三国山歩き 2 H22 11-07(日)
三国峠 13:49
ニッコウキスゲの季節以外は、登山者も少なくのんびり出来る。
峠を越えた人の名が刻まれた石碑があり、歴史に興味ある人には感慨深いかもしれない。
司馬遼太郎の「峠」は、此処が舞台だが河合継之助は碓氷峠を越えたとの事だ。あのガトリング砲も海路で運んだそうである。
戊辰戦争の新政府軍と長岡藩で戦いとなる北越戦争のため、盛んに兵士が往来しただろう。
三国山 標高1,636.4m
(Sさん同行)
天気:晴れ
山頂気温:17.9℃
逢初の滝 14:58
林道を歩いていくと広くなった場所に、支沢から流れ落ちる「逢初の滝」が目に入って来ました。
小さな滝でも紅葉が見事で近くまで見に行き幾つも撮ってしまいました。
法師温泉で泊るお客さんも北に少し足を伸ばせば見られます。
地図には無い滝で思いがけず紅葉と絡め見られて良い時期に歩ける事が出来ました。
法師温泉下山口 14:12
除雪施設の南にクロソイド曲線碑がある。三国峠は、最初にクロソイド曲線導入された場所です。
その先のドライブイン跡の所から法師温泉に降りていく細道があります。
三国山を降る
巻道を歩いていくと階段道の下で合流する。上を見るとガレ場が痛々しい。
笹薮を抜けると初夏にニッコウキスゲの咲く所ですが、笹の勢いが増し年々花が少なくなったと感じている。
左を見ると晩秋の日差しに終わりかけた紅葉が美しい。国道に車を止めた下には、法師温泉の家並みが見下ろせる。
法師の谷底まで降りてからまた登るのが、大変そうに見えてくる。
それよりこの急な階段を下りるのは、また辛い事である。
国道17号 15:36
上に近づくと土留めに石垣が組んでありました。古くはこの道も湯治客が歩いたのであろう。
朝、此処をカモシカが下って行ったのを見たのだが、帰りは見つかりませんでした。
17号沿いに三国峠開削記念碑が、建てて在り若い殉職者名が刻んで有りました。
今日は、天気も良く紅葉にも恵まれた街道歩きが出来て満足でした。
上越橋 14:08
三国街道の三国峠から国道17号線上越橋に降りて来た。
道路脇に除雪施設があり積雪期以外は、此処に駐車できます。
上越橋には、高崎河川国道事務所のライブカメラが設置してあります。
三国山を降る H22 11月 7日
上越橋から法師温泉へ
急坂を登る
とても急な道をジグザグに一歩づつ登って行く。
三国峠からだらだらと下って来たので体を切り替えるのが難しい。
下の方は、まだ青さが残った木の葉もどんどん色を増し、高度を上げていいるのが手に取るように判ります。
国道17号へ登り返す
温泉裏から東へ大般若塚への登山道が、あります。
古くは、三国峠から此処まで降りて来た湯治客も多かったのでしょう。
急坂から温泉を振り返ります。
いつかこの温泉入って見たいな。
法師温泉から国道17号へ
法師温泉 15:08
ご休憩入浴の時間は、10:30より13:30までと書いてあり、温泉に入る事は出来ませんでした。
日曜の午後でもお客さんは、沢山来ていました。
今が一番のシーズンなのでしょう。
此処までは、猿ヶ京から町営バスで来られます。
さて私たちは、温泉裏へ戻ります。
法師温泉へ
林道を行くと法師温泉が見えて来ました。
裏にある長寿の泉と書いてある湧き水を一口飲む。別に普通の水でした。
紅葉の法師温泉長寿館は、秘湯と名乗るのにピタリの古びた造りの宿でした。
群馬の山奥、三国峠の麓で人気の高い温泉です。
林道へ出る 14:54
送電線巡視路の鉄橋を渡ると右岸は、林道となっていました。
17号から降る事40分で山道は、終了。
少しあっけなかったかも?
法師温泉へ橋を渡る
日向の道から法師ノ沢支流へと谷間に下りて行く。
鉄骨の上に板が乗った木橋を3箇所渡る。谷間の紅葉はピークの手前で標高差によりだいぶ違っています。
Sさんは、ずっと先に行ってしまい、一人で沢の流れを見ながら歩いて行く。
この先は、どうなっているのだろう。
渓谷それとも滝か?
紅葉真っ只中
降りていくと小さな送電線の鉄塔がある。
ジグザグに急降下して行くと景色は、冬枯れの林から目を見張るような紅葉が飛び込んで来た。
西からの太陽を受けオレンジや黄色に輝いていた。
今日のメインとなる美しい写真を撮り続けているとSさんは、邪魔にならないように先へ行ってしまった。
。
谷間は、日が陰るのが早く底の方は薄暗くなっている。
このような素晴らしい天然林の道は、沢山の人に歩いてもらいたい。
三国街道から上越橋へ分岐 13:54
三国峠から少し降り、分岐を右に折れ上越橋へ降る。
こちらは、群馬から三国山に登る最短ルートである。
途中には、ベンチもあり中部北陸自然歩道として整備されている。