八合目 9:41
七合目手前で、米子沢方向を見下ろす。
此処を残雪期にアイゼン・ピッケルで登ったのである。
谷川岳は、雲の中、左に清水峠の避難小屋が見えました。
八合目の階段で一休み、まきまきさんに頂いたオニギリを食べる。
桜坂駐車場 5:18
駐車場は、他に3台停めてあり一台は直ぐ帰って行きました。
暑さを避けるため、沢コースを選びます。
少し進むとヌクビ沢。天狗尾根コースは、雪渓の状況が不安定なで危険ですので入山禁止とある。
でもこの暑さで、もう落ちたかな?
巻機山へ
もたもたしている間にまきまきさんは、先に行ってしまいました。
朽ちかけた木道を行くと、織姫ノ池と言う池塘があり、この周りもワタスゲの穂が多くありました。
巻機避難小屋 10:25
右の写真のように5月9日は、2階建ての避難小屋は、屋根だけが出ていた。
雪のある時は2階から出入りするようです。
立派な避難小屋は、帰りに覗くとして、もう1.5リットルも水を飲んだので、私が水場に行き、まきまきさんは、先に行ってもらう。
六合目 8:36
六合目手前までは、美しいブナ林で雑木は切られ清々しい風の吹く抜ける登山道でした。
残雪期に登った所を思い出そうとしても全く判りませんでした。
天狗面を斜めにした形の天狗岩が、正面に見えます。
奥に割引沢コース、手前のヌクビ沢コースにも残雪が残っていました。
右に見えるは、割引岳。
巻機山 10:58
上に着くと追い抜いていった単独者と、まきまきさんが待っていた。
天気は、雲って来てガスも湧きそうな状況に変化して来た。
登り上げた所に巻機山頂の標柱がありますけれど、ここは1,967mでは無く最高地点は、もっと東にあります。
さてどちらに向かうか、牛ヶ岳の方にニッコウキスゲが咲くので、まず東へ向かいます。
七合目 9:11
六合目からは、潅木林がだんだん低くなりツツジやナナカマドも見られ秋には、紅葉の美し所である。
七合目は、植生が剥ぎ取られたガレバの先にある。これから上は、笹藪で急登になる。残雪期は、右に巻きもっと急な登りであった。
←三合目 7:13
→四合目 7:30
三合目は、前回5月9日に左の尾根に取り付かなければならない所を真っ直ぐ進み登ってしまい、四合目手前で間違いに気付き、左の急な藪を掻き分けて登りました。
その時夏道は、木々が覆い被さりなんだか判りませんでした。
井戸尾根コース入口 7:01
私の判断ミスで、1時間40分以上無駄足を踏み、まきまきさんに悪い事をさせてしまった。
仕切直しで井戸尾根コースを登る。
せっかく暑いので早く行動しようと思ったが、疲れを背負っただけでした。
吹上ノ滝付近で撤退 6:05
吹上ノ滝付近まで来ると雪渓を横断できず、登山者が2人ためらっているようである。
こちらから合図を送ると、手で×をしているのが見えた。
彼らが引き返すのを待ち話を聞くと、雪渓が不安定で渡れないとの事。
私達も冒険をしに来たのではないので引き返し、ヌクビ沢も状況が読めないので、振り出しに戻り、井戸尾根コースを登り直すことにしました。
割引沢を行く
沢には、真新しいペンキが付いているので進路は間違えません。
ぬかるんだ道に逆方向の足跡が付いていて、嫌な予感がする。
此処は、下山禁止なので登れなくて引き返したのだろうか?
割引沢・ヌクビ沢分岐 5:45
水源地までは、草刈がしてあったがその先は藪道に近い。
割引沢・ヌクビ沢分岐に来ると右は避難路とある巻道になっていた。
沢の方が涼しそうなので、左下の沢に下りていく。
谷川岳
清水峠
飯士山
水場 10:30
水場に行く道も木道になっている。
何故かと思うと左にハクサンコザクラの小群落が点在していた。この時期でも見られるのは雪解けが遅かったのか。
他にも、イワイチョウ、イワカガミ、コバイケイソウタテヤマリンドウ、ミヤマダイモンジソウ、モミジカラマツ等。
急坂を少し降りると小川が流れ、その上流の雪渓から流れ出た冷たい水を頂戴。
前巻機 九合目 10:13
ニッコウキスゲがちらほら見えて来た。
巻機山とキスゲの写真を思わずパチリ。
八合目で休んだので此処は、そのまま下ります。
前巻機から避難小屋にかけての草原は、ワタスゲの大群落となって吹き抜ける涼風に揺れる白い穂は、雪の結晶を散らかしたようだ。今まで見たワタスゲの群落では、一番奇麗でした。
ワタスゲを楽しみながら避難小屋まで降りて行く。
天狗尾根コース遠望
天狗岩が、遠くに見えました。
天狗岩左には、雪渓が見えるでは有りませんか。
天狗尾根に登るには、雪渓の上を歩いて尾根に取り付かなければならない。
危なそうなら、ヌクビ沢を登ればいい。