大江湿原 17:44
賑わった大江湿原は、誰もいません。
小屋泊まりの人達も既に宿の中だろう。
さっきの女性が帰っていった。
自分ひとりが取り残され、時間が止ったよう、これで霧が掛かれば幻想的な写真が撮れそうだ。
でも時間に余裕が無いので切り上げる。
沼尻 17:03
視界が開け小屋らしき物が見えました。
沼尻そばやだろうか?営業休止中なのか看板が見当たりません。
沼尻休憩所は、既に閉っていて誰も見当たらない。
1人ベンチに座り最後のおにぎりを食べ、
燧ヶ岳山頂を見上げると、既にガスとなる。
白砂峠 16:45
人とすれ違い沼尻まで30分もあると言う。白砂峠まで来てこんな所に峠があるなんて驚きです。
階段を降り少し行くと木道の設置された白砂田代が、開けました。
湿原の端に、水芭蕉が数株咲いていたのはびっくりです。
下田代十字路(見晴) 15:52
明日は平日なので、見晴も静かだ。
少し水を補給しただけで先を急ぐ。
もう直ぐ4時、暗くなる前に大清水に帰るには5時間半のコースタイムの半分で歩かねばならない。
うーんこれは、大変な事だ!
竜宮 15:37
ヒツジグサ咲く池塘を眺め、真新しい木道を竜宮小屋目指しひたすら戻る。
宿泊者が、小屋周辺を散策し賑やかだ。
下ノ大堀川畔 14:59
燧ヶ岳から黄色く見えた下大堀川畔までやってきました。
花目当てで、この時間でも人が集まっています。
下ノ大堀川畔を挟んでキスゲが広がる光景は、尾瀬ヶ原で最も大きな群落です。
見晴から竜宮
正面に至仏山、右に景鶴山を眺めながら木道を竜宮に向かう。
この時間は、戻る人ばかりで尾瀬ヶ原に向かうのは、私だけ。
広い湿原は、キスゲやカキツバタが点在するだけだ。
足早に歩くので見落としそうだが足元には、小さなトキソウ・サワラン・ミズチドリ・キンコウカ等が見てとれる。
下田代十字路(見晴) 14:08
林の中の木道を水を求めて見晴へやって来た。
此処は、尾瀬銀座の様相で第二長蔵小屋・尾瀬小屋・原の小屋・燧小屋・桧枝岐小屋・弥四郎小屋が林立している。
連休最終日なので人は少ないが、宿泊者も集まり出していた。
気にしていた雨が降って来て、遠くで雷の音も鳴って来た。
段小屋坂から沼に戻ればと少し後悔する。
でも折角なので、弥四郎清水で喉を潤し水を汲み、傘を差して様子を伺う。
コースタイムでは、此処から大清水に戻るだけでも5時間以上掛かるな。
これから尾瀬ヶ原に向かう事は、無謀この上ないかも?
何とかなるだろう親子と別れ、いざ尾瀬ヶ原へ。
見晴新道登山口 13:57
緩やかな道になった頃、小さな子供とお父さんが、ゆっくり歩いていました。
話を聞くと女の子は、5歳で燧ヶ岳を登り鳩待峠を目指すとの事。
水を分けて上げ、先に行くと女の子のお姉さんが、分岐で待っていました。
左は、段小屋坂、右の見晴らしへ進む。
見晴新道を降る
温泉小屋道分岐から赤ナグレ谷に下って行くと、樹林帯に入りナデッ窪と同じように岩がごろごろした急坂となる。3-4組追い抜き話しかけると、誰もが疲れ果てているようだった。
途中道標に距離が、書いてあるけれどもダラダラ歩いているだけでぴんと来ません。
温泉小屋道分岐 12:34
先行者数組を追いかけながら、ハクサンシャクナゲ咲く急坂を尾瀬ヶ原に吸い込まれるように下って行く。
温泉小屋道分岐まで来ると右にロープが張って有りました。
後で調べると、平成20年より荒廃のため、利用閉鎖となったそうで廃道とする予定との事。
悪路でも一度歩いて見たかったな。
竜宮 14:40
拠水林が見え、福島群馬県境の沼尻川を渡ると竜宮小屋が見えました。
竜宮十字路は、ベンチが有り休憩場所に良い。
その先に木道が両側に広がり、湿原観察が出来、ヒツジグサの花も開いていました。
見晴新道登山口 16:02
見晴新道登山口分岐から、段小屋坂に入る。
最初は、木道が続くが、イヨドマリ沢辺りから道が悪くなり石がごろごろして来た。
木道の広がった場所で団体さんを避ける。急いでいるので少しの時間も、もったいないな。
段小屋坂
尾瀬と言えば、三平峠のように階段や木道が整備されていると思い込んだ私が、間違いでした。
ダラダラ、ダラダラうんざりするほど樹林帯を歩く、右下に沼尻川が流れているが、音だけで見えてきません。
時折、階段や木道が現れてもたちまち悪路と変化する。
下ノ大堀川を後に
尾瀬ヶ原も大江湿原もキスゲの咲き具合は、同じようなので丁度良い時期に来たかもしれない。
ベンチで休息しコーラを飲みトマトを食べる。
女性3人組に写真を撮ってやり、大清水に帰ると答えるとびっくりしていました。
ゆっくりしたいが、もう急がないと日が暮れてしまいます。