尾瀬沼休憩所
一之瀬登山道入口
沢沿いの道

燧ヶ岳山歩き 1   H22 07-18
丸太が敷いてある
まるで田んぼのようだ

長英新道

 毎度ぬかるんだ長英新道も昨夜の雨で、余計にぐちゃぐちゃになっている。
それでも、丸太の輪切りや倒木が敷いてあるので少しはましだ。
飛ばして転んだら、みっともなくなるなー。
それでも次々追い越していく。
いくら歩いても高度が稼げない。
 道が西にカーブしてくると急坂になって来る。水が土を洗い流し樋の様な道である。
暗い針葉樹の森から明るい広葉樹に変化する頃、燧ヶ岳の一部や尾瀬沼が見えてくる。
大きな団体さんを追い抜き、ミノブチ岳を目指します。

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山域別記録
燧ヶ岳 3

 昨年は、19日に大江湿原のニッコウキスゲを見に行って、あまりの雄大さに驚いた。
 今年は、15日に三国山、16日にカモシカ平でと続けてニッコウキスゲを見ている。
今回は、もったいないので他に廻りたいが何処にしようか。
皿伏山・尾瀬ヶ原・それとも燧ヶ岳から大江湿原を見下ろすのも面白いかも。

 6時前に大清水の駐車場へ着きましたけど、既に満車に近い状態でこの時期人気の高さが窺がえます。
人が押し寄せる代わりに尾瀬は、各所に営業小屋や休憩所が、有りますので水や食料も少なく出来るのがあり難い。

 昨日は、飯士山に登り、下山途中午後2時頃から小雨が降り出し、車に着いた途端土砂降りの雷雨に出くわしたので、梅雨が明けたとはいえ、まだ大気の状態が安定していないのだ。
大江湿原で余り長居をしないで早めに行動しよう。

坂の上

山行図

燧ヶ岳 2
燧ヶ岳 3
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燧ヶ岳の地図

赤ナグレ岳北斜面のハクサンシャクナゲ群落

俎ーへ

 ナデッ窪分岐の先に、見ごたえあるキヌガサソウの塊が2箇所ありました。
赤ナグレ岳北斜面には、ハクサンシャクナゲが、真っ白くなるほど咲いていました。
 俎ーへの急登途中で尾瀬沼を見下ろす。
ミノブチ岳で休む人も見えています。
俎ー山腹にも沢山ハクサンシャクナゲが、白い花を付けている。
柴安ー・俎ーには、登山者が沢山取り付いています。
これから私も大混雑の仲間入りとなるのか、連休の100名山は何処も混んだでしょうね。

ナデッ窪分岐  10:07

 ハクサンシャクナゲ咲く尾根を少し行くと、急登のナデッ窪と合流する。

ハクサンシャクナゲ
道脇のキヌガサソウ
大江湿原と長蔵小屋
沼尻休憩所

俎ー

赤ナグレ岳

大清水駐車場   5:53

 
既に殆どの人達が歩き出した後だ。
ゲートの脇をすり抜け、砂利道の林道を歩き出す。
料金は高くても、もっと奥に駐車場を作れば、鳩待峠にハイカーが集中しなくて済むのにな。
普通に歩けば、1時間の無駄がなくなる。
 気温は19.1℃度、まだ涼しいが昨夜の雨で湿度が高い。
 食料はオニギリ3個と菓子パン2個、水分は1.8リットル程度と少なめにした。
雷をキャッチするためラジオも持っていこう。

尾瀬沼が見えた
奥は、俎ー
ミノブチ岳へ

大江湿原

 朝なのでキスゲは、まだ開ききってはいない。
それでも湿原が黄色く染まり圧巻である。
今年は、雪が遅く降ったせいか、昨年の方がもっと花数が多かった気がする。
ハイカーも沼山峠からのバスがまだなので少ない感じです。
燧ヶ岳を登るため、さっと撮影し大江湿原を後に急ぐ。

長英新道入口

長蔵小屋   7:59

 日陰の木道は、とても滑りやすく余所見をすると危ない。
目の前で、木道を踏み外し転び動けなくなった方がいました。
仲間と長蔵小屋に引きかすか、尾瀬沼休憩所に連れて行くか相談していた。
長蔵小屋は、朝の混雑後で静かです。

大江湿原入口
長蔵小屋
三平下   7:45

 ツルツルの木道と階段を降り、尾瀬沼休憩所に着いた。
これからニッコウキスゲに会えるとなるとソワソワします。
滑りやすい木道
三平峠より大江湿原へ
三平峠
滑りやすい木道

三平峠へ

 階段を登り切り平らな場所から、荷鞍山と白尾山が見えました。三平峠まで緩やかな道になる。

岩清水   7:00

 木漏れ日が当たる階段を登って行くと、おいしそうな清水が出ている。
腹も減ったし、おにぎりを食べ一休みしましょう。

岩清水

一之瀬登山道入口   6:39

 一之瀬橋を渡り山道を入る。
以前は、便利な案内地図がこの箱に入れてあったのですが、最近ずっと品切れ状態。
沢沿いの道は、トリアシショウマ・ケナツノタムラソウ、そしていつもの場所に、オダマキが咲いていました。

朝日の当たる登山道
一之瀬休憩所   6:36

 黙々と砂利道を歩く。ピッチを上げ青いザックの人を追い越す。
大江湿原の先を考えていなかった私が後に、この方と同じように燧ヶ岳を目指すとは思いも寄らなかった。
休憩所は、営業前でも休んでいる人達がいた。この先から、山道が始まるので一息つきたくなるのでしょう。
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
大清水-43分-一之瀬-24分-岩清水朝食休憩9分-25分-三平峠-11分-三平下-14分-長蔵小屋花撮影-14分-浅湖湿原(長英新道分岐)
-1時間33分-ミノブチ岳休憩14分-23分-
俎ー休憩7分-17分-燧ヶ岳(柴安ー)昼食休憩43分-15分-俎ー-13分-ナデッ窪分岐-1時間13分-沼尻
-25分-浅湖湿原(長英新道分岐)-7分-大江湿原分岐散策14分-4分-長蔵小屋-17分-三平下-14分-三平峠-38分-一之瀬-38分-大清水
全歩行工程 9時間55分
休憩1時間13分含む 

俎ー  10:23

 渋滞している岩だらけの急坂を上り、あふれ落ちる程人が詰め掛けた山頂に着いた。
こんなに人が押しかける山とは思いも寄らなかった。
これはとてもザックを広げて食事所ではない。
神様に悪いが、石祠の脇から写真を撮る。
東北地方で、最も高い山なので東北弁の訛りが多い。

柴安ー
俎ー
長英新道からミノブチ岳へ
ミノブチ岳から見た燧ヶ岳
尾瀬沼

ミノブチ岳  9:46

 Uの字にえぐられた、ロープのある急坂を登ると、ミノブチ岳に飛び出す。
岩清水からずっと休んでいないので、尾瀬沼の見える所に腰を下ろす。
チョコーレートパンを食べ、タップリ水分補給しながら尾瀬沼を眺める。

ミノブチ岳
粘土の様な泥んこ道
笹刈りされた登山道

長英新道登山口  8:13

 長英新道登山口で、若い女性が独りでうろうろ。
燧ヶ岳に、初めて登るそうである。単独で登る人は非常に少ない。
 入口では、泥んこ道に備えみんなスパッツを着けている。
私は、そんな気が利いた物は無く、長靴の上に着けるカバーを装着。コアテックスでないため、これが蒸れるのである。

大江湿原を後に
燧ヶ岳を望む

三平峠  7:34

 昨夜の雨で滑り易くなった木道では、急ぐ事は出来ない。
三平峠では、下山する人も行き交う。
青ザックの人は、岩清水で休んでいる間に抜かされたけれど、峠を下る所で追いつきました。
燧ヶ岳に登るという、道理で速い訳だ。

大清水より三平峠へ H22 7月18日
燧ヶ岳(柴安ー) 標高2,356m
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:25.2℃
燧ヶ岳(俎ー) 標高2,346m
(単独行)
天気:晴れ
山頂気温:22.8℃
ミノブチ岳から俎ーへ

白尾山
荷鞍山
日付順山行記録
燧ヶ岳 2
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