長沢新道の急坂
長沢ノ頭から先は、急な下りとなります。
古い階段や石のごろつく山道を一気に高度を下げて行くので非常に歩き難い。
木々の合間から景鶴山と尾瀬ヶ原が見える。
途中水場が有りました。
富士見田代 6:12
富士見小屋から左へと富士見田代へ向かいましょう。
体を屈めると富士見田代の池塘に燧ヶ岳が映る。
気温は、19℃天気がこのままなら良いが、尾瀬ヶ原最短の長沢新道を降る。
竜宮十字路 7:48
小熊発見者を見送った後、トキソウやサワランの咲く竜宮十字路へ来ると途端にハイカーが多くなる。
朝早く鳩待峠から来ると今時分になるのだろう。
皆さんこれから何処まで行くのだろうか?
三条ノ滝それとも尾瀬沼か、普通のハイカーは此処で折り返します。
私は、左に曲がり至仏山を目指す無茶な登山者であります。
下ノ大堀川 8:17
下ノ大堀川は、水芭蕉の定番ポイントで6月3日には、此処まで見に来ました。
さてキスゲは、咲き始めだからかもしれませんが、昨年より花の数が少ない気がします。
それでもハイカーやカメラマンが沢山集まって来る。中には三脚を立てなかなか動かない人もいる。
脚は湿原に立てるのでマナーが悪い。
西に進むにつれ人の数が増える。
鳩待峠が尾瀬の入口と定着し、一般車はマイクロバスだけが通行を許可されへ団体客が多いためだ。
自分は、規制の掛かる時期は鳩待峠を利用したくない。
だから、富士見下より至仏山などと無茶をする事にもなる。
中田代を行く
竜宮から歩くが、目当てのキスゲは無くカキツバタが多い。
水芭蕉の頃は、枯れた湿原だったものは、緑のジュータンに変化していた。
ヤマドリゼンマイの緑が美しい。
ヒツジグサの花はは、この時間では見当たらない。
長沢橋 7:20
長沢の水音が聞こえると崩落箇所が現れる。この次大雨が降れば、登山道も危ないだろう。
道も緩やかになるり、原から帰るハイカーが2組やって来た。
復旧した長沢橋を渡ると尾瀬ヶ原は近い。
富士見小屋 6:01
富士見小屋からは、その名の通り富士山が見えました。
宿泊者も外に出て見入っていました。
おじさんは、八木沢道、私は長沢新道を使い尾瀬ヶ原に下りる。
挨拶を交わし、お互い此処に戻るのは5時頃だろうな。
中田代三叉路へ
下ノ大堀川からは、キスゲは無くなり木道脇のカキツバタが多くなる。
昨日お泊りの方達は、帰って行く頃だ。
池塘に写るハイカーを見て、逆さ至仏山を撮りたくなった。
三人組の女性にモデルをお願いしパチリと撮ってみた。
花を添えられれば最高なのだがな。
次回の宿題にしよう。
さてどんどんと歩くのが遅くなり、次々と子供にまで抜かされてしまいます。
こんな調子で至仏山に登り帰れるのでしょうか?
まあ何とかなるだろう。
昨年流された木道や痛んだ箇所は修理され、そして高い位置に上げられ歩き易くなった。
竜宮 8:00
竜宮の由来となったカルスト地形が此処である。
向かって左側の池塘から吸込まれた水が右側の池塘から噴出している。
前回6月3日の方が、水量が多くはっきり判りました。
竜宮尻
竜宮口
小熊出現
尾瀬ヶ原に出て木道を歩き出した所、前から来る女性3人が立ち止まっている。
小熊が直ぐ脇の山の中にいると言う。
指差す方向を見ると黒い物が何か食べているようだ。
上手く写せないけれど、母熊が現れそうでとても林に入り込む勇気はありませんでした。
林道歩き
黙々と歩いていると十二曲を過ぎた辺りで後ろから軽装のおじさんが近付いて来た。
昨日、新潟の小出からシルバーラインを通り、小沢平より三条ノ滝を目指そうと車を走らせたら昨年の豪雨の影響で魚沼市銀山平船着場〜鷹ノ巣(尾瀬口)船着場まで全面通行止めで、沼田に戻りこちらから三条ノ滝へ行くと言う。
富士見下 4:20
朝の2時半に目が覚め準備をして近くのコンビニに寄ると3時です。此処で鮭弁を食べ腹ごしらえ。戸倉まで車を走らせ富士見下に着くと駐車スペースには、車が6台止っていました。既に2人が準備中です。
食料は、オニギリ菓子パン3個づつと水分2.5リットル程度、きゅうり・トマト・チーズ・甘納豆。
土場 6:37
木道が滑り易いので緩い下りでもスピードが上げられない。
腹が空いたので土場で小休止しオニギリを食べる。
長沢頭で滑り易い木道は終わりこれから悪路となる。