至仏山歩き-1   H21 04-29
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山域別記録
日付順山行記録
至仏山歩き2
至仏山  標高2,228.1m  (Mさん同行)
天気:晴れ
山頂気温:-1.0℃
ゾンビが向かって来るようです

至仏山の夜明け  5:14     

 至仏山が薄紅色に染まり、もう直ぐ日が昇る。
まるでゲレンデかと思わせる登山道は、スキーの跡で締まって歩きやすい。
昨日の雪も気にならず、快調に歩ける。
 ダケカンバが、赤く染まり朝日が昇って来た。
今日の予報は、晴れよい山行きが期待できそうだ。

鳩待峠登山口  4:58     

 辺りがだいぶ明るくなって来た。
誰か登り出せば付いて行こうと思ったが、誰も歩き出さないので一番最初に歩き出す。
至仏山登山口脇に注意書きが立っていた。
緑印の区間だけしか立ち入らないようにの事である。
殆どスキーやスノボで滑り降りる人達への注意書のようだ。

 今日の足元は、スパイク長靴とアイゼンを用意した。
滑走者の邪魔にならないように早めに登るとしよう。
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
鳩待峠-1時間45分-オヤマ沢田代-1時間9分-至仏山頂軽食休憩50分-1時間24分-山の鼻昼食休憩38分-38分-牛首
-42分-
山の鼻休憩16分-1時間15分-鳩待峠     全歩行工程 8時間37分(休憩含1時間44分含む)

至仏山頂  7:52     

 大きな白ミカゲ石の山名柱がある。360度の素晴らしい雪景色が待ち構えていた。
上越国境にまだ登らぬぬ福島県の山々、尾瀬ヶ原の雪原には、細い川がくねくねと流れている。
 記念に山頂付近から鳩待峠まで、ずっとご一緒したR702さんに写真を撮ってもらう。
山行き記をyoutubeに投稿しているのだと言う。
HPやブログだけでなくいろいろの表現がインターネットにはあるものだ。

至仏山手前     

 赤い蛇紋岩が至仏山の目印である。
頂上の向こうにまだ登っていない平ヶ岳が横たわって見えた。
この雪の下に、蛇紋岩地帯特有の植物がまだ眠っている。
尾瀬の春は遠い、この次登るのは山開きの後、7月1日以降だろう。
高山植物が咲き乱れる頃、またやって来たい物だ。

雪のいたずら

 小至仏山と至仏山との鞍部先の、コメツガに雪が付着し、いろいろな造形美を作り出していた。
後から来た人にどんどん追い越されるのも忘れ、Mさんと木立の間に入り込みカメラを振り回します。
 風がとても強く、海老の尻尾のように雪が西方向に伸びています。
今日も強い風だが、昨日はもっと荒れたのだろう。
この時期真冬の光景が見られるとは思いもよらなかった。
後ろを振り返り、笠ヶ岳が美しく、新しいトレースを刻み登って来なかったのが悔やまれる。

小至仏山を巻く

 いよいよ今回最大の難所、小至仏山を巻きます。
最初は、緩やかで風も無くトレースもしっかり付いていました。
締まった新雪をアイゼンを利かせて進む。
 進むにつれ、小至仏山の真横に来た辺りからだんだん風が強くなり、地吹雪で直ぐ前を歩くMさんのトレースさえ消えてしまっている。
風が強い証拠に、風紋が奇麗に浮き出ていました。
尾瀬ヶ原がきれいだが、しっかり眺めている余裕などまったく無くなった。

至仏山へ     

 雪原に長い影が伸びている。登山道は、赤い目印があるが、スキー跡と登山者のトレースが沢山付いているので迷う事は無い。
残雪があると最短距離で登れるので、とても具合が良い。
気温が低く締まった雪は、踏み込む事も無いので快調快調。
振り帰ると後ろから長靴を履いたいかにも素人らしいおばさんが、空身で登って来ました。
山荘でアイゼンも貸すと言われたが、つけ方が判らないので置いてきたと言う。
危なっかしいので、この先でやめた方が良いとおせっかいにアドバイスを送る。

鳩待峠駐車場 

 ゴールデンウイーク初日なので、駐車場の満車を恐れて家を出たのが、1時15分。
鳩待峠に着いたのが、2時半ごろだった。
車はまだ20台程度で、大混雑は杞憂に終わったようだ。
明るくなってから登る事にして仮眠を摂ろうとするが、寒くて寝られない。
車内の気温は、15℃でMさんにダウンベスト借りたがとうとう寝られずじまいだ。
駐車料金2,500円徴収され朝が来た。
睡眠時間は、2時間半、これで登山は大丈夫かな?

山行図

 残雪期の至仏山に登れるのは、冬季通行止解除された4月24日から残雪期の登山道閉鎖される前の5月10日までの間だけだ。
ゴールデンウイーク前半の方が天気が良さそうなので、Mさんを誘って早速29日に登る事にした。
 気ままな男の山歩きの赤城さんが前日登り悪天候で敗退した。
新雪は、10cm程度積もったそうで風が強く、悪沢岳までで引き返したという。

至仏山歩き2
至仏山より360度 パノラマ クリックすると大きくなります。

至仏山の地図

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トレースを振り返る
笠ヶ岳とクリスマスツリーの様な木
小至仏山の巻き道を振り返る
小至仏山を越える
小至仏山の風紋
地吹雪の小至仏山斜面
小至仏山の斜面から燧ヶ岳を望む
笠ヶ岳
小至仏山手前を振り向く
武尊山
西山
笠ヶ岳
武尊山
小至仏山へ向かう

オヤマ沢田代  6:43   

 コース西側にはロープが張ってある。
間違って笠ヶ岳方向に下山しないように配慮してあるようだ。
 でも笠ヶ岳方向に、一筋のトレースが残っている。
昨日、赤城さん・葱さんが天候不良で至仏山を断念し悪沢岳へ向かった足跡かも?
今日も風が有るが、昨日はもっと強風だったとの事。
 
 小至仏山が近づいて来た。
残雪期は、頂上を巻いて東斜面をトラバースするようだ。
武尊山・笠ヶ岳が見え、振り返った景色も素晴らしい。

笠ヶ岳
武尊山

至仏山へ     

 1935地点手前の斜面から至仏山・尾瀬ヶ原・燧ヶ岳が見えました。
太陽の方向なので、尾瀬ヶ原・燧ヶ岳は霞みますが朝もやはありません。
1935地点付近の小ピークから、武尊山と三角の笠ヶ岳が見えました。
 斜めに登るので念のためアイゼンを装着。
やはり長靴ではしっくり来ないなあ。

至仏山
至仏山登山鳩待峠より) H21  4月29日

燧ヶ岳
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