白尾山 標高 2,003m
(単独行)
天気:曇後小雨
気温:11.2℃
富士見田代 7:12
富士見小屋から西へ向かうといきなり雪原だ。アイゼンを持って来なくて失敗か!
池塘に燧ヶ岳が浮かぶ写真が有名な富士見田代に出る。まだ完全に雪が溶けきっていないので残念でした。
ベンチも半分埋まっていたので休憩は無理だ。アヤメ平も雪景色で写真が期待できないので長沢新道を降りよう。
山行図
下ノ大堀川 9:07
正面に至仏山、右に景鶴山を見ながら、お目当ての下ノ大堀川撮影ポイントまでやって来た。
尾瀬といえば、至仏山をバックに水芭蕉が有名だ。
せっかく来たが、至仏山に少し雲が掛かり、水芭蕉も既に咲ききっていた。
もう一週間早ければ良かったね。
竜宮
竜宮の由来となったカルスト地形が此処である。
南側の池塘から吸込まれた水が、北側の池塘から噴出している。木道が整備され間近で見学出来る。
水芭蕉咲く今の時期が見頃であろう。私も実際見たのは今回が始めてだ。
←吸込箇所
噴出箇所→
竜宮十字路 8:44
鳩待峠からやって来るハイカーも竜宮十字路までで戻る人が多いようだ。
5月28日(月)午前10半頃、竜宮小屋から西に約150mの所で2人が雷に打たれた。
15時過ぎ防災ヘリコプターで救助されたが、59才の男性亡くなり、51才の女性は転倒して怪我をしたそうである。
私は、沼田で仕事をしていてレスキューや救急車が飛んで行くので何事かと思いました。尾瀬ヶ原は、遮る物が無いので雷の時は、大変危険である。
木道沿いの水芭蕉。
尾瀬ヶ原に出る
長沢新道から尾瀬ヶ原に出ると急に賑やかになる。
この辺りは、水芭蕉の大群落でハイカーやカメラマンが沢山集まっている。
花の具合は、多少盛りを過ぎた程度でまだまだ見られる。
出来ればあと1週間前が、良かったかも?
この辺りが一番水芭蕉が多かった。
長沢新道を下る
長沢ノ頭から先は、急な下りとなります。
雪も少なくなったのでスリップの危険が減りました。
急な木段が続くので一気に高度を下げていきます。
崩落箇所から下に長沢の水音が耳に入る。
下った所で始めての登山者に出会いました。何処からと聞かれたので「富士見下から来た」と答え、上は雪が多いと忠告。
仮復旧した長沢橋は、大水が来れば、橋脚の丸太が持っていかれ、またやられそうだった。
橋を渡ると平坦なブナ林となりとても美しい。
土場 7:34
滑り易い木道は、殆ど雪の下です。
トレースと目印を頼りに進むので迷う事は無い。土場のベンチが出ていたので少し休憩。コンビニのオニギリを食べお茶を飲む。
もっと雪が溶けていると思ったが、北斜面なので仕方がないか、まあアイゼン無しでも大丈夫そうだ。
富士見小屋 7:06
アヤメ平下からだらだら登ると水場が見え、上には大きな富士見小屋がある。
太陽光パネルの横に立派なトイレもある。
此処は左へ向かい、富士見田代へ。
一旦晴れ間が見えたが、雲ってしまいぬか喜びに終わった。
元休憩所 6:26
馬洗淵、元休憩所と要所に標示板が有り歩く目安となる。
元休憩所先に、水場が有り一口飲む。
白尾山と荷鞍山が、右に見えた。
皿伏山-白尾山と帰りに巡る予定で、ついでに荷鞍山も行って見たいな。
アヤメ平下から雪原が上へ向かっているので雪崩跡だろう。
荷鞍山
白尾山
田代原 5:49
十二曲りをだらだらと登り、上がった所は綺麗に下草刈された田代原です。
ブナ林のにダケカンバやナナカマドの芽吹いた木は、気持良く朝のすがすがしさを感じる。
ウグイスやカッコウが鳴き、一人歩く自分を迎えてくれるようだ。
富士見下 5:03
富士見下から登るのは、これが3回目だ。
長い林道歩きは、とても大変だが人が少ないのが良い。
今日も自分の他は、1台だけで水芭蕉のハイシーズンとは思えないほどに静かだ。
この時期ハイカーは、鳩待峠に殆ど集中してしまうのだ。