小さな池の奥は苗場山
色付き始めた木々
苗場山歩き  H.23 08-28(日)
苗場山頂高原パノラマ
雷清水

7合半
登山口
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苗場山頂高原
神楽ヶ峰より苗場山へ

和田小屋登山口   7:56

 朝から天気予報を気にしていたら出足が遅くなってしまいました。
どうも昼近くは晴れ間が出るらしい。
 今日は、和田小屋から歩き出す。
登山道工事中の標示があり、何処かで木道を新設しているらしい。100名山ともなるとやはり人の数が多いようである。

オニシオガマ(鬼塩釜)
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
タムラソウ(田村草)
ハンゴンソウ(反魂草)

チングルマ(稚児車) 穂

苗場山   標高 2,145m 
(単独行)

天気:曇り
山頂気温:20.5℃


苗場山で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)
ワタスゲ(綿菅)
小赤沢分岐三叉路  11:32

 広大な湿原を左に見ながら、小赤沢分岐に進む
左に折れ龍ノ峰方向に行ってみよう。
湿原を進むとオオシラビソの根元の岩に、祠のような苗場神社が、祭ってありました。
木道が整備されていますが、こちらに人は全く居ません。
苗場神社から少し下に降ると湿原が広がる。その先は、オオシラビソの潅木林で笹原である。
時折、湿原や池塘が現れる程度で見晴が良く有りません。
平成18年度完成の木道が続き池が現れました。
雷清水  9:59

 鞍部に下る途中にあります。
これは冷たくて美味しい水です。
この水のおかげでザックが軽く出来ました。
 下って行くとノリウツギの花が、秋色に変わり始めています。オオカメノキも赤い実を付け、秋の気配。花は、ミヤマトリカブト・ミヤマコゴメグサ・ヒメシャジン・オヤマリンドウ・ハクサンフウロ・タカネナデシコ等
お花畑
ノリウツギ
オオカメノキ

中ノ芝   9: 06

 笹刈りされたばかりで、おまけに礫石が転がる道で、木道が現れると助かります。
中ノ芝も整備が行き届き、休息にはもってこいの場所である。
湿原の花は、イワショウブが多くキンコウカは、終わりでした。

 苗場山には、この祓川コースを2度歩いている。でも晴天にはまだ巡り合えていません。
この夏後半の天気は、生憎前線が停滞し秋雨のようです。今日も高気圧が北に偏っていたのでこちらに出かけました。 
夏山シーズンが終了し、夏から秋の様子に変化の途中で花は期待できない。
まあ、雨に濡れずに歩ければ良しとしましょう。
※共有林組合のゲートは、無くなっていました。

 

シラネセンキュウ(白根川弓)

ミヤマコウゾリナ(深山髪剃菜)

ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)

イワイチョウ(岩銀杏)

オオシラビソ
モウセンゴケ(毛氈苔)

シラネニンジン(白根人参)

苗場山の地図

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山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
和田小屋-43分-下ノ芝-41分
-上ノ芝休憩6分-6分-小松原分岐-11分-神楽ヶ峰山頂-1時間8分-
苗場山頂昼食休憩26分-
15分-小赤沢分岐三叉路-18分-龍ノ峰方向木道終点休憩6分-18分-
小赤沢分岐三叉路-16分-苗場山-1時間1分-
神楽ヶ峰山頂-10分-小松原分岐-3分-上ノ芝休憩7分
-27分-
下ノ芝-35分-和田小屋              歩行全工程 6時間57分(休憩45分含む)
帰りは、雲尾坂で団体さんの渋滞に巻き込まれ、雨の心配をしながら上ノ芝まで来ると木道工事の作業員さんが下山の準備中でした。 「ご苦労様でした」と声を掛けると今年は、雨が多く大変だったといっていました。
和田小屋登山口 14:53に到着すると夏山シーズンが幕を閉じたようで、小屋の営業は終了していました。
イワショウブ(岩菖蒲)
ヤマハハコ(山母子)

ミヤマシャジン(深山沙参)

オンタデ(御蓼)
ゴマナ(胡麻菜)
ミヤマトリカブト(深山鳥兜)
ハクサンフウロ(白山風露)
エゾシオガマ(蝦夷塩竃)
ウメバチソウ(梅鉢草)
ノリウツギ(糊空木)
オヤマリンドウ(御山竜胆)
タカネナデシコ(高嶺撫子)
シモツケソウ(下野草)
タテヤマウツボグサ(立山靫草)

ゴゼンタチバナ(御前橘) 実

キンコウカ(金光花)
トリアシショウマ(鳥足升麻)
ミヤマコゴメグサ(深山小米草)
サラシナショウマ(更科升麻)

オヤマボクチ(雄山火口)

木道終点 11:50

 まだ8月ですが、ツツジやナナカマドが色付き始めている。
木道終点の湿原にご夫婦が休んでいました。
話を聞くと赤倉山を越え東尾根に向かったが、あまりの藪で引き返してきたと言う。
湿原は、ここまでとの事なのので私も引き返します。
木道終点

苗場山下山
上ノ芝の作業者
和田小屋へ戻る
オオシラビソと笹の道
苗場山自然体験交流センター

 苗場山自然体験交流センター南の広場で、昼食にします。
広い休息所
山頂より龍ノ峰方向へ

苗場山頂  10:51

 急坂が少し緩くなると平坦な湿原に飛び出す。
人が多く行き交う木道は、新潟側と長野側で厚さが違っている。
 池塘の点在する山頂湿原の花は、キンコウカ・ワタスゲは終わりに近く、イワショウブ・シラネニンジンが多く咲いていました。
2,000mもの山の上になだらかな湿原が広がる光景は圧巻です。
出来ればまた、一月あとの草紅葉も見てみたい所です。
 休業中の遊仙閣の西隣に山頂の標柱があります。
山頂の気温は、20.5℃でシャツ一枚では肌寒くなってくる。
ここでは、見晴らしが全く無い。
山頂湿原
雲尾坂 

 お花畑を過ぎ、雲尾坂を登り出すとガスが濃くなって来ました。とてつもない急坂をジグザグに登っていく。
正に心臓破りの雲尾坂です。神楽ヶ峰を振り返ると、尾根の南はガスが沸きあがり天気が分断されています。

頂上手前
苗場山頂
山頂へ
急登へ
雲尾坂
急階段
神楽ヶ峰山頂  9:43

 標柱は、新しいのが立っていました。
この10mほど上が頂上で、三角点があります。
山頂からは、カッサダムが見えるのですが、ガスで眺望は、まったくありません。
小松原湿原分岐  

 上ノ芝からすぐに小松原湿原分岐で、平坦な道を行くと股スリ岩です。
こちらも木道が整備されていました。

田代ロープウェイ(ドラゴンドラ)は、10月 8日から11月 6日までの運行です。

神楽ヶ峰山頂
ガスに巻かれる
股スリ岩
苗場山登山口より神楽ヶ峰へ H..23  8月28日

上ノ芝   9:20

 中ノ芝から上ノ芝は、近い。
遠くから発電機の音が聞こえ、上ノ芝に来ると木道設置作業の方々が、完成したので撤収に向け小屋の解体を行っていました。
青空が見えて来たので一休み。
出来上がったばかりのベンチに腰掛て、パンとジュースで一息つく。

上ノ芝
出来上がったばかりのベンチ

下ノ芝   8:39

 昨夜雨が降ったせいか、ごろごろした石が濡れてとても歩き難い。
宿泊者が降りてきたり登山者を追い抜いたりと行き交う人は多い。
 小湿原の下ノ芝には、広く木道とベンチが整備されていました

中ノ芝
刈払いされた道
6合目
下ノ芝

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