尾瀬ヶ原散策   H19 09-04
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尾瀬ヶ原の地図

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ヒツジグサ(未草)


ヨッピ吊橋T字路   13:48      

 東電尾瀬橋が通行止めなので、こちらへ来る人は少ないようです。
3人組の若者の1人は、見晴らしまで行ったそうだ。
2人は、橋を渡って折り返すようなので、私も川の向こうまで行ってみる。

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日付順山行記録

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尾瀬で働くヘリコプター

鳩待峠へ       

 川上川に掛かる橋を渡り、川沿いに遡って進みます。
ほんの緩やかな登りですが、疲れた体には応えますね。
まだ馬蹄形縦走の疲れが、抜けきれないでいるようだ。

 

山ノ鼻へ       

 至仏山で出合った男女と遭遇、今日は小屋泊りだそうです。
幸せそうで羨ましいですね。
私も若い頃、尾瀬に彼女を誘いましたが誰もついて来ませんでした。
この事が尾瀬を敬遠している理由なのだろうか?
 早くしないと日が暮れます。
 

牛首分岐へ       

 途中林を横断する所には、鐘が下げてありました。
「熊と遭遇しないため、人が通る事を知らせましょう。」
と書いてある。
金槌で叩いてから進むようだ。
付近の藪はどうも熊の通り道のようで、草がなぎ倒されていた。

 

至仏山で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)

山ノ鼻  15:08       

 ほとんど人がいません。
休んでいるのは、追い抜いた若者だけでした。
キャンプ場には、テントが一張、静まり返っています。
綺麗なトイレがあったので、用を足して、鳩待峠に向います。
 

 至仏山から山ノ鼻に降りて休息、足も痛いのだが、どうせ来たのだからと尾瀬ヶ原に向う。
花もほとんど期待できないが、天気も良いので時間の許す限り散策してみよう。
山登りと違い、楽だと思ったが大間違い。 硬い木道歩きは、足に負担があります。
鳩待峠への帰りはヘロヘロでした。

牛首分岐   14:29      

 疲れたので、ベンチに腰を下ろしパンを一口、まだ水は十分残っている。
思ったより木道歩きはつらいものだ、膝は大丈夫だが、足の裏が痛くなって来た。

ヨッピ吊橋へ       

 木道の両脇は、綺麗に草が刈り込んで気持ちが良い。
このあたりは乾燥が進んでいる。
 右の林の中に、尾瀬沼からの沼尻川が流れている県境だ。
竜宮十字路を少し進んで、福島県まで足を伸ばせなくて少し後悔。

尾瀬ヶ原散策(単独行)


オゼヌマアザミ(尾瀬沼薊)

鳩待峠へ       

 勾配が緩くなり、石畳になったので峠はもう直ぐでしょう。
 山を登るのは気合が入るのだが、平坦な木道歩きを含め10時間も歩くと疲れが違います。

鳩待峠へ       

 真新しい木道がずっと続いている。
後から来た人にも抜かされ、いつもの自分とはまったく違います。
 沢があるので水場もありましたが、私のザックにはまだ水がたっぷり。

 
尾瀬ヶ原散策(山ノ鼻より) H19  9月 4日

ヨッピ吊橋へ       

 左の至仏山を見ると、もう日が傾いている。
東電尾瀬橋を確かめに行きたかったのですが、ヨッピ橋を渡った所で引き返しましょう。

竜宮十字路へ       
 まだ9月が始まったばかりなのに、もうナナカマドが色付き始めている。
暑くて秋風には程遠い気がするのだが、季節は間違いなく進んでゆく。
秋最盛期に来たいのだが、大混雑だろうな。

景鶴山を横目に       
 白樺の間から、景鶴山が見えた。
この山には登山道が無いのに、300名山となっている。
残雪期に登られているようだ。

牛首分岐へ       

 山ノ鼻から東へ進むと直ぐ原になる。
花は少なく、黄色い「アキノキリンソウ」と白い「ゴマナ」が目に付く。
 木道は、燧ヶ岳に真っ直ぐ続いている。
挨拶が煩わしいので、人が少なくて幸いだ。

山ノ鼻   11:43      

 山ノ鼻で休んだ後、帰り支度をしている人を横目に尾瀬ヶ原に向います。

尾瀬ヶ原散策山ノ鼻より) H19  9月 4日

山行図

自衛隊のAH-1も上空を飛んで行きました。
東電尾瀬橋復旧他のため、ヘリコプターが引っ切り無しに一日中飛んでいました。
ナガバノモウセンゴケ(長葉の毛氈苔)
ナガボノアカワレモコウ
(長穂の赤吾亦紅)
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)

オオニガナ(大苦菜)

ミヤマトリカブト(深山鳥兜)

オゼミズギク尾瀬水菊
イワアカバナ(岩赤花)

サラシナショウマ(晒菜升麻)

鳩待峠  16:06      

 ついに到着。 またまた3人が、休んでいました。
戸倉へ向うバスが来ましたが、登山者はほとんど残っていません。
駐車場の車も数台だけでした。
 駐車場係りの人が言うには、今年の秋は早いらしい。
9月末前に来れば草紅葉が見られるかも、だそうだ。
 

尾瀬ヶ原 中田代のパノラマ 

竜宮十字路   13:10       

 休憩所があるので一休み。
しかし尾瀬ヶ原は日差しを遮る物が無いので、夏は日傘が必要かも。
 これから先に向う人は、ほとんど泊りのようです。
2泊もすれば、隅々まで散策出来るのでしょうが、私にはまだ夢ですね。
 時間が迫るので、左に曲りヨッピ橋を見て帰る事にする。

山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
鳩待峠-1時間30分-笠ヶ岳分岐-39分-小至仏山頂休憩12分-38分-至仏山頂軽食休憩47分-1時間50分-山の鼻昼食休憩17分
-46分-牛首分岐-
41分-竜宮十字路休憩8分-30分-ヨッピ吊橋
休憩5分-36分-牛首分岐休憩5分-34分-山の鼻-58分-鳩待峠
全歩行工程 10時間16分 
東電尾瀬橋より飛立つ。

サワギキョウ(沢桔梗)
エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
イワショウブ(岩菖蒲)

鳩待峠へ       

 峠へ近づくと階段になる。
若者にも追い抜かされてしまいました。
初めての道なので、いつ峠に出るか分からないのが辛いです。

 

ヨッピ吊橋     

 しっかりした吊橋です。
川の水量も多く、岩魚だろうか魚が泳いでいる。
 この先では、橋の復旧作業のヘリコプターが盛んに往復している。
尾瀬林業の人が来たので聞いてみると、今年いっぱいは掛かるとの事。

竜宮十字路へ       
 木道の両脇には、ゴマナが咲き誇っている。 良い天気なので、どの人もゆっくり景色を見ながら歩いているようだ。
私も山登りと違い、じっくり景色を見渡そう。

牛首分岐   12:29       

 左が東電小屋への道、東電尾瀬橋は、壊れて架け替えのため通行止めとある。
尾瀬ヶ原周回が出来なくて残念だ。
 休憩用のベンチが並んでいるが、疲れて足取りがゆっくりなので先に進む。

先には、3人組の若者がいるのだが、水だけ持った軽装だ。
この先、鳩待峠まで3人と抜きつ抜かれつ随行する事になる。

牛首       
 池に写る燧ヶ岳を狙ったのだが、あいにく風がじゃまをしている。 ゆっくり風待ちをすれば良いのだが、もっと先へ行きたいので足を進める。
 小さな池塘には、ヒツジグサが浮かんでいる。 昼過ぎなので、水面にポツンポツンと白い花が開いて風に揺れる。

至仏山を振り向く       

 あの山から下りて来たのだな。
此処までの木道は、だいぶ痛んで凸凹な所もあった。
 正面の荒々しい燧ヶ岳に比べて、至仏山は女性的に見える
この草原が草紅葉の黄色に輝けば、見事だろう。

山域別記録
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