子持山下山
赤城や榛名を見て、頂上南端から南東方向に降る。凄い急坂で木の枝に捕まりながら降りて見るが、安全のためアイゼンを装着。
木の葉の下も凍っているので慎重に行動する。蝋燭の様な岩場と一緒に獅子岩も見えました。
此処は古い登山道のはずだが、こんな急斜面を一般の人が登っていたとは驚きである。転がったら滑り落ちるので注意しながら降りて行く。
岩に七二山と赤ペンキで書かれて、踏み跡もあるので、山境界杭に沿い下山する。
地図とコンパスで位置を確かめると、どうやら思った方向より右にずれているので少し左に修正。
雪面に何やら獣の足跡が付いているぞ、新しくは無いが熊のようである。
子持山を降る
子持山頂 10:20
山頂に着くと南方向から単独の方が、2人やって来た。
やはり北は、雲で寒そうである。
一通り山を写して菓子パンと紅茶で腹を満たす。
同じ所を引き返すも面白味に欠けるので、別ルートで下りますか。
林道最高点 8:27
舗装された林道は、送電線を作った時の作業道だったようだ。今年は雪が多いので日陰にはたっぷり雪が溜まっていた。
猟師の車らしき轍の跡があるだけで、山菜シーズンまで入り込む人はいない様だ。
林道最高地点が此処だろう。鉄塔入口に車を止め尾根筋に登り上げる。
作業道 11:57
尾根道から左に逸れ、広い斜面を降りて行くと、左側は杉林の沢になる。
そのまま左に沢を見ながら降りて行くと作業道に出た。この道は登りで見た場所に続いて、千葉大高冷地農場付近に至る道である。
左に進路を取り、北に進む。
林道最高点 12:41
大きな鉄塔が見えて来るとその先が駐車個所だ。
今日は、藪歩きだったが以前から計画したコースを歩けて満足でした。
このコースを整備すれば、沼田から最短で子持山に登れる登山道となり、また別の岩本からのコースも整備すれば、電車から降りて登れる山となるだろうにな。
沼田市にぜひ、以前の登山道を整備してもらいたいものである。
作業道横断 8:55
尾根道を南に登って行くと、岩が連なる所を通る左に迂回し進んで行く。
登山道となっていませんが、明るい尾根道であまり枝や下草も煩くない。
前が開けると作業道が現れ横断し、そのまま尾根を登って行く。
そしてこの上が、893地点だ。
林道合流 12:28
途中作業道が分かれ右下に降りる道があったのでこちらを選ぶ。
そのまま雪の積る道をどんどん降って行くと舗装された林道に出ました。
後は左に行けば、車を止めた場所まで戻れるだろう。途中に林が開けた場所から武尊山が良く見えました。
道無き尾根を行く
ゆるい尾根を行くと岩が現れ、南側を巻いて行くと左に杉林が現れる。さっきの道は、この植林のために作ったのだろう。
木々の隙間から北側に、旭開拓集落が見える。
日向は、雪が解けていても落ち葉の下は凍りついている。
西へ向かった進路が、南西に曲がる所に木の柱が立っていた。
昔の登山道の目印か、それとも山の境界なのだろうか?
熊棚らしき物があったが、気配は感じられない。
だんだん雪が多くなっても堅い雪ではないためアイゼンの必要はまだ無い。
前に見えるは、山頂だろか?先にも小ピークが幾つか見える。
勾配が急になって来たのでピッケルを持って来た方が、楽だったかもな。
岩場が見えて来た、以前こちらを頂上から偵察した時この辺まで降りたので見覚えがある。
雪の上に足跡を発見。誰か降りたのかなと良く見ると人間では無さそうなので、おそらく熊の足跡だろう。
そういえば岩陰に休んだ跡も有りました。