ゲート
小笠登り口 12:07
チングルマの群落が見えるとすぐ小笠だ。
笹とチングルマの間をすり抜け登山道を登り上げると、すぐ頂上だ。
林道歩き
ダム工事用道路
この道はダム工事用道路だったのだろう。
綺麗に舗装されていて、スノーシェッドも作ってあり、法面も吹付されていて立派な道だ。
一般車通行止めとは、もったいない気がするのだが・・・。
商売にして山菜を採って行く人たちが多いからなのだろう。
笠ヶ岳へ
林の間から笠ヶ岳が見えた。
上の方は、蛇紋岩の岩場のようです。
咲倉沢頭避難小屋へ
高度が上がるとブナが多くなってくる。
急な登りの連続です。
足元は笹ばかりで花は少ない。
山開きなのに、まだ誰にも出合っていないが、皆鳩待峠から登るのだろうな。
静かなのは良いが、人恋しさを感じてくる。
先倉林道 7:11
咲倉沢沿いに40分以上歩くと、山の方と沢の方に分かれている。
地図を確認すると、これより先に沢伝いの道が無いので左に大きく曲り、尾根の方に進路を取る。
等高線沿いに上ってゆくので、逆Z形に西に進路をとる。
直登するのに比べて、大きくタイムロスをするが、仕方あるまい。
笠ヶ岳にこのコースを登る人は、山道と林道のどちらを多く歩いているのだろうか?
小笠山頂より至仏山
山開きのはずだが、人があまり見えない。
花の競演はこれからだろうか。
岩だらけの様子が良く伺える。
こうやって見ていると直そこのようだが、往復4時間も掛かる。
鳩待峠へ下るのなら、夕方までに着くのだが、その後バスは逆方向の戸倉に行ってしまう。
良い方法はないものか?
小笠山頂 12:10
あっけなく頂上に着いて下を見ると、目の前がならまた湖が広がる。
上越の山も良く見え見晴らしが良いが、狭い頂上だ。
小笠へ
←至仏山を諦め小笠へ向う。
登山道には、残雪にハクサンイチゲがある。
残雪を乗り越え、下って行くと溶けた雪で登山道が水浸し。
→振り返ると笠ヶ岳が三角で形が良い。
笠ヶ岳東斜面
花の種類がまったく違い、こちらはヨツバシオガマが咲いている。
他には、ジョウシュウアズマギク・チングルマ・散り始めたハクサンイチゲ。
かわいいヒメシャクナゲも咲いていた。
笠ヶ岳下山
東面にも登山道があるので、降りてみた。
真っ直ぐ下るが危険な事は無い。
踏み跡はあるが、花を踏まないように注意して歩く。
南側の岩だらけの登山道とは、山の様子がまったく違う。
湯の小屋先林道ゲート 5:58
昨年は、ならまた湖の方から登山道と合流する林道十字路まで車が入れたが、今日は入口に、しっかりパイプでバリケードが出来ていて通行止めだ。
仕方なく湯の小屋に戻り、500mほど先の林道分岐へ車を走らせる。
駐車場は無いのでゲートの脇に車を止める。
山菜採り禁止の立て札と車両・歩行者進入禁止の看板もある。
立ち入っても責任は持ちませんとか、山に登るのだけなのでまあ良いだろうとゲートをまたぎ歩いてゆく。
先倉林道
林道は、砂利道で所処落石はあるが道は荒れていない。
軽トラなら十分走れるが、自転車では勾配があるので大変かも知れない。
崖上のヤマツツジが見頃だ、道路脇にはアザミの花が並んでいる。
ワラビもあるが、大きくなって開いている。
初めての道なので、地形図を見て確認しながら進む。
先倉林道入口 6:28
登山道はまだ先の十字路から山に入るのだが、砂利道の先倉林道へ向う。
バリケードは脇に寄せてある。
ここまで車なら5分ほどだろうか? 歩いて30分も掛かってしまった。
こちらに尾瀬の登山口を作れば、湯の小屋温泉が繁盛すると思うのだが。
先倉林道終点 7:33
大きな広場で林道は終点となる。広場を横切り腐った丸太の階段を登る。
これからが急坂の山道だ。
片藤沼方向
片藤沼が小さく光っている。
その先に大きな武尊山、家から見る姿とは逆なのでまったく違う。
尾瀬の入口なので、人も行きかうようになる。
上にしっかり、ホソバヒナウスユキソウが根を張っている。
左はアップです。
笠ヶ岳南面登り口 10:43
蛇紋岩地帯には、高山植物が沢山咲いていました!
この辺からは、マルバヘビノボラズ・キンロバイ・ホソバヒナウスユキソウ・ユキワリソウ・タカネシオガマ・シロバナミヤマムラサキ・ジョウエツキバナノコマノツメ・イワハタザオが開花。
いろいろな花が入り混じり、何所にカメラを向けていいか迷います。
特にタカネシオガマは、赤い色が目立ち初めて見るので感激です。
笠ヶ岳山頂 10:58
岩場を登りだしてすぐ山頂だ。
団体さんが降りて行ったばかりなので、誰もいない。
楽しみにしていた360度のパノラマを満喫! 梅雨時にしては最高の天気だ。
下には奈良俣ダムが見えている。 あそこからずい分遠かったなー。
北には至仏山へ続く登山道が見える。 時間があれば行って見たかったが帰りの事を考えれば小笠までだろう。
昼食には、ざるうどん、夏場は麺類に限る。
梅雨なのにカラッとした天気で虫も少ない。 小笠と決めたので、少しゆっくりしよう。
先倉林道
←西に進み切った所で、登山道と合流する。ワラビ平と言う場所だろうか?
→東に進路を変えて林道を進むと、尾根の山道と等高線沿いの林道に分岐する。
左の山道を登りました。
笠ヶ岳
片藤沼 10:28へ
蛍池から下っていくと今度は片藤沼が左に現れる。
片品と藤原を合わせて片藤沼とか。
足跡が無いので、まだ今日は誰も来ていない様だ。
標柱が無ければ通りすぎてしまいそうだ。
杖を入れ沼の深さを測って見ると、50cm程しかない。
乾燥が進めばたちまち干上がりそうだ。
笠ヶ岳は見えないが、奥に燧ヶ岳が構えている。
残念だが沼には写り込まない。
ガスが掛かってくれば、幻想的な雰囲気だろう。
さてこの先の林を抜ければすぐそこが、笠ヶ岳だ。
笠ヶ岳へ
3箇所ほど水が流れ出している場所がありました。
この辺からは、オオシラビソとネマガリタケの林です。
登山道もぬかるんで来て、尾瀬らしくなってきました。
咲倉沢頭避難小屋 8:38
やっとの事で、ドアの壊れた咲倉沢頭避難小屋にたどり着きました。
小屋の根元には、ベニバナイチヤクソウが咲いていた。
梯子が架けてあるので、屋根に上りると、武尊から谷川が一望できる。
登った事のある武尊山の尾根が大きく広がり、正面に立ちはだかる。
1335地点 7:48
←1335地点のピークを過ぎた所に、太いロープが垂らしてあった。
何に使ったのだろう? 想像するとぞっとする!
→木の根が張り出すとても急な坂が続く。
檜の仲間でネズコと言うそうだ。
足元はイワウチワの葉がびっしり生えている。
たまにギンリョウソウが顔を出している。
別名ユウレイタケなので、あまり気持ちのよい物ではないが・・・
心配した熊や動物の気配いは全く無い。
林の中で見晴らしは無いが、日が差さないため涼しく感じる。