白桧岳山頂 11:01
山頂に着きましたが、潅木で眺望は良くありません。
足元の低い笹原には、細い道が錫ヶ岳に向かい続いています。
南の方は、開けていそうなので行って見ると、男体山から中禅寺湖、皇海山と奥に富士山が見え、手前の錫ヶ岳が近い。
錫ヶ岳から戻って来た人に話を聞くと、此処まで1時間半掛かったと言うので、展望も良くないそうなので先に進むのは、あきらめた。
前白根山頂 13:07
はげ山の広い山頂では、山歩きに慣れた御夫婦に写真を撮ってもらいました。
山腹では、コケモモとガンコウランが実をつけていた。
少し休んで、五色沼と白根山を見ながら五色山へ向かう。
前回来た時は、五色沼周辺に鹿が沢山いたが望遠レンズで見ても見当たらない。
白根隠山へ
笹原を抜け、岩稜地帯の先が白根隠山だ。
国土地理院の地形図に載っていないが、昭文社のMapには標高2,410m白根隠山とある。
頂上付近は、ザレた急坂だが、マーキングがあり道もしっかり付いていて迷う事は無い。
左を見ると関東以北の最高峰の、白根山頂がドンと構えている。
下には歩いてきた火口原が連なって見える。
座禅山の火口や窪みも幾つも有り、有史以来火山活動も数回有ったと気象庁のHPに載っていた。
この先も、火山活動があるかも知れないので、登る際には情報を得てから行動しましょう。
手前の火口跡 10:18
草地を降り、火口の底にはなんとコマクサの群生地でした。
やって来た方向を振り返り写真を撮る。
天然の物か、移植した物だか定かでは有りませんが、火口跡の北側に撒きたらしたかの様に沢山の花花花・・・
草津白根山と違い、ピンクのコマクサです。白い株も見つかりました。
もう秋なのに、まだ蕾もありますし、今朝の霜も影響が無かったようでした。
株を踏みつけない様に、かがんで夢中で写真に収める。
この花も鹿の食害にあって花を捥がれている物ある。
ぜひ来年も8月中に来たいものだ。
前回避難小屋の奥に火口原が有る事は確認したが、この先にもう一つ火口跡が有りそうだ。
白桧岳へ
両手で笹を掴みながら、やっと登ってゆく。
一番急な場所では、手が離せず写真も撮れない。
同じ笹藪でも谷川岳と違い、標高が高いせいか丈が低いので藪こぎしなくて楽である。
ここを登っている人はいるはずなのだが、テープなどの目印はまったく見当たらず。
白根山頂から方向を確認しているので、迷うことは無い。
五色山頂 13:57
五色山頂は、ダケカンバに囲まれ周りの山が良く見えない。
3年前は、右に曲がり金精山に向かったが、今回は左の阿弥陀ヶ池を目指す。
五色山へ
潅木の生える鞍部から登り返すと、すぐ五色山だ。
鞍部からは、湯ノ湖と太郎山、女峰山、小真名子山、大真名子山、男体山がかたまって見える。
日光の山々も奥が深いようだ。
五色沼分岐
鞍部の西側土手には、盛りを過ぎたハンゴンソウの群落。
前白根は直ぐそこだ。
避難小屋からの分岐 12:44
雨量観測所跡からすぐに分岐に出た。
錫ヶ岳への縦走路には、枯れ木で人が間違って入り込まないよう塞いである。
錫ヶ岳方向を示す道標は、もちろん立っていない。
雨量観測所跡 12:40
歩きやすい稜線を行くと建物が見えた。
雨量観測所跡らしいが、あまりにもみすぼらしく、撤去した方が良さそうだ。
ダケカンバの林を進み前白根山へ向かう。
2,385ピーク 11:56
白根隠山頂の写真は、山名表示板が無かったので撮らずじまいでした。
山頂を東に巻く道もあるので、通過する登山者も多いかも知れない。
私も地形図しか見ていなかったので、白根隠山と思いませんでした。
白根隠山頂より2,385ピーク 11:51
白根隠山頂の写真は、山名表示板が無かったので撮らずじまいでした。
山頂を東に巻く道もあるので、通過する登山者も多いかも知れない。
私も地形図しか見ていなかったので、白根隠山と思いませんでした。
前白根山へ
前白根山は、山頂が広く、禿山で植物が生えていないようだ。
五色沼と白根山を見ながら進み気分が良い。
白根隠山頂より中禅寺湖
稜線歩きは、左に白根山右に男体山等景色を楽しみながら歩くのでペースも落ちる。
前白根から登山道も無いのに、4人程出会いました。
錫ヶ岳まで行かなくても、眺めが良いので歩く人は多いようです。
相変わらず何処にも鹿の糞が多い。
一頭も出会わないのは、もっと下に降りたのだろうか。
火口跡最底部 10:30
船底状の火口に着いたが、鹿の足跡ばかりで、登山者の踏み跡は見当たらず。
何処から白桧岳に登れば良いのだろうか?
正面の急なガレ場は、つかまりどころが無く登れそうも無いので、右に巻き鞍部から上って行くことにする。
鹿の踏み跡も付いているので、何とか行けそうだ。
白根隠山へ
枯れ木の間から白根山が見える。
足元の笹原には、細い踏み跡がずっと続いていて、。草刈はしていないが、だいぶ歩かれているようだ。
左に白根隠山、右には男体山、中央の奥には大真名子山や女峰山が見えた。
ガレ場上から火口原 10:42
ガレ場を巻いて上に立つと、歩いてきた火口原が先まで見渡せる。
足元のガレ場はとても急で登って来なくて良かったと思う。
さてこれから笹藪の急登が待っている。