている。
 晴天で谷川岳の眺めが素晴らしい! こんな景色を見られるなら3時間の急登も苦になりません。
全体的に少し霞み始めた、遠くの山もすっきりしない。
 

白毛門山登山 H20 5月 6日

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