今日は、海の日で休みです。
今年は、梅雨明けが早くて暑くてたまらない。尾瀬の高原なら涼しいかも?
三年連続で、大江湿原のニッコウキスゲを見に行っている。
昨年は、ニッコウキスゲが何処もはずれ年だったので今年は期待できそうだ。
大江湿原だけでは、もったいないので他にも燧ヶ岳と尾瀬ヶ原のキスゲも欲張ってみました。
昨年と違い震災と原発の影響で人出はだいぶ少なくなっています。
「気ままな男の山歩き」の赤城さんが、同じようなコースを歩いたので参考にしました。
注 温泉小屋道は、平成20年より荒廃のため、利用閉鎖となっています。
大清水駐車場 5:23
連休でニッコウキスゲの季節なのに車が少ない。
尾瀬も福島県なので人々が敬遠しているのではないか。
気温は19.9℃今は、曇りだが台風で明日から天気が崩れそうだ。
長英新道登山口 8:13
長英新道登山口を右に見て浅湖湿原から沼尻を目指す。
長英新道は、泥濘が激しくダラダラ長く性に合わないので、今回は、ナデッ窪を登る事にしました。
湿原にはワタスゲが揺れ、尾瀬沼湖畔にはカキツバタの群落が有り、キスゲ以外も楽しめました。
遠く望遠レンズで、沼尻休憩所を覗くと大賑わいです。
長蔵小屋 7:40
庭先にヒメサユリ咲く長蔵小屋は、宿泊者を送り出し窓を開け放っている。
小屋前の望遠鏡で見ると、燧ヶ岳にもう登山者がいるではないか。
ビジターセンター前で水を汲み冷たい水を補給し、燧ヶ岳の登山に備える。
これから向かう大江湿原は、人が多いだろうか。
大江湿原を後に
有名な三本唐松の脇を過ぎ、大江湿原を後にする。
湿原のハイカーは、少しずつ増えるが、沼尻に向かう人はまだ少ない。
自分は、写真を撮る数も減り足早に燧ヶ岳へ向かう。
大江湿原
朝なのでキスゲは、まだ開ききってはいない。
それでも湿原が黄色く染まり圧巻である。
昨年より花付が良いけど、猛暑で一本に二輪花を付けたのも有りたちまち咲き切ってしまうかも知れません。
沼山峠からのバスが着いたらしく東からハイカーがやって来る。
震災の影響で人の数は、半分以下だろう。
カメラを構えても邪魔にされなくて良いが・・・
ナデッ窪を登る
原から林の中へ入り込む。今までの木道歩きが山道へと変わり倒木や岩を避けながら進んで行く。
足元に咲くオオバミゾホオズキが、黄色い花で目立つようになり湿原と違った植生に転換したようだ。
気温は、27.4℃も有り林から抜ければ、大変な暑さだろう。
日陰のうちにザックを下ろし一休み、おにぎりと冷たい水でほっと一息。
ナデッ窪は、燧ヶ岳登山の最短距離だが、最高に急登でもある。
最初は、少し緩やかだけれども岩だらけ空沢を直登し続ける事になる。
あまりにも道が悪いのでスピードが上げられず、呼吸を整えてばかり。
下山者は多いが、登山者は一組のご夫婦だけでした。
それでも、振り返ると尾瀬沼が見える頃になると急坂は、終わりを告げてくる。
一之瀬登山道入口 6:17
入口で案内図を頂き山道を入る。
整備された木道や階段も少し荒れているのが気になる。
やはり東電があんな状態なのからか。
岩清水で冷たい水を飲み、その先のベンチでオニギリを食べる。
山行図
沼尻を後に
団体さんが占拠した沼尻休憩所では、腰を下ろす場所も無いだろう。山登りの前に一休みしたい所だが、
奥に行って見よう。
木道脇にチングルマの穂が、花の様に開いている。
何の花か聞かれたが、花の咲いた跡だと教えておいた。
沼尻の人だかりの割りにナデッ窪を登る人は、誰も居ません。
沼尻 8:57
ワタスゲ揺れる木道脇にもサワラン・ヒメシャクナゲ・モウセンゴケ・タテヤマリンドウ等の小さな植物も見逃せません。
沼尻休憩所に近づくと「おめでとう」と歓声が沸きあがりました。
WC女子サッカーが、優勝したようです。
さて私は、進路を右に取り燧ヶ岳へ。
燧ヶ岳を望む
燧ヶ岳を望む場所には、キスゲも有り山を見ると登らずには帰れません。
長蔵小屋に向かう湿原にキスゲが朝露にしっとりと濡れ、カキツバタも負けじと個性を出していました。
三平峠 7:09
急坂を登るので汗びっしょり。
ご夫婦で登られる人もいてうらやましく思う。
三平峠で休んでいる人もいるが、早くキスゲに会いたいので自然と足が進んでしまう。