山頂手前
一巡りパノラマ写真を撮ってから、一旦下り本当の頂上を目指す。
先の山頂に、2人の人影が見えた。
風が強くなり寒くなって来た。
ロープウェイで登って来る登山者の前に、山頂でゆっくり食事をしたいものだ。
日光白根登山道
ガレ場を登りきると、前には×印、右に移動して岩場を進む。
3年前にはガスで、進行方向がわからなくなった場所だ。
一度登っているので、頂上の近い事が分かっているので安心です。
日光白根登山道
シャクナゲのトンネルを抜けると見晴らしが良くなる。
これから急勾配の直登が始まる。
弥陀ヶ池北面
鹿よけの電気柵が巡らしてあります。
シラネアオイを増殖したそうですが、鹿に食い荒らさせては元も子もない。
この季節は、トリカブトが咲いていました。
日光白根登山道
薄暗いブナ林の中を進む。
少し体も温かくなり、半袖になる。
弥陀ヶ池 8:06
池に白根山が写りこむ。
3度目にして青空の白根山を見るのは、初めてです。
紅葉のピークは、一月近く先でしょうか?
日光白根下山
噴火口跡を左に進むと、避難小屋へ至る下山路だ。
右は、ロープウェイ方向に下りる。
直下には五色沼がコバルトブルーに輝いて美しい。
少し右にカメラを振ると大きな中禅寺湖が見え、男体山も脇にそびえ立つ。
右奥の沼田市最北端の錫ヶ岳に行きたくなった。
稜線伝いの2353ピークを越えていくには、林が濃く藪のようだ。
あおちゅうさんの錫ヶ岳山行き記に有った、下の火口跡から白檜岳を目指す。
日光白根(奥白根)山頂 9:06
先客2人と周りを見渡しながら、山々を確かめる。
まず形の良い富士山が目に付く、群馬県では一番高い山なのでよく見える。
南アルプス・八ヶ岳・北アルプスまで良く見え、槍の穂先も確認できた。
よほどでない限り、何処の山でも頂上で食事をするので岩陰でコンビに弁当のきのこ飯を食する。
火口跡
火口の縁に降って来た所、獣道が先に続いている。
地形図を見ると、この火口原の奥には、もう一つ窪地の火口跡が有るようだ。
地形的にも興味があるので、先に行くことにする。
鹿は見えませんが、何処にも鹿の糞だらけ、だいぶ増えて白根山頂までやって来ると言う。
困ったものだ!
座禅山分岐 8:18
左に登り白根山頂を目指す。
ここから、頂上に近づくにつれ、どんどん傾斜が急になる。
日光白根登山道
火山岩のごろごろした所や木の根に気をを付けながらやや急な斜面を登ります。
先行者を数人追い抜くが、車の数の割りに少ないようだ。
日光白根登山道 8:14
左は五色沼、右は白根山登山道です。
下の案内板が立てられていました。
池の辺に、若い男女が休んでいた。
最高の天気が2人を迎えてくれたようだ。
日光白根登山道
砂利道を進み、日光国立公園の表示板右に折れる。
足元を見ると、草の上には霜が降りて、寒い事この上ない。
暑さに慣れた体が、気温の変化に追いつかない。
山頂手前
右には火山を感じさせる、崩壊の進んだ岩場が見下ろせる。
この先前回間違った、一つ目の頂上だ。
風が強くなり寒くなって来た。
日光白根登山道
霜でチリチリになったダケカンバの隙間から、燧ヶ岳が覗く。
昨年の秋登ったので、親しみが湧いてきます。
福島の山は雲が掛かり見えません。
日光白根下山
上の写真の場所から、藪に入りました。
鹿の踏み跡を辿っていきますが、急坂ですね。
おまけにアザミの棘が、足に刺さり痛い事。
真下の火口跡を目指しますが、直接下るには急すぎるので、少し左に巻いてみる。
ハンゴンソウとマルバダケブキが多い、その下はダケカンバの林。
10分程で降りてしまった。
ガレ場の急登
ガレ場を一歩一歩進むと、下には阿弥陀ヶ池の全景が見下ろせる。
下の奥には登ってきた菅沼、遠くに燧ヶ岳。
足元には、コケモモ赤い実が目に付く。
口に含むと甘酸っぱいが、少し渋みもある。
果汁が少なく桃の味とはかけ離れ、ナツメに近い感じだ。
鹿も食べるのでしょうか?
菅沼登山口 6:51
白根山登山口駐車場には、もうすでに13台も止まっていました。
気温は、5℃位だろうか、半袖で来たのだが長袖を重ね着し、ベストを着用これほど冷えるとは思いもよらなかった。
カップラーメンとお湯を持ってきたのだが、気温が高くなる事を予想し置いて行く事にする。