三壁山-高沢山-エビ山歩き H21 07-24
ニッコウキスゲ(日光萱) 別名ノゾリキスゲ
三壁山登山口 11:57
バンガローの並ぶ舗装道路を登って行くとトイレの建物右にヤナギランが咲き始めていた。
左に三壁山登山口とあったので進んで行くと、古い標柱のある笹薮から雨水が流れ落ちている所が入口でした。
三壁山 標高1,974m
(単独行)
天気:小雨
山頂気温:18.5℃
高沢山 標高1,906m
(単独行)
天気:曇り
山頂気温:18.6℃
エビ山 標高1,744m
(単独行)
天気:小雨
山頂気温:19.3℃
第二キャンプ場 15:43
笹の無い広場を過ぎると第二キャンプ場の炊事場が見えました。
エビ山登山口の標識が立っています。
平日のこんな天気でもテントが二張りありました。
エビ山を下る
第二キャンプへ笹原の尾根を降る。
キスゲの他にも、クルマユリ・ハクサンシャジン・ノハナショウブ・ノアザミ・ハコネギク・ハクサンフウロ等が笹の間に咲いています。
ガスは有るが、雨粒が今まで無かったが、とうとう雨脚が強くなって来ました。
雨合羽の下だけでは濡れるので傘を開く。
エビ山より第一キャンプ場へ
エビ山頂 15:01
広く草を刈ってある頂上に出ました。
樹木が少なく、ガスが無ければ眺めが良いだろうな。
山頂の草薮には、カキツバタ・ハクサンフウロ・イブキトラノオが咲いていた。
ここまで休まず歩いたので少し休憩し、黒砂糖を含みお茶を飲んだ。
湿度は高く、気温が低いのでほとんど水分は必要なく歩けました。
真っ直ぐ行くと弁天山だが、キャンプ場へ戻らねばならないので、左に進みます。
山歩き行程 (雨上がりの悪路なので、時間が掛かっています。)
野反湖第一キャンプ場-1時間11分-三壁山-37分-カモシカ平分岐-22分-カモシカ平花撮影24分-16分-カモシカ平分岐-3分-高沢山-31分-
エビ山休憩8分-34分-第二キャンプ場-13分-第一キャンプ場 歩行全工程 4時間9分(休憩34分含む)
カモシカ平・エビ山で出会った植物 (まちがっていたら教えてください)
野反湖第一キャンプ場 14:56
橋を渡り野反湖沿いに歩いていくと、薄っすら車が見えました。
一度は諦めかけたが、カモシカ平の霧に浮かぶキスゲの黄色が目に焼きつき、帰らなくて良かったとつくづく思いました。
ぜひまた来年もカモシカ平に来なくてはね。
エビ山へ
高沢山から道は広くなり、多少歩きやすくなった。
カモシカ平へは、こちらが本通りなのかもしれない。
すべり易い坂を下り、平らな笹原を進むと少し標高の低いエビ山に到着した。
道脇には、車百合の可憐さが目立ちほっとさせる。
カモシカ平分岐 13:25
笹原とぬかるんだ緩やかな下りを進むとカモシカ平分岐が見えた。
カモシカ平には、ノゾリキスゲの花畑があると言うので寄り道になるが、迷わず右へ進路をとる。
宮治郎清水 12:22
いきなり笹薮を掻き分けて登る事になった。
登山道が水路と化し、足元は雨水が流れているので、笹の根元を跨いで登って行くので非常に歩き難い。
キャンプ場の上で整備されている登山道と当て込んでいたが大間違い、こんな事なら登るのではなかったと後悔したが、だいぶ進んでしまった。
パイプから水が湧き出ている、宮治郎清水だろうか。
湿度100%なので水も必要ないのだ。
ここを過ぎると急坂となり、道が滑り非常に登り難い。
登山道は、ずっと水が流れ靴は既にグショグショになってしまいました。
第一キャンプ場より三壁山 H21 7月24日
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
ハコネギク(箱根菊)
ハクサンフウロ(白山風露)
ノギラン(芒蘭)
ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)
オオウバユリ(大姥百合)
アカモノ 実
シモツケソウ(下野草)
コメツツジ(米躑躅)
ノリウツギ(糊空木)
ミヤマコウゾリナ(深山髪剃菜)
ハクサンシャジン(白山沙参)
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
ノハナショウブ(野花菖蒲)
シラネニンジン(白根人参)
トリアシショウマ(鳥足升麻)
マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
オンタデ(御蓼)
クルマユリ(車百合)
イワオトギリ(岩弟切)
モミジカラマツ(紅葉唐松)
野反湖西岸遊歩道
遊歩道は、チップ舗装が施してあり歩き易い。
湧き水の水飲み場も拵えてあり整備された道である。
傘を差し散歩の人にコースを尋ねると橋を渡った方が近いそうなのでそちらに向かった。
高沢山頂 14:30
カモシカ平から戻り少し南へ行くと、これまた眺望の無い高沢山に着く。天気は相変わらずガスが巻くが、幸い雨は降っていない。
カモシカ平よりエビ山へ
カモシカ平へ
コメツガやドウダンツツジの樹林帯を下ると笹原になる。
ノゾリキスゲの群落が目に入るが、雨で花の萎んだものがだらりと垂れ下がり、盛りは少し過ぎたようでした。
カモシカ平 13:47
高沢山と大高山の鞍部がカモシカ平である。
案内板には、ノゾリキスゲを下ると笹原になる。
ノゾリキスゲ一色の風景に変わると書いてあるが、ガスのためか笹原しか見えないぞ。
北には200m先水場と書かれている。南の方に踏み跡があるが、地図には載っていない。
キスゲがどこかに咲いているはずなので、行ってみます。
三壁山よりカモシカ平へ
三壁山頂 12:58
急坂を過ぎると、林になったり笹原に変わったりを繰り返し、三壁山に着いた。
見晴らしは全く無い林の中の頂上である。
靄もずっと掛かっており、面白くも何とも無い頂上に惰性で来てしまった。
野反湖第一キャンプ場 11:47
駐車場正面に案内図があり三壁山-カモシカ平-エビ山の行程が書いてあり、前から気になっていたカモシカ平を目指したいが、しかしなかなか雨が止みそうもない。
山頂で頂こうとしていた、弁当を食べ諦めて帰ろうとすると雨が止んだ。
ガスが掛かって、湖も見えないほどだが、まあ山に向かって歩き出すとしよう。
山行図
早朝から雨で仕事が休み、9:00まで様子を見ていたが、天気は多少回復するはずなのでノゾリキスゲを見に野反湖へ向かい車を走らせた。
花敷温泉分岐の辺りから、雨が余計に強くなって、野反峠では車からも降りられません。
行止りの野反ダム奥のキャンプ場まで行き(11:20)、車を留め昼飯を食べながら雨間を待つ事にする。
12時近くなり何とか雨が止んだのでザックを背負い、三壁山を目指す。
カモシカ平
南に進むとキスゲの大群落。
こちらでは、ノゾリキスゲと呼ぶがニッコウキスゲと同じ物です。
二本のダケカンバのある広場で行止りとなりますが、周りはキスゲが取り囲み素晴らしい光景となっている。
ガスが出ているのは、恨めしいが幻想的で感動を呼ぶ風景である。キスゲだけでなく、マルバダケブキも黄色で同化してしまう。