尾瀬燧ヶ岳H25 05-05-2

燧ヶ岳（俎嵓）　標高2,346m
（赤城さん同行）
天気：晴れ
山頂気温：12.4℃

長英新道入口　　13：57

　みんな降ってしまったか長英新道では、誰にも会いません。
緩やかな下りをだらだら歩く。ぬかっていないだけマシかもしれませんが、あまり歩き易くはないのです。
やっと長英新道入口が見え一安心、解放されました。

柴安嵓を降る

　降りは登りよりずっと怖い。
かっこ悪いが、後ろ向きで四つん這いになってゆっくり降りて行く。
最初のノントレースを降る人は、凄いですね。
後からスノーシューで登る人、スキーを担いで降る人、どちらも危なっかしいです。

柴安嵓を登る

　トレースが沢山あるので大丈夫と思ったのは、大間違い。
柴安嵓上部は、極端なナイフリッジとなっており、ビビってしまいます。
踏み跡にアイゼンをガッチリ利かせ、ピッケルを突き刺し、完全に3点確保の状態を確かめながら登ります。

浅湖湿原にトーレスが有ったので沼の上を歩いてみました。

燧ヶ岳柴安嵓より360度　パノラマ　クリックすると大きくなります。

俎嵓へ

　見晴らしから登り柴安嵓-俎嵓と縦走して来た年配の方に伺うと柴安嵓の降りが恐ろしかったと言っていた。
　夏道でも急な所は、ナイフリッジになっているらしい。
ここ見ても柴安嵓へ行く人は、少ないようである。

長英新道に入る

　開けた急坂から一変して、オオシラビソの深い林を歩く事になる。
帰りは、気温も上がるため時折すっぽりはまり込む。
つまらない道ですが、ここを戻るしか有りません。

燧ヶ岳を降る

　ミノブチ岳を横目に最短距離を一気に降って行く。
急な登りは大変だったが、速い速い。
赤城さん先頭を行き、完全復活です。
左に会津駒ヶ岳、右に白根山や尾瀬沼を見ながら急坂を降る。
それぞれ思い思いなので道が広がる。

俎嵓に戻る　　12：21

　雪の積もったハイマツを登って行くと赤城さんが迎えてくれました。
お待ちどうさま、いやー思ったより大変でした。
まだ食事を摂っていないので、手早く食べて下山しましょう。
また柴安嵓を降る人が、固まってしまった。

柴安嵓より周囲の山

　正面に構える至仏山が、尾瀬ヶ原を従え美しい。この時期、尾瀬ヶ原を歩いている人は疎らである。
谷川岳は霞んで厳しかったが、他の周りの山並みは良く見えた。この中で登っていないのは、荒沢岳と会津駒ヶ岳だ。
行って見たいがどちらも遠い。

柴安嵓　　11：45

　落ちたらただでは済まないぞ。梯子を登るような感覚でやっとこさ柴安嵓に乗り上げ一安心。
　さすがにこちらには数人ほどしか登山者は居ません。
いやー来て良かった。雪原状態の尾瀬ヶ原の奥に真っ白な至仏山。

俎嵓　　11：29

　俎嵓には、ざっと目で40人以上。
御池からスキーを担いで登る人が多いようである。
簡単に登れる山では無いのにさすがゴールデンウイークである。
　赤城さんが登って来たのでちょこっと柴安嵓まで行って来よう。