山ノ鼻   11:26      

 山ノ鼻に着いて木陰で一休み。
至仏山で軽食を摂ったのだが、食料や水も沢山あるので減らさなければ!
こんな便利な所に、縦走と同じ荷物でやってきた私は馬鹿でした。
お金さえあれば何でもあります。

注意書      

 
至仏山東面登山道は「上り」で利用して下さい。
植生保護及び登山者の安全のため、東面登山道は極力「上り」で利用してください。
平成19年6月20日
          至仏山保全緊急対策会議

至仏山登山道      

 蛇紋岩の岩場には、ハイマツと共にヒメシャジンが沢山、ミヤマコゴメグサ・イワオトギリ・ハクサンシャジン・ウメバチソウなどまだ晩夏から秋の花がまだ咲いていました。

 最盛期には、さぞかし綺麗な花を咲かせるでしょうね。

山行図

 地元に住んでいながら恥ずかしいのだが、鳩待峠からの尾瀬は初めてになる。
人が多いのと、交通機関や駐車場代が高いのが敬遠していた理由だ。
 8月30日、尾瀬国立公園が制定された事もあり、オフシーズンの交通規制も解除された9月4日に出かけることにした。
至仏山は、自主規制で山の鼻を登りに使った方が良いとの事だが、登山の後尾瀬ヶ原も散策したいので、今回は鳩待峠から登る事にした。

イワオトギリ(岩弟切) 至仏山登山道

ヒメシャジン(姫沙参) 至仏山登山道
シロバナヘビイチゴ(白花蛇苺) 山ノ鼻下山道

ノリウツギ(糊空木) 山ノ鼻下山道


尾瀬ヶ原散策に続く

至仏山の地図

ミヤマトリカブト(深山鳥兜) 登山道

キンロバイ(金露梅)  至仏山登山道

タカネナデシコ(高嶺撫子)
至仏山登山道

タカネトウウチソウ(高嶺唐打草)
至仏山登山道

ハクサンシャジン(白山沙参)
至仏山登山道

ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)
鳩待峠登山道

ゴマナ(胡麻菜)
鳩待峠登山道

ミネウスユキソウ(峰薄雪草)
至仏山登山道

ウメバチソウ(梅鉢草)
至仏山登山道

ミヤマゼンコ(深山前胡)
鳩待峠登山道

タカネニガナ(高嶺苦菜)
至仏山登山道

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
鳩待峠登山道

ヤマハハコ(山母子)
鳩待峠登山道

ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
鳩待峠登山道

ミヤマコゴメグサ(深山小米草)
至仏山登山道

至仏山 下山      

 道も少し緩やかになって来ると、尾瀬ヶ原が近づいた。
まだ9月も始なのに、ナナカマドが色づき始めている。
草紅葉も幾分、黄色見を帯びているようだ。 今年は秋が早くやってくるかもしれない。
 秋めいた景色とは裏腹に、山を降りてくると途端に暑くなってきた。
 軽装で登って来る人もいる、手提げには水と弁当だけでしょう。 尾瀬ヶ原と同じに考えては駄目ですよね。

至仏山より360度 パノラマ
至仏山より360度 パノラマ クリックすると大きくなります
アヤメ平
下田代十字路・竜宮十字路
鳩待峠

至仏山頂 8:49       

 至仏山頂到着。 尾瀬ヶ原も晴れました。 富士山も見え、天気は最高!
 先客が一人下山した後は、山頂に私一人だけ。
直ぐ続々と、両方の登山道から沢山登ってきました。
100名山走破まであと少しの方や、何度も通っている人など、尾瀬初心者は私だけでした。

至仏山頂からの望遠写真   (見難いのでコントラストを上げています)
日光白根山
富士山
浅間山

至仏山へ      

 この先の岩山が、至仏山頂です。
滑りやすい蛇紋岩がゴロゴロしていますが、乾いているため注意すれば大丈夫です。

  鳩待峠からは、回り込みますが、急坂もあまり無くゆったり登れました。

オヤマ沢   7:07    

 この右側の小沢に水場があります。

枯れる事もあるそうですが、十分水が出ていました。
今日は涼しいので、水の補給もいらないようだ。
 最近出来た階段が続きます。

小湿原     

 キンコウカも既に終わり、少し葉先が黄色みがかっています。

正面の山は、至仏山だろうか?
林を抜けてから見晴らしが良いので、気分爽快、天気も良くなりそうだ。

鳩待峠  5:50     

 至仏山登山道脇に車を止め、食料4食・水3リットル・着替え・ラジオとヘッドランプも忘れずに、ザックに詰め込み出発!

おっとタオルを忘れ、引き返す。
駐車場のおじさんが怪訝そう。
雲海の尾瀬ヶ原

至仏山登山道     

 オオシラビソの林と笹の下草の中の、緩やかな坂を進みます。

尾瀬は熊が出ているそうですが、登山者がいるので心配無さそう?・・・
 先を進むと辺りが、ガスっぽくなってきました。
今日の予報は晴天なのだが、なぜ?

休憩所から見下ろした、尾瀬ヶ原の大雲海。 クリックすると大きくなります。


HOME

オヤマ沢・田代入口   7:20    

 笠ヶ岳分岐です。

ここが思案のしどころ、笠ヶ岳に行って見たいが、往復すると尾瀬ヶ原を散策する時間が無くなる。
早く至仏に登らないと、雲海が消えてしまうぞ!
よし笠ヶ岳はこの次に、湯の小屋から登る事にしよう。
 右に決定!

鳩待峠駐車場    

 駐車料金2,500円徴収。

今朝来た方は、まだ数台のようです。
平日のオフシーズンなのでガラガラ。

 だいぶ寒いぞ、気温は一桁か?
冷えるので、直ぐに上着を着込みました。
こんな寒いのに、水を2本も凍らせて場違いだったかも?

谷川岳
尾瀬沼

休憩所  7:25      

 小至仏山が先に見えます。
分岐を過ぎると、山腹にテラスとベンチがありました。

ここから尾瀬ヶ原をみると、まだまだ雲海に包まれていました。
うーん至福の時です。 来て良かった!
山頂に着いた頃には、晴れるでしょうか?

山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
鳩待峠-1時間30分-笠ヶ岳分岐-39分-小至仏山頂休憩12分-38分-至仏山頂軽食休憩47分-1時間50分-山の鼻昼食休憩17分-46分-
牛首分岐-
41分-竜宮十字路休憩8分-30分-ヨッピ吊橋
休憩5分-36分-牛首分岐休憩5分-34分-山の鼻-58分-鳩待峠
全歩行工程 10時間16分 
至仏山下山(山ノ鼻へ) H19  9月 4日 

至仏山登山道     

 林を抜けると、尾瀬ヶ原が大雲海!。

鳩待峠から雲がどんどん押し出されて行きます
珍しい光景を目の当たりにして、後ろを振り返りながら、沢山の写真を撮ってしまいました。

至仏山登山鳩待峠より) H19  9月 4日
小至仏山 標高2,162m  (単独行)

至仏山 下山      

 階段が終わると、茶色い蛇紋岩がゴロゴロした道になる。
いくらか水も湧き出して湿っている。
おまけに急坂ときている、これではとても歩き難いはずだ。
 登山者が押し寄せるシーズン中や、梅雨時はたまったものではないだろう。
規制するのも頷けた。

至仏山下より尾瀬ヶ原を望む

至仏山 下山      

 自主規制があるようだが、初めての山なので内容が良く理解できない。
どうも滑りやすい蛇紋岩なので、下りは危険だからのようだ。
同じような滑りやすい谷川岳西黒尾根を下っているので、大丈夫でしょう。

小至仏山を振り返る      

 至仏山へ向う道から、南を見ると笠ヶ岳、その向こうに武尊山が見えた。
武尊山に登った時は、気にならなかったのだが、至仏山がこんなに良い山だったとは、人気のあるのもうなづけました。

小至仏山頂  7:59      

 至仏山は直ぐそこかと思ったが、まだ岩場を上下して行かなければならない。
 この岩場にも、ヒメシャジンが沢山咲いている。
盛りは少し過ぎたが、まだまだ見られます。
 360度の大展望、北アルプスは霞んで見えないが、
久しぶりにパノラマ写真が撮れました。

至仏山歩き   H19 09-04
1280×1024で最適化しています。
山域別記録
日付順山行記録
尾瀬ヶ原散策に続く
至仏山で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)

至仏山 山ノ鼻登山口 11:20       

 登山口を出ると、突然開け尾瀬ヶ原に出た。
植物見本園が左にあるが、あまり花も咲いていないようです。
 歩き難い急坂を下ったので、膝が痛くなって来ました。
2:30のコースタイムを、1:50で降りたのだから無理も無い。

山ノ鼻へ      

 森林限界を過ぎると、石を敷詰めえた道になった。
これがまた歩き難い、雨が降って土が流されるのを防ぐため致し方ない。
こんな所は熊が出そうなので、鈴を大きく鳴らしながら歩く。
林の中はまだ涼しいが、原に出ればさぞかし暑いだろうな。

高天ヶ原  9:50     
 階段を下りてゆくと、尾瀬ヶ原が良く見える、高天ヶ原と言う平場がある。 ここは高山植物のお花畑のようだが、少し荒廃が進んでいる。
 燧ヶ岳を見ながら尾瀬ヶ原まで、ほぼ一直線に下って行く。

至仏山  標高2,228.1m  (単独行)
HOME

至仏山登山道     

 ダケカンバの間から、笠ヶ岳が見えました。

出来れば、こちらにも行ってみたいのだが・・・
おととい歩いたばかりなので、疲れがすこし溜まっています。

小至仏山より360度 パノラマ
小至仏山より360度 パノラマ クリックすると大きくなります

小至仏山頂     

 登山道半ばより、ずっと雲海が見えていた。
鳩待峠を出た時には、ガスは無かったので、尾瀬ヶ原の冷えた空気が、気温の上昇共に湧き上がって来たのだろう。
 小至仏山頂では、少なくなってきたが、まだ尾瀬ヶ原にはしっかり立ち込めている
晴れた日は何時もこの様なのでしょうが、初めて見た私はとても感動しました。

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