谷川稜線
谷川岳山頂へ向かうと稜線上の新潟側からもくもくとした雲海の霧が滝のように、群馬側に流れ落ちている。
目を見張るような素晴らしい光景です。
手前の紅葉と晴れ間が覗く青い空、この景色を一人で独占とは贅沢極まりない。
これだから、谷川岳へ通う事がやめられなくなってしまいます。
これは絶対この稜線を歩かなくては、なるまい。
その前に、人一人いないトマノ耳とオキノ耳もせっかくだから踏んで行こう。
天神ザンゲ岩 8:50
この辺りに来ると森林限界を超え、木はほとんど無くなる。
だんだんガスが濃くなり、山頂方向は隠れてしまいました。
草紅葉が黄金色に輝き身頃となりました。
天神尾根合流点 7:35
リフトを利用した人との合流地点。
朝まで雨が降っていたようでとても滑り易い木道です。
黄色い楓の葉が張り付く様子は、秋の深まりを感じさせる。
熊穴沢避難小屋 7:56
赤茶色の避難小屋の西には、いわお新道が合流してくる。
こちらも良く草刈されているが、ヒルの出るコースです。
少し登るり南方向を振り返ると雲海が消えて行く所でした。
幻想的な光景を間のあたりにして、しばしうっとりと眺めいる。
赤城・榛名に子持と小野子山、三峰山と吾妻耶山、いつも見ている山が浮かび上がり、水墨画と紅葉のバランスが見事でした。
もうこれ以上言葉は、要らない!
山行図
肩ノ小屋 9:02
肩ノ小屋手前には、登山者調査のカウンターが設置してありました。
ガスは切れず気分は、下降気味でペースも落ちていくのが判る。
山頂は、どうなっているのだろう。
さっき下って行った方によると、昨日の天気は最悪で雹も降ったそうある。
天狗の留り場 8:25
天気が良ければ、登山者が一休みしている場所である。
今日は、3連休中日なのに誰も見えません。
西黒尾根のザンゲ岩方向にも人がいないので久しぶりにゆったり登れます。
天神尾根
天神尾根は、紅葉真っ盛り。
西黒沢の五段の滝も水量が多く見ごたえがありました。
斜面崩壊箇所
斜面が崩壊している鎖場を横歩き。
雪がある時は、危険を伴います。
初心者が多いと渋滞が、起きる場所です。
田尻尾根分岐 7:30
先行者を全て追い抜いて先頭を行く。
紅葉が始まり天神尾根も綺麗に色付いてきた。
天神尾根コースを、5月5日に歩いた時はずっと左の尾根伝いに雪の中を歩いた事を思い出す。
確か田尻尾根コースは、雪崩の危険があるため登山禁止だった。
谷川ロープウェイ山頂駅 7:23
昨日は、1日中雨降りだったので晴れを期待し団体さん達が歩き出す。
明日の月曜は、天気が良いので混雑のピークかも?
さて茂倉新道を降るか、万太郎山まで足を伸ばし吾策新道を降るか、後者でも最終電車なら余裕でしょう。
谷川ロープウェイ土合口駅 7:06
慰霊碑脇の駐車スペースを7:00に出発。
ロープウェイ玄関前には、大きな団体客が準備運動中、天気予報が悪かったせいか人はまばらである。
待たずに乗れ、山形から来たグループと一緒でした。みんな山頂の景色を期待してニコニコしています。