オオバミゾホオズキ
長蔵小屋
大清水駐車場
燧ヶ岳山歩き 1   H23 07-18(月)

 今日は、海の日で休みです。
今年は、梅雨明けが早くて暑くてたまらない。尾瀬の高原なら涼しいかも?
三年連続で、大江湿原のニッコウキスゲを見に行っている。
昨年は、ニッコウキスゲが何処もはずれ年だったので今年は期待できそうだ。
大江湿原だけでは、もったいないので他にも燧ヶ岳と尾瀬ヶ原のキスゲも欲張ってみました。
 昨年と違い震災と原発の影響で人出はだいぶ少なくなっています。

「気ままな男の山歩き」の赤城さんが、同じようなコースを歩いたので参考にしました。
注 温泉小屋道は、平成20年より荒廃のため、利用閉鎖となっています。

燧ヶ岳を望む

大清水駐車場   5:23

 
連休でニッコウキスゲの季節なのに車が少ない。
尾瀬も福島県なので人々が敬遠しているのではないか。
気温は19.9℃今は、曇りだが台風で明日から天気が崩れそうだ。

林道歩き
一之瀬休憩所
一之瀬登山道入口
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山域別記録

長英新道登山口  8:13

 長英新道登山口を右に見て浅湖湿原から沼尻を目指す。
長英新道は、泥濘が激しくダラダラ長く性に合わないので、今回は、ナデッ窪を登る事にしました。
 湿原にはワタスゲが揺れ、尾瀬沼湖畔にはカキツバタの群落が有り、キスゲ以外も楽しめました。
遠く望遠レンズで、沼尻休憩所を覗くと大賑わいです。

長蔵小屋   7:40

 庭先にヒメサユリ咲く長蔵小屋は、宿泊者を送り出し窓を開け放っている。
小屋前の望遠鏡で見ると、燧ヶ岳にもう登山者がいるではないか。
ビジターセンター前で水を汲み冷たい水を補給し、燧ヶ岳の登山に備える。
 これから向かう大江湿原は、人が多いだろうか。

大江湿原と燧ヶ岳
大江湿原と燧ヶ岳
下山者
岩の転がる急登
沼尻よりナデッ窪を登る
沼尻を後に

カキツバタの群落
ワタスゲ揺れる木道

大江湿原を後に

 有名な三本唐松の脇を過ぎ、大江湿原を後にする。
湿原のハイカーは、少しずつ増えるが、沼尻に向かう人はまだ少ない。
自分は、写真を撮る数も減り足早に燧ヶ岳へ向かう。

大江湿原

 朝なのでキスゲは、まだ開ききってはいない。
それでも湿原が黄色く染まり圧巻である。
昨年より花付が良いけど、猛暑で一本に二輪花を付けたのも有りたちまち咲き切ってしまうかも知れません。
 沼山峠からのバスが着いたらしく東からハイカーがやって来る。
震災の影響で人の数は、半分以下だろう。
カメラを構えても邪魔にされなくて良いが・・・

下山する団体さん
三平下
一ノ瀬休憩所   6:15

 だらだらと砂利道を歩く。林道を行く人は数人と少ない。
営業前の休憩所では、これからの山道に備え一休みか朝食なのか。
燧ヶ岳(柴安ー) 標高2,356m
(単独行)
天気:曇り
山頂気温:28.7℃
三本唐松
燧ヶ岳(俎ー) 標高2,346m
(単独行)
天気:曇り
山頂気温:22.5℃
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
大清水-52分-一之瀬-28分-岩清水朝食休憩6分-20分-三平峠-10分-三平下-21分-長蔵小屋
大江湿原花撮影34分-9分-長英新道分岐
-34分-沼尻-1時間54分
途中休憩10分-ナデッ窪分岐-27分-俎ー昼食休憩32分-15分-燧ヶ岳(柴安ー)休憩9分-1時間43分-段小屋坂分岐
-11分-見晴-32分-龍宮-19分-下大堀川畔途中花撮影休憩20分-18分-龍宮-15分-見晴-10分-段小屋坂分岐-1時間1分-沼尻休憩10分
-25分-長英新道分岐花撮影8分-20分-長蔵小屋-14分-三平下-13分-三平峠-31分-一之瀬-31分-大清水
全歩行工程 14時間4分
休憩撮影1時間19分含む 

ナデッ窪を登る

 原から林の中へ入り込む。今までの木道歩きが山道へと変わり倒木や岩を避けながら進んで行く。
足元に咲くオオバミゾホオズキが、黄色い花で目立つようになり湿原と違った植生に転換したようだ。
気温は、27.4℃も有り林から抜ければ、大変な暑さだろう。
 日陰のうちにザックを下ろし一休み、おにぎりと冷たい水でほっと一息。
ナデッ窪は、燧ヶ岳登山の最短距離だが、最高に急登でもある。
最初は、少し緩やかだけれども岩だらけ空沢を直登し続ける事になる。
あまりにも道が悪いのでスピードが上げられず、呼吸を整えてばかり。
下山者は多いが、登山者は一組のご夫婦だけでした。
それでも、振り返ると尾瀬沼が見える頃になると急坂は、終わりを告げてくる。

木道沿いのチングルマの穂
沼尻
三平下より大江湿原へ

岩清水

一之瀬登山道入口   6:17

 入口で案内図を頂き山道を入る。
整備された木道や階段も少し荒れているのが気になる。
やはり東電があんな状態なのからか。
岩清水で冷たい水を飲み、その先のベンチでオニギリを食べる。

山行図

燧ヶ岳 4
燧ヶ岳 2
燧ヶ岳 3
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燧ヶ岳の地図

尾瀬沼を振り返る
急坂の終わり

沼尻を後に

 団体さんが占拠した沼尻休憩所では、腰を下ろす場所も無いだろう。山登りの前に一休みしたい所だが、
奥に行って見よう。
 木道脇にチングルマの穂が、花の様に開いている。
何の花か聞かれたが、花の咲いた跡だと教えておいた。
沼尻の人だかりの割りにナデッ窪を登る人は、誰も居ません。

倒木が塞ぐ

沼尻  8:57

 ワタスゲ揺れる木道脇にもサワラン・ヒメシャクナゲ・モウセンゴケ・タテヤマリンドウ等の小さな植物も見逃せません。
 沼尻休憩所に近づくと「おめでとう」と歓声が沸きあがりました。
WC女子サッカーが、優勝したようです。
 さて私は、進路を右に取り燧ヶ岳へ。

長英新道登山口
ワタスゲの群落
燧ヶ岳を仰ぎ見る
沼尻休憩所を望む
皿伏山とカキツバタの群落
浅湖湿原
大江湿原より沼尻へ

カキツバタ
キスゲの小群落

燧ヶ岳を望む

 燧ヶ岳を望む場所には、キスゲも有り山を見ると登らずには帰れません。
長蔵小屋に向かう湿原にキスゲが朝露にしっとりと濡れ、カキツバタも負けじと個性を出していました。

大清水より三平下へ H23 7月18日
大清水登山口

大きな岩を乗り越える
大江湿原を後に
三平下   7:19

 下山する団体さんが、数組登って来る。
朝早く降りなくても良いのにと余計なお世話か。
三平下で沼が見え尾瀬に入った事を実感する。

三平峠  7:09

 急坂を登るので汗びっしょり。
ご夫婦で登られる人もいてうらやましく思う。
三平峠で休んでいる人もいるが、早くキスゲに会いたいので自然と足が進んでしまう。

日付順山行記録
燧ヶ岳 2
燧ヶ岳 3
燧ヶ岳 4
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